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雅子さま、完璧主義でも「いつも時間が足りない」ジレンマ タイムスケジュールの管理が唯一の課題

国際親善におけるご活躍が期待されている(10月、鹿児島県鹿児島市。写真/JMPA)

国際親善におけるご活躍が期待されている(10月、鹿児島県鹿児島市。写真/JMPA)

「もう還暦ではなく、まだ還暦という思いでおります」──2020年2月、還暦を迎えられた年のお誕生日会見で、天皇陛下はそう答えられた。2023年7月の厚労省の発表によれば、日本人の平均寿命は、男性において81.05年、女性において87.09年。60才は初めての長寿祝いの節目ではあるものの、陛下が「まだ還暦」と表現されるのもうなずける。12月9日、60才を迎えられる雅子さまは、還暦を機に新たな扉を開かれるだろうか。

 雅子さまは、お誕生日に際して、2002年以来毎年、一年を振り返る「ご感想」を文書で公表されてきた。

「還暦という大きな節目ですから、皇太子妃時代のような会見形式を望む声もありました。一方で、皇后のお誕生日会見は、美智子さまもされてこなかったので、難しいのではないかという見方もありました」(皇室記者)

 そこで、宮内庁担当記者からの質問に対する文書回答の形式はどうかという提案はあったものの、最終的には「ご感想」が発表されることとなったという。

「雅子さまは責任感の強いお方ですから、慣れているご感想の形式の方が、より完成度の高い文書にできるというご判断なのかもしれません。雅子さまは例年、発表直前まで内容の推敲を重ねられています。あまりに没頭されて、時には予定された提出時刻を超えることもあるそうです。2023年はコロナ禍による行動制限も緩和され、いつになく振り返る事柄も多いでしょうから、目下、内容を精査されていることでしょう」(宮内庁関係者)

 この一年、雅子さまは、充実した時間を過ごしてこられた。6月のインドネシア訪問は、雅子さまにとって、国際親善目的の海外訪問として21年ぶり。また、国内の公務も精力的にこなされ、いわゆる「四大行幸啓」はすべて現地に足を運ばれた。

「いずれも宿泊を伴う必要のある開催地でした。しかし、1泊2日の日程でもお疲れの様子は見受けられなかった。石川訪問ではあいにく飛行機の機材トラブルに見舞われましたが、そのときも雅子さまは動じることなくすべてのスケジュールをこなされました。以前の雅子さまと比較すると、ご体調不安はほぼ払拭されたといっても過言ではないでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 4年ぶりとなった那須御用邸でのご静養では、JR那須塩原駅前に集まった人らと交流された。

「ご一家のお写真を使ったお手製のカレンダーをにこやかに受け取られたり、お話に夢中になられたのか、植木につまずかれて照れ笑いを浮かべられたりと、雅子さまの素顔が垣間見える一幕でした。歓迎を実感されることで自信を深められて、お出まし先での自然な笑顔が増える、いいサイクルができているのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)

 休養されていた期間の“空白”を埋められるかのように、熱心に皇后としてのご活動に取り組まれている雅子さま。しかし、なぜか「いつも時間が足りない」というジレンマに陥られているという──。

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