「記事にするのは勘弁してくれ」
今回の能登半島地震で暴力団が救援活動を行なっていたことについては大手メディアのみならず“専売特許”であるはずの実話誌も取り上げていない。一体なぜか。
「被災地の石川県に六代目山口組が直参組織(二次団体)を置いておらず、組織的な支援を行なっていないことも大きいでしょうが、全国的な暴排の気運もあり、地元自治体が表立ってヤクザの救援物資を受け取るのが難しくなってきている。メディアも取り上げづらいし、暴力団もこうした事情を知っているため、ひっそりと活動しているようだ。ヤクザの幹部たちも『ボランティアを記事にするのは勘弁してほしい』と漏らしている」(前出・実話誌記者)
前出・組長は手記の最後に〈疲れたけど行って良かったな。本当にそう思った〉と吐露している。