紀子さまの懊悩は募るばかりだ(2025年6月、東京・港区・JMPA)

紀子さまの懊悩は募るばかりだ(2025年6月、東京・港区・JMPA)

紀子さまがエゴサーチ

「一部の不届き者が囁いているだけだから、放っておけばいい」とは言えない事情がある。若者世代を中心に、ショート動画の内容に疑問を抱かず、鵜呑みにするケースが増えている。

「選挙においてSNSを有効に活用した政党や候補者が票を伸ばすケースも確認されており、“ショート動画が世論を左右する”と言って差し支えないレベルにまできている」(前出・社会部記者)

 影響力を持ち始めたショート動画で、陰謀論めいた内容が拡散され続ければ、皇室の未来にとってあまりに危険だ。

「皇室の存続には国民からの支持が欠かせません。支持の根底には皇族の方々への敬愛の念が必要ですが、これは長い歴史をかけて醸成されてきたもの。悪質なショート動画の蔓延は、悠仁さまのお立場はもちろん、象徴天皇制すら揺るがすリスクをはらんでいます」(皇室ジャーナリスト)

 サイバー空間に広がる、皇室にかかわるフェイクニュース。これに人一倍危機感を覚え、憂慮されているのが紀子さまだ。

「紀子さまは頻繁にインターネットをお使いで、ご自身たちについても“エゴサーチ”をされているそうですから、問題のあるショート動画の存在ももちろんご存じのはずです。相当に心を痛められ、許せない!というお気持ちでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 顔の見えない攻撃者から、いかにして悠仁さまをはじめとした皇族方を守るのか。目下、紀子さまが大きな期待を寄せられているのが「宮内庁広報室」だ。2023年4月に設立された宮内庁広報室は、翌年4月にはインスタグラムに公式アカウントを開設。今年に入ってからは2月にホームページをリニューアルし、4月にはYouTubeの公式チャンネルを持つなど、着々と情報発信体制を整えている。そうした最中の6月23日、新たな広報室長が就任した。

「東大卒の警察官僚で、警察庁では、国際テロリズム対策課課長補佐、重大サイバー事案対策企画官などを歴任してきた坂本俊介氏が、2代目広報室長になりました。ロマンスグレーの頭髪に痩せ型で、冷静沈着な性格で知られています。この人事はネット上の誹謗中傷はもちろん、問題となっているショート動画に対して“宮内庁として毅然とした対応を取る”というメッセージでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)

 新体制となった宮内庁広報室に期待されるのはまず、より強力な情報発信だ。

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