22才になられた愛子さま(写真/JMPA。5月30日、日本橋高島屋で特別展ご鑑賞された際)
愛子さまは“そうではなくてね”
お誕生日からわずか3週間で、令和6年が始まる。雅子さまへの期待は高まる一方だ。
「雅子さまには、外交官としてのキャリアを生かして皇室の国際親善に貢献したいという積年の思いがあるはずです。インドネシア訪問は大成功でした。雅子さまは、さらに海外訪問への意欲を強くされているのではないでしょうか」(前出・皇室記者)
訪問先の筆頭候補がイギリスだ。雅子さまは、2022年秋にエリザベス女王の葬儀のために渡英されたものの、2020年5月に1週間程度予定されていた国賓としての親善訪問は、コロナ禍の影響で延期となったままである。
「日本の皇室と英王室には150年以上の交流の歴史があります。5月にはチャールズ3世が戴冠式を終えて国王となりました。日英双方、新たなトップ同士の親交を深められるには絶好のタイミングでしょう。
また、3月に大学を卒業される愛子さまは、大学院に進学され、陛下と雅子さまが学ばれた英オックスフォード大学に留学される可能性もある。そうした観点からも、イギリスを訪問される可能性は高いのではないでしょうか」(前出・皇室記者)
前述の通り、両陛下はインドネシアを、秋篠宮ご夫妻はベトナムを訪問された。アジアの国々との関係も、引き続き重要視されるだろう。
「上皇ご夫妻は、サイパンやフィリピンなど、戦争の当事国に足を運ばれる『祈りの旅』をライフワークとされてきました。しかし、在位中に韓国へのご訪問は実現できなかった。訪韓は、皇室の“悲願”ともいわれています。両陛下の訪韓は、皇室の歴史にとって大きな一歩となるはずです。雅子さまの外交力に大きな期待が寄せられています」(前出・皇室ジャーナリスト)
還暦を迎え、いよいよ雅子さまは世界に羽ばたかれるかもしれない。そばでお支えになられるのは、ほかならぬ愛子さまだろう。
「愛子さまは、一般的な家庭で娘が母親に自分の意見を言うのと同じように“私はこう思う”“そうではなくてね”とおっしゃることもあるそうです。雅子さまは、時に愛子さまのアドバイスに耳を傾けられながら、皇后としてのご活動の幅を広げられるのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)
記念すべき還暦のお誕生日に、雅子さまはどのようなご感想を寄せられるだろうか。
※女性セブン2024年1月1日号