陛下を中心として令和皇室は新しい皇室の姿を模索している(1月、東京・千代田区。時事通信フォト)

陛下を中心として令和皇室は新しい皇室の姿を模索している(1月、東京・千代田区。時事通信フォト)

象徴天皇制の崩壊、皇室の危機

 美智子さまに対する批判や誹謗中傷に熱を上げる層には、雅子さまと同年代の女性以外に、別のグループも存在するという。

「小室圭さんの母・佳代さんの金銭トラブル発覚をきっかけに皇室に関心を持った、『皇室特権』を目の敵にしている層です。こちらは、雅子さまのそれより少し下、30~40代くらいの比較的若い世代ではないでしょうか。

 いま、社会全体として経済的に苦しい局面であり、“自分は生活に苦労しているのに、特権階級はずるい”という鬱憤を、匿名のネット上で吐き出す人が増えています。皇室はまさにその対象なんです。しかも、生活費や活動費に税金が投入されていることから バッシングの“正当性”を感じやすく、過熱してしまうのかもしれません」(河西さん)

 美智子さまは、初孫の眞子さんをいたくかわいがられてきた。小室さんの問題が持ち上がってからも、眞子さんの苦しみは「家族全体の苦しみ」だとされ、眞子さんが最後に美智子さまの元を訪れた際には、ぎゅっと抱きしめられたという。

「眞子さんの結婚問題に対する美智子さまの対応が世間に誤って伝わり、“小室さん夫婦が皇室特権を得ることを容認している”ととられ、反感を買ったのでしょう。

 遡れば『公と私』を分けるスタンスの秋篠宮さまをお育てになったのは美智子さまです。美智子さまがしっかりされていれば、眞子さんの結婚のような事態は避けられたとする的外れな批判も浮上しています。さらに言えば、紀子さまは美智子さまのことを心から慕われており、参考にされてきたといわれます。なぜ美智子さまが抑止力になり得なかったのか、という疑問も噴出しています。

 そもそも、どの中傷をとっても、検証もなく根拠もない、ひどいものです。匿名の陰に隠れた、卑劣で許されざる行為だと言わざるを得ません」(前出・皇室記者)

 そして眞子さんが結婚後に渡米して、結婚問題は“一段落”したことにより、矛先はいよいよ美智子さまに向けられたというわけだ。

「お出ましをされれば『警備などの人件費が無駄』、お召し物を新調されれば『税金の無駄』と、この層はとにかく皇室マネーに厳しい」(前出・皇室記者)

 そうした声は日増しに大きくなっており、「このまま放置すれば象徴天皇制・皇室の危機につながる」(河西さん)ほどの異常事態だという。

「美智子さまも、上皇ご夫妻の側近も、ネットには明るくないとお見受けしており、事態の重さを実感されていないのではないでしょうか。美智子さまは、新聞や雑誌などいわゆる活字のメディアには目を通されているそうです。宮内庁のホームページには、ネット上の一部で“美智子さまのお部屋”と揶揄されている『皇室関連報道について』というコーナーがあります。掲載されているコメントのほとんどに、“誤った報道”に対する美智子さまの反論のお気持ちがにじんでいるのです。

 今回の批判や誹謗中傷に対しても、美智子さまが認識されていれば、宮内庁は何らかの対応をするでしょう。いまはまだその段階ではないという判断なのではないか」(前出・皇室記者)

 皇太子妃として、皇后として、そして上皇后として、ご自身の人生を懸けて長らく皇室をお支えになってきた美智子さま。万が一にでも現状をご存じになれば、どのようなお気持ちを抱かれるだろうか。

「ネットに吹き荒れる苛烈なバッシングは、皇室に尽くされてきた美智子さまにとって、まったく想定外の事態であり、非情の逆風といえるでしょう。早期の収束を願ってやみません」(皇室関係者)

 30年ぶりの向かい風をいかにしてはねのけられるのか。

※女性セブン2023年11月30日・12月7日号

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