国立競技場でのライブ『アラフェス』(2013年)。2日連続で行われ、花火は1日あたり2500発、風船は3万個使用された
ライブパフォーマンスも彼らの大きな魅力だ。2005年のコンサートツアーでは、透明のアクリル板の上にメンバーが立ち、ステージごとファンの頭上を通過する「ムービングステージ」を初披露。2008年からは6年連続で国立競技場にてライブを開催した。
「ライブの演出を担当するのは松潤。ムービングステージのほかにも、自動制御型ペンライトで会場に巨大模様を描いたり、20周年のコンサートでは200万個のスワロフスキーで彩られた巨大な緞帳をバックに登場するなど、毎回大きな演出でファンを楽しませます」(駒井さん)
嵐の大ファンでもある多田さんは「嵐のライブは感情が爆発する」と熱く語る。
「松本さんの凝りに凝った演出を体験すると“生きていてよかった”と思います。仕事柄、国内外のアーティストのライブを多く見ますが、嵐のライブはエンターテインメントとして世界最高峰です。大野さんのダンスや二宮さんのハイトーン、櫻井さんのラップ、相葉さんの表現力やしなやかさなどそれぞれの見せ場がありつつ、5人揃って旋律を大切に歌ったときに涙腺が崩壊します(笑い)。MCもおもしろく、こんなに笑って泣いて心に響くライブはほかにありません」
2013年のコンサート『アラフェス』では相葉が、砂で絵や物語を描く「サンドアート」を披露した。相葉をサポートしたサンドアート集団SILT代表でサンドアーティストの船本恵太さんが言う。
「相葉さんは笑顔を絶やさず、緊張する私たちにニコニコと話しかけて和ませてくれました。夕方、国立競技場の上空が茜色に染まるなか、嵐の名曲『素晴らしき世界』に合わせて、相葉さんと作ったサンドアートがスクリーンに映し出されたロマンチックな光景が忘れられません」