国内

佳子さま、“ライフワーク”ろうあ者関連イベント不参加、背景にある複雑な事情 結婚という将来を見据えて公務を整理した可能性も

昨年の式典では、慣れた様子で手話で挨拶された(2024年1月、東京・江戸川区)

昨年の式典では、慣れた様子で手話で挨拶された(2024年1月、東京・江戸川区 撮影/田中麻以)

 公務の担い手不足が深刻な現在の皇室において、佳子さまが担われる役割は大きい。だが、毎年のように足を運ばれてきた式典から、今年、なぜか佳子さまのお姿が消えた──背景にある複雑な事情をレポートする。

 沿道に集まった人に向かって、車の窓から手を振られる秋篠宮家の佳子さま。ふいに、左手の甲を上に向け、その上に右手を垂直に乗せられた。それは「ありがとう」を意味する手話だった。昨年12月29日、30才の誕生日を迎えられた佳子さまが、天皇皇后両陛下へのご挨拶のため、皇居・半蔵門を通過された際の光景だ。佳子さまにとって手話は身近にあり、ろうあ者に寄り添うお気持ちはことさら強いはずだった──。

 東京・江戸川区で1月20日、「聴覚障害児を育てたお母さんと家族をたたえる会」が開かれた。障害のある子供を育てた母親の表彰や、ろう学校の児童生徒らによる絵画作品の紹介などがあった。佳子さまは例年、この式典に足を運ばれてきた。

「昨年も一昨年も参加され、式典でのご挨拶はもちろん、表彰を受けた人たちとのご歓談にも臨まれました。終始手話でスムーズにコミュニケーションを取られるお姿からは、日常的に手話を使われていることがわかりました」(皇室記者)

 2020年から参加されており、コロナ禍のため式典自体が開催されなかった2021年と2022年は、佳子さまは主催団体の理事から説明を受けられた。言うなれば、佳子さまの「ライフワーク」だ。ところが今年、佳子さまは式典に臨席されなかった。

「主催者側は、例年通り佳子さまには参加いただけるものと考えていたようです。式典の日程は、事前に宮内庁側に佳子さまのご都合を聞いて決めていました。ところが、宮内庁から不参加が通達された。具体的な理由の説明はなかったそうです。主催者側の中には、“佳子さまや宮内庁のご機嫌を損ねて、拒絶されてしまったのでは”と不安を口にする人もいました」(前出・皇室記者)

 当日、「今日は、佳子さまはいらっしゃらないんですか?」と残念がる参加者の様子もあったという。関係者に困惑が広がった今回の事態に、佳子さまの体調を案じる声も上がった。

「インフルエンザやコロナといったご病気であれば、宮内庁からそのように発表があるはずです。このところの佳子さまはこれまで通りに公務に励まれつつ、ひとり暮らしをしながらも、ご家族揃って食事を召し上がる機会もあるそうなので、ますます不思議です」(前出・皇室記者)

関連記事

トピックス

左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
衆院広島5区の支部長に選出された今井健仁氏にトラブル(ホームページより)
【スクープ】自民広島5区新候補、東大卒弁護士が「イカサマM&A事件」で8000万円賠償を命じられていた
週刊ポスト
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏(=左。時事通信フォト)と望月衣塑子記者
山尾志桜里氏“公認取り消し問題”に望月衣塑子記者が国民民主党・玉木代表を猛批判「自分で出馬を誘っておいて、国民受けが良くないと即切り捨てる」
週刊ポスト
「〈ゆりかご〉出身の全員が、幸せを感じて生きられるのが理想です。」
「自分は捨てられたと思うのは簡単。でも…」赤ちゃんポスト第1号・宮津航一さん(21)が「ゆりかごは《子どもの捨て場所》じゃない」と思う“理由”
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
NEWSポストセブン