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【菅野美穂】に関するニュースを集めたページです。

大川隆法氏の守護霊インタビューで星野源の霊は恋愛テク披露
大川隆法氏の守護霊インタビューで星野源の霊は恋愛テク披露
 清水富美加(22才)が刊行した『女優・清水富美加の可能性 ~守護霊インタビュー~』で話題になった、宗教団体・幸福の科学が行っている守護霊インタビュー。「守護霊インタビューと呼ばれるもので、大川隆法総裁のもとに守護霊が降りてきて、大川総裁の口から対象人物の“本心”が語られるとされています」(全国紙記者) 歴史上の人物から、存命の有名人や政治家まで、これまでに出版された守護霊本はこの5年半で約400点を数える。出版活動は教団にとってどういった意味を持つのか。宗教学者の島田裕巳さんは、次のように解説する。「対外的には布教活動、信者に向けては“うちの教団はこんなに面白い本を出している”と共通の話題を提供して結束力を高める意味もあるでしょう。本の売り上げが直接教団の資金にもなります」 2014年7月、ドラマ『HERP』(フジテレビ系)の第2期放送の直前に木村拓哉(44才)の守護霊インタビュー本を発売。SMAPメンバーについて、《あれだけ個性が強いとさあ、もうバラバラで、みんな、それぞれが主役をやって、別なドラマとか、映画とかに出てたらさあ、本当はあんなグループなんていうのは存在できないもんだよ》 人気絶頂だった2000年の工藤静香(46才)との結婚については《よく考えたの。あんまり美人と結婚すると、人気が落ちると思って、ほどほどで抑えたところが、人気が落ちず……。》と明かしていた。 綾瀬はるか(31才)の霊言本発売は、日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した『海街diary』公開直前の2015年4月。《「複雑な演技ができる」とか、「多少無理な注文をしてもやってくれる」とかいうふうなところがないと、生き残れないかなあと思うんで。(中略)深津絵里さん風の不思議な演技ができたらいいなあと思ったり》と、守護霊は憧れの気持ちまで語ったという。 昨年10月クールの連ドラ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で大ブレークした星野源(36才)の守護霊インタビュー本は熱気さめやらぬ今年2月に発売。《外見が悪い私みたいな男は、やっぱり、話でモテなきゃいけないわけですよね。だから、「話モテ」っていうのをしなきゃいけない。女性は、よく話してくれる男性をありがたがって、沈黙が続くのをすごく怖がりますよね? 沈黙が五秒続くと、女性はもう帰り支度を始めますから。だから、沈黙させないように、話で、トークで惹きつけないといけないんですねえ》 と恋愛テクニックを披露したかと思えば、《次は、新垣結衣さんと入浴シーンが撮れるようなところまで“出世”したいなと思ってます》 と大胆宣言も綴られた。 他にも、DAIGO(38才)や北川景子(30才)、ローラ(26才)、堺雅人(43才)、菅野美穂(39才)、岡田准一(36才)など守護霊インタビューには話題の人が間髪入れずに登場する。芸能人だけに留まらない。イチロー(43才)や本田圭佑(30才)といったスポーツ選手から、「STAP細胞」の小保方晴子氏(33才)や安倍晋三首相(63才)といった政治家の守護霊も呼び出されている。 昨年11月には、後に大統領選を僅差で制することになるアメリカのドナルド・トランプ大統領(70才)の守護霊本が発売。《アメリカに、ドナルド・トランプあり。それが、偉大な国であることの証明書だ。ハハハハハ》。昨年7月の都知事選直後には、小池百合子都知事(64才)の守護霊が《私も内心、「女性初の総理大臣になってみたい」っていう気持ちは持ってはおりました》と告白していた。 世間の関心を集める“渦中の人”が次から次へと登場する理由を、前出の島田氏はこうひもとく。「話題の人を取り上げることで、宗教の持つ怪しいイメージを刷新したいのでしょう。宗教に関心のない人にとっても、『ああ、あのいつも話題の人の本を作る団体だよね』とカジュアルで親しみやすい認識が広まります。そういう人は信者という“味方”にならなくとも、“敵”になることもない。『幸福の科学』の広報担当者に、テレビ局出身のメディアのプロが就いていることからも、『教団の見え方』への力の入れようが伝わってきます」※女性セブン2017年3月9日号
2017.02.25 16:00
女性セブン
『べっぴんさん』 20%超え視聴率に「ねじれた期待値」説
『べっぴんさん』 20%超え視聴率に「ねじれた期待値」説
 女性セブンのアラカン名物記者“オバ記者“こと野原広子が、世の中の腹立つことに物申す! 今回は放送中の朝ドラ『べっぴんさん』がターゲット。10月の放送開始以来、第2週をのぞいて、週間平均視聴率が20%を超えるなど人気となっているが、オバ記者は何を怒っているのか? * * *「今日という今日はがまんできない。つきあいきれないわ」。飲み屋でクダ巻いているんじゃない。怒りの原因は最近の朝ドラ(NHK連続テレビ小説)『べっぴんさん』。 昭和初期、神戸の洋館で育った手芸好きなお嬢さんが戦後、子供服メーカーを作って成功する物語、と聞いたときは還暦の胸が高鳴ったわよ。子供時代の主人公を演じた渡邉このみちゃんのかわいかったこと。手仕事に夢中になると夜更かしして、朝起きられない。私も含め、手芸好きならみんな身に覚えがある。 菅野美穂が、走りまわる娘たちの姿を見て、この世と別れを惜しむ美しいシーンも、ええ、今でもこの目に焼きついていますとも。ここまで風呂敷を広げられて、さていよいよ戦後。何もなくなった日本に、針と糸でどう起業するか。男が作った従来の会社づくりとは違う組織づくりも面白そう。◆母娘の葛藤と意味のないシーンの連続 そりゃあ、長~い間や、すみれの「何か、何かな」という突然出てくる決めぜりふ。いつまでも好感のもてない紀夫をもて余したりしたけど、細かいことはいいよ。 外国人用のおむつや、りすの絵の弁当箱セットに、本格陶器の離乳食セット。クリスマスのキャンディー入れ。あの時代にこれは受けただろうなぁというリアリティーさえあれば。 だけどまさか、年が明けたら、ドラマそのものが大破壊するとはなぁ。物づくりはネタ切れか、どうでもいいシーンの連続。中でも最悪なのが、底の浅い母娘のすれ違い話よ。すみれが仕事、仕事で、約束を守らないことに、さくらが腹を立て怒る。 何が気にくわないって、それにすみれが「ごめん」と謝ったこと。あの当時、親が子に謝ったら、母親放棄だよ。下向いて何も言わない父親も、どうかしているって。◆定時制高校に通っている若者が50万人いたのに 親が親なら娘も娘。その若さと美貌をぶら下げて、ナイトクラブに出入りしたらどうなるか。いい大人ばっかり集まる店だと? もういっぺん言ってみやがれ。ドラマの設定になっている昭和35年の高校進学率は57%だけど、その中に夕方から学校に通った定時制高校生が50万人以上いたんだよ。そのあたりの時代背景がまったく描かれていないって、どうよ。 というわけで、ここのところ、毎朝、リモコン片手に考えるの。見続けても、ロクなことはないぞと強く思う一方で、いや、こんな後味の悪い朝ドラがあるわけがない。今日こそはスカーッと胸のすくような展開になるんじゃないか。 そんなねじれた期待値を含んだ高視聴率としか、思えないんだけど。※女性セブン2017年2月16日号
2017.02.03 07:00
女性セブン
ハイヒール・モモコ ハワイが好きすぎて次男をハワイで出産
ハイヒール・モモコ ハワイが好きすぎて次男をハワイで出産
 ウクレレが奏でるゆる~いアロハミュージックをバックに、眠そうな顔をしながらハイビスカスやプルメリアのレイを首から提げた彼らは、「あちゃ~」とバツの悪そうな表情を見せながらも、芸能リポーターからマイクを向けられれば、待ってましたと言わんばかりに一年の抱負を語り出す──。ハワイ・ホノルル空港の到着ゲートで、毎年繰り広げられるこんなシーンは、今やお正月の定番になったが、「この時期にわざわざハワイへ出かけるなんて、よっぽど芸能人はハワイ好きよね」。そうつぶやいた経験、あなたにもあるのでは?「そりゃあ、じゃまくさいですよ(笑い)。井上公造さんとかカメラマンさんがいてるから、飛行機降りたらすぐ化粧直して、ギャラも出ないのに仕事っぽい感じでしゃべらないとあかんって。けど、それがわかってても皆行くっていうのは、それだけの魅力があると思うんですよ。あの気候と、ロコの笑顔に癒されたいんだと思うんです」 そう語るのは、ハイヒール・モモコ(52才)。新婚旅行で初めて訪れて以来、毎年の年始かお盆をハワイで過ごすようになった。 彼女だけでなく、一年を通してハワイには芸能人が多く訪れる。有吉弘行(42才)は夏休みを4年連続ハワイで過ごし、上沼恵美子(61才)が『快傑えみちゃんねる』の900回目の放送にごり押しで決めたロケ先も、菅野美穂(39才)が堺雅人(43才)との新婚旅行にチョイスしたのもハワイだった。さらに木梨憲武(54才)&安田成美(50才)、松本伊代(51才)&ヒロミ(51才)夫妻らは、ハワイに別荘を持ち、日本とハワイを頻繁に行き来する“デュアルライフ”を送っている。「昔から、ハワイはすごくいいよって人から話を聞いていて、新婚旅行に行こうって決めてたんです。私はバブル時代の人ですから、イタリアとかフランスとかいろんな国に行っていたけど、ハワイだけはそれまであえて行かずにとっておいたの。 で、ほんとに新婚旅行で初めてハワイ行って、そこから大好きになっちゃって。まず、子供にやさしい。子供にやさしいってことは、絶対どんな人にもやさしいってことだから。気候もいいし、食べるものもおいしいし、日本語も通じるし…悪いところが見つけられへん!」(モモコ) そう話すモモコは、あまりにもハワイが好きすぎてハワイで次男を出産した。アメリカと日本、二重国籍を持つ息子の母として、大好きなハワイも入国審査で並ばずに入れるという。※女性セブン2017年1月19日号
2017.01.05 16:00
女性セブン
『砂の塔』も好調 「家」を描くドラマがヒットの法則
『砂の塔』も好調 「家」を描くドラマがヒットの法則
 新しい形の「ホームドラマ」が結果を残している。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘する。 * * * タワーマンションを舞台にしたドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人』(TBS系金曜午後10時)の主人公は2人の子の母、高野亜紀(菅野美穂)。25階に引っ越してきた亜紀が遭遇したのは、低層階と高層階でのフロア差別、主婦の間でエスカレートするいじめ、行動の監視……。「女同士のいじめがリアルすぎて滅入る」「見ていてつらい」。当初はネガティブな反響が目立っていました。 ところが。ドラマが半ば過ぎたあたりから視聴率は上昇。連続幼児誘拐事件の犯人はいったい誰なのか!? 複雑な人間関係、からまった糸がほぐれていくのかどうか、ハラハラドキドキ。亜紀の真上26階に住む、謎めいた女・弓子(松嶋菜々子)が糸を引いているのか。不気味な雰囲気を漂わす松嶋さんは『家政婦のミタ』を彷彿とさせる演技力。息を殺して見つめてしまう展開に。 と、このドラマの魅力はたしかに「サスペンス」の要素にある。でも、それ以外にもう一つ、魅力があるのではないでしょうか? それは、「家」という要素そのものでは?「家」。ひとつひとつの「箱」の中で息をしていると、似ているようでいてそれぞれ、個性が生まれ、世帯ごとに違いが出てくるのかもしれません。だからこそ、「他人の暮らしている家の中を覗いてみたい」。私たちは本能ともいえるような、そんな熱い好奇心を密かに持っていないでしょうか? 例えば50階建て超高層マンションの暮らしって、ホントはどんな感じ? どんな間取りでどんな世帯? 使っている食器は? トイレマットの柄は? リビングから下の街はどう見える? 妻と夫の会話は? ご近所は本当にセレブ……?「家」というものは大半の人にとって、人生で最も大きな買い物であり関心事。思い起こせば、前クールの北川景子主演『家売るオンナ』(日本テレビ系)も不動産ドラマの傑作でした。 買い手、売り手の人間模様。家族構成、抱えている事情、価値観も経済状況も多種多様。だから、毎回見応えのあるオムニバスドラマに仕上がっていました。 一方、今放送中の『プリンセス・メゾン』(NHKBSプレミアム 火曜午後11時15分)も、興味深いドラマです。森川葵が演じる「沼ちゃん」こと沼越幸は、居酒屋で働く20代後半の独身女性。性格は地味でマイペース。コツコツ貯金し「自分の家」を手に入れるのが夢。物件探しに奔走する沼ちゃんはタワマンから中古まで、いろいろなタイプのマンションを見て歩く。居住者に会って話を聞く。 一歩部屋の中に入ると……その人の生々しい生活が見えてくる。それぞれの違いが見えてくる。「家」を通して、バラエティ豊かな人生の形が映し出されるのです。何より興味深いのは、「家を選ぶ」ということが実は、「生き方を選択する」こととつながっている、重なっている、ということ。 家は「買うだけなら実は簡単です。でも、決めるのはとても難しい。それは、自らの生き方に向き合い、生きる覚悟を持つことだから」と演出担当・池田千尋さん(番組公式サイト)。 その他にも『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』(テレビ東京系金曜0:52〜)や『拝啓、民泊様』(TBS系火曜01:28~)など。今や「家」「すみか」をめぐるドラマは豊作期に入っているのではないでしょうか。 従来の「ホームドラマ」といえば、「家庭内の出来事を描く」ドラマのこと。つまり、「人」がテーマでした。しかし、今やドラマのテーマは「家」そのものへ。建物のデザイン、間取りから売買交渉、住宅ローン、不動産営業。家庭内外の人間関係、とりまくご近所、駅や街の雰囲気、自分の稼ぎと老後の計画、これからの人生プラン。 ハードもソフトもひっくるめた「ホーム=家」を描くドラマが面白い。これからも優れた「ホームのドラマ」が次々に生まれてくることを期待します。
2016.11.26 16:00
NEWSポストセブン
「べっぴんさん」なぜ最速ペースから「最遅」に変わった?
「べっぴんさん」なぜ最速ペースから「最遅」に変わった?
 毎回、視聴率20%前後を記録し人気の連続テレビ小説『べっぴんさん』。芳根京子演じるヒロイン・すみれが、戦後の神戸、大阪を舞台に、母親や子供たちのために子供服作りに奮闘する姿を描くストーリー。放送が始まった当初は、前作『とと姉ちゃん』と比べて、展開の速さが注目を集めたが、最近ではペースが変化している。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんがその背景に迫る。  * * * 第1週が終わる前にヒロイン・すみれ(芳根京子)の母・はな(菅野美穂)が亡くなって、子役パートもあっさり終了。第2週には、初恋と失恋、姉・ゆり(蓮佛美沙子)の結婚、幼なじみ・紀夫(永山絢斗)との結婚、妊娠と夫の出征、出産、終戦という多くの見せ場が各1話で描かれるなど、「朝ドラ最速」と言えるスピーディーな展開でした。 また、今後一緒に店を開く仲間とのエピソードをほとんど入れなかったため、視聴者がヒロインに感情移入できず、「展開が速すぎて気持ちがついていかない」という声が続出。「今回の朝ドラは大丈夫か?」という不安から視聴率も下がり、朝ドラでは3作ぶりに20%を下回ってしまいました。 私自身、「26週もの長期に渡る朝ドラで、最速ペースは必要?」「視聴者がヒロインへの愛着を養うパートを早々に切り上げるのはもったいない」と心配しましたが、第3週から徐々にペースダウン。戦争で多くのものを失いながらも、手作り雑貨を売りはじめ、手芸教室を開くまでの姿を描き、第4週では、友人の良子(百田夏菜子)、君枝(土村芳)と再会してベビードレスを作り、『あさや靴店』の一角で店を開く様子がじっくりと描かれました。 第5~6週では、良子と君枝の夫が帰還していったんは店を離れながらも、時間をかけてテーブルクロスを完成。第7週では、紀夫の両親から再婚を勧められてショックを受け、栄輔(松下優也)の存在が大きくなりながらも、感動の再会を果たすまでの心の機微が丁寧に描かれました。 最速ペースから、「時間をかけて1枚の服やテーブルクロスを作る」「夫がなかなか帰ってこない」などのスローな展開に一変した理由は、すみれの控えめな人柄。芳根さん自身、「『言えない』のではなく、『言わない』だけで、心の中に強い思いを秘めている」、制作統括の三鬼一希さんも「決して先頭に立ってリードするような女性ではない」と話しているように、すみれのセリフはヒロインにしては少なく、その分表情や仕草をしっかり見せることで感情表現しているのです。 その意味で称えられるべきは、演出の素晴らしさ。芳根さんは「脚本にないシーンでも感極まって涙を流すことも多い」豊かな感受性の持ち主ですが、その類まれな魅力を生かすべく“セリフに頼らない演技”を優先させ、スローな世界観を作り上げているのでしょう。 すみれは、「剛速球の言葉を投げられても微笑みながら受け止めて、そっとスローボールを投げ返す」、ほのぼのとしたタイプ。どんなキャラクターも、すみれとの会話ではスローな世界観に引き込まれて、いつの間にか理解者になっていきます。そんな心温まるやり取りが視聴者の静かな感動を呼び、視聴率が再浮上しているのでしょう。「朝ドラ最遅」とも言えるスローな展開は、子ども服を一針一針縫うように、目の前のことにコツコツと挑んでいく、すみれたちそのもの。彼女たちが一歩一歩地道に前進する姿を描くためにはスローな展開が不可欠であり、それを存分に描きたいから「裕福な状況から全てを失う」第1~2週を最速で駆け抜けたのでしょう。 スローな展開は、「ヒロインと主演女優を自分の娘のように見つめ、その成長を応援する」という朝ドラ本来の楽しみ方が戻ってきたことの証でもあります。すみれと芳根さんにとって、本当に応援してもらいたいのは、「最速で駆け抜けた」女学生時代や結婚・出産前後ではなく、「最遅で描かれている」仲間と店を開いた現在とこれから。 第8週の見どころは、帰ってきた紀夫との生活と、新たな店のオープン。ここでもスローな展開で、私たちにじわじわとした優しさを感じさせてくれるのではないでしょうか。【木村隆志】コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本前後のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などの批評番組に出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。
2016.11.22 16:00
NEWSポストセブン
ココリコ田中が漂わせる「闇」 『砂の塔』で迫真演技
ココリコ田中が漂わせる「闇」 『砂の塔』で迫真演技
 タワーマンションに引っ越してきた主人公家族がさまざまなトラブルに巻き込まれていくサスペンスドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人』(TBS系)。序盤こそ低視聴率に喘いでいたが、物語が大きく動き始めた第5話、第6話は連続で2桁視聴率をマークした。 終盤を迎えるにあたりキーマンとなっているのが、ココリコ・田中直樹(45)演じる高野健一だ。高野は菅野美穂(39)演じる主人公・高野亜紀の夫で2児のパパでもあるが、真上の階に住む松嶋菜々子(43)演じる佐々木弓子と過去にただならぬ関係にあり、物語の謎をより一層深めている。 お笑い芸人がドラマに出ること自体は珍しくなくなっているが、シリアスなドラマでここまで重要な役を任せられる例はそうそうない。しかも田中は、菅野美穂と松嶋菜々子という大物女優の間に違和感なく入り込んでいる。俳優としての田中に、いったいどんな才能や魅力があるのだろうか? ドラマ評論家の成馬零一さんは、一見気弱そうな人間を演じる田中だが、その演技の中に一種の「狂気」が宿っていると話す。「『砂の塔』もそうですが、田中さんは家庭のある役をよく演じています。そして気弱で、女性や会社の上司に振り回される役が多い。見ている側としては、真面目でいい人が痛い目に遭うと『かわいそうだな』と思うところですが、田中さんの役がそういう目に遭ってもそう思えません。むしろコントのように笑えてしまうところもある。それはその役の人間が、決して善人ではないからです。『砂の塔』の高野も、普段考えていることは凡庸だし、自分から進んで悪いことはしない。でも自分より上の人間から受けた命令ならどんな悪いこともしてしまう“ヤバさ”があります。凡庸さとヤバさは相対するものですが、普通の人にも宿る狂気というものを、田中さんは大きな体や表情、血走った目でうまく表現しています」(成馬零一さん、以下「」内同) 田中演じる高野は、ローンの返済のために一生懸命働いてはいるが、成績不振で上司からパワハラを受けていた。ここまでは普通の気弱な人間だが、後ろめたさを感じながらも「危ない副業」に手を染めていくところがこの男の闇の部分である。田中のこの「ダークな演技力」は、コントから来ているものだという。「NHKのコント番組『LIFE!~人生に捧げるコント』で、田中さんがゲスい記者(ゲスニックマガジン西条記者)を演じるネタがありますが、これには田中さんのゲスさが凝縮されています。記者が囲み取材で相手の嫌がる質問を浴びせ続けるというネタですが、こういう、心ない人の役をやらせるとエグい。実はもっと怖い役ができると思います。たとえば怪しい宗教団体の幹部とかをやらせたら、狂気がより一層際立つんじゃないでしょうか」 トップではなく、幹部。これも田中の適役だという。「田中さんはお笑い界でも決してトップに立つことはありません。ダウンタウンやウッチャンナンチャンの2番手を進み続ける。虎の威を借りて絶妙な小物感を出しているので、ドラマに出ても、会社など組織の中で映えるのだと思います。人が大勢いる中にいると面白いので、NHKの大河ドラマなんかは合いそうです。2019年の大河はオリンピックがテーマということなので、大きい組織の中で翻弄される役で見てみたいですね。 田中さんが他の芸人俳優と違うのは、自分の意思がなさそうに見えるところ。板尾創路さんや今田耕司さんなどは自分の意思がありそうに見えてしまいますが、田中さんの場合はそれが見えないので、最後までどっちに付くか分からない。芸人としてもダウンタウンなのか、ウンナンなのか、誰の下に付いているのか分からないところがありますね。『砂の塔』でも、最後に家庭を守るのか、昔の恋人との秘密を守るのか、どっちに転ぶか読めません」『砂の塔』の結末が読めないのは、田中の演技にも秘密があるのかもしれない。
2016.11.22 07:00
NEWSポストセブン
菅野美穂、真田幸村イメージの高級りんごを堺雅人に衝動買い
菅野美穂、真田幸村イメージの高級りんごを堺雅人に衝動買い
 10月末のある週末の夕暮れ時、都内の高級スーパーは夕飯の買い物をする主婦の姿で賑わっていた。その中に、薄ピンクのオーバーコートを羽織り、大きなマスクで顔を隠してはいるものの一際目を引く美女の姿があった。 買い物かごをぶら下げ、食品売り場を歩いていたのは菅野美穂(39才)。菅野は果物コーナーでふと足を止めると、真っ赤なケーキ箱をじっと見つめて手に取り、レジへと向かった。彼女が思わず“衝動買い”してしまったのは、真田幸村を筆頭とする真田一族をイメージして作られたりんごで、6つ入りで3000円という超高級品。レジでギフトラッピングを断ると、そのまま自宅へと持ち帰っていった。 菅野は昨秋に男の子を出産。放映中のドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人~』(TBS系)で4年ぶりに主演を務める。同作はタワーマンションに住むセレブ主婦たちの虚栄と嫉妬にまみれた愛憎を描くストーリーで、菅野は2人の子供を守る母親役を熱演している。 一方、夫の堺雅人(43才)も大河ドラマ『真田丸』に主演中。同作は放送開始から44週たった今なお人気は衰えず、11月6日放送も平均視聴率15.3%を記録。初回から現在まで15~20%と好調をキープしている。 共に主演を務める多忙なふたりだが、夫婦の関係は良好だという。「1才の子供を抱えて、しかも夫婦揃って主演と慌ただしい日々ですが、この夫婦はふたりとも超のつく子育て熱心。堺さんは子供優先で大河のクランクインを先延ばしにしたこともあったし、菅野さんは子供を抱えて『真田丸』の現場に顔を出し、堺さんの着替えや荷物を届けに行くなど“内助の功”をみせていました。このふたりだから、なんとかやれているんだろうなぁ…と感心の一言です」(芸能関係者) 冒頭の“りんご”の買い物は『真田丸』の打ち上げ前日のこと。菅野がつい買ってしまったのもうなずける。長期撮影を終えた夫への労いのプレゼントだったのだろうか。※女性セブン2016年11月24日号
2016.11.10 16:00
女性セブン
『べっぴんさん』芳根京子は「毎日見てもくどくない」
『べっぴんさん』芳根京子は「毎日見てもくどくない」
 高視聴率を記録しながら賛否両論だった前作と比較しても、朝ドラ新作の評判は悪くないといえるのではないか。ヒロインのキャラクターは対照的、演出の巧みさが光る。作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘する。 * * * NHKの朝ドラ『べっぴんさん』が始まって約1か月。視聴率20%台割れと報じられる一方で、録画などによるタイムシフト視聴率は6%超と「圧倒的に高い」ことも判明。「妙な関西弁に違和感」「主人公が少女からあっという間に結婚、子持ちになる速度感についていけない」といった意見も聞かれましたが、おおむね好評の中でのすべり出しと言えるでしょう。 朝ドラが、他のドラマと決定的に違う点。それは月曜~土曜の毎日、半年という実に長い時間、続く点にこそあります。では、それを踏まえて、今後5か月おつきあいする『べっぴんさん』の「見どころ」は? 3点あげてみたいと思います。●その1 芳根京子さんの透明感と変化への期待 主人公・坂東すみれを演じる芳根京子さんは、まっすぐで素直で懸命。透明感があって毎日繰り返し見てもくどくない。朝ドラ主人公の王道が帰ってきた、という感じです。 好き嫌いは人それぞれですが、前作『とと姉ちゃん』の主役・高畑充希さんの演技は、役柄というよりご本人の個性・テイストが強く押し出されていて、半年間毎朝見るにはどうにも味が濃すぎた。最初から最後まで「高畑充希」。環境や状況に影響を受けて成熟していく主人公の「変化」や「成長」という朝ドラの醍醐味が、今ひとつリアルに伝わってこなかった。 では今回は? 芳根さんは無色無垢なキャラ。戦後の荒廃した社会の中で必死に生きようとする主人公のけなげさが前面に出ています。これから主人公がどのように成長し変化を見せるのか。注目したいポイントです。●その2 時代の中で人物を描く意気込み 神戸のお嬢様が突然、邸宅も父の家業も周囲の人々も、大切なものを戦争で一気に喪失する。そのドン底から手探りで、何とか生きる希望を掴んでいこうと格闘する。敗戦という時代にしっかりと足を据えて出発した『べっぴんさん』。時代の中で人物を描こうとするその意欲も、見所です。 戦後の焼け跡生活なのに衣服やバラックがキレイ過ぎるなど、気になり始めたらつっこみ所は多々あります。探していた人がすぐに見つかる、といったご都合主義的なエピソードも、気にならないといえばウソになる。 が、「喪失から希望へ」という道筋がしっかり通っているから、細かい欠点より物語の展開の方に目がいくのです。 これから物語の時代背景は、1950年代の「もはや戦後ではない」、池田勇人内閣の所得倍増計画、そして高度経済成長へ。「高級子供服」という「窓」から、時代の変化と主人公たちの成長ぶりがどう見えてくるのか、どんな景色が広がるのか。興味津々です。●その3 役者を演出する力 一部には「ナレーションの関西弁に違和感」という意見も聞かれます。たしかに菅野美穂さんのナレーション、根っからの関西人にとっては違和感あるのかもしれません。江戸っ子の私にとっては、ネイティブの関西弁にはたしかに聞こえないけれど耳をふさぎたくなるほど酷いということもない。ゆったりとしたテンポで物語の邪魔をせず、進行をちゃんとサポートしています。 もし、方言の完璧さを求めるのなら、他にいくらでもネイティブの俳優がいたはず。関西出身「ではない」菅野さんを、敢えてナレーションに採用したのだから、演出側のねらいがきっとあるはず。 彼女の持つ「ゆったり」としたやさしさ、おっとりした雰囲気、母になった菅野さんの柔らかさ、といった要素が、その声から染み出してきているように感じます。このドラマは「役者の個性をどう使うか」という配役と演出が巧み。 靴職人役の市村正親さんから、お笑いのネプチューン・名倉潤さん、ももいろクローバーZの百田夏菜子さんまで、多彩な人材を配置し的確に演出しています。『べっぴんさん』は、そうした「演出力」も見所の1つではないでしょうか。
2016.10.29 16:00
NEWSポストセブン
妻の菅野美穂
タワマンのボスママを取り巻きパーティ三昧「雁の群れーゼ」
 50階建てのタワーマンションのエレベーターホール。向かって右は高層階。向かって左は低層階。どちらに曲がるかで住民の“格”が決まる──。夫と子供とともに憧れのタワーマンションに引っ越した菅野美穂(39才)演じる主人公が住民による「タワマンカースト(格付け)」に翻弄されるサスペンスドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人』(TBS系)が話題だ。 一般に高さ60m以上、20階以上の住居がタワマンとされる。全国に約9万戸あり、最近では大都市圏だけでなく地方にも増えている。ドラマの舞台は50階建てのタワマンで、それ以上の高さのタワマンは日本に30棟ほどある。 高い階ほど価格が上がるタワマンでは、高層階の住人ほど年収や勤務先のグレードが上がりがち。「階数」は「ヒエラルキーそのもの」だと都内の40階建てタワマンの2階に住む40代事務員が苦い顔をする。「ウチのマンションは分譲なので、全部屋の価格表を持っています。郵便受けを見れば誰がどの階の住人かわかるので、価格と階数をチェックしちゃいますね。住民はごく自然に『30階の田中さん』『10階の鈴木さん』などと名字の前に住んでいる階数をつけて呼び合うんですが、それが気になって…。子供まで『2階の○○さんの息子さん』と言われると、正直バカにされている感じがします」 低層、中層、高層でそれぞれ使用するエレベーターが違うタワマンも多い。都内のタワマン低層階に住む40代パート主婦が悲しげな顔でつぶやく。「マンションには住民用のキッズルームがあり、そこで自然にママ友ができます。子供を遊ばせながらママ友たちと談笑した後、ホールで高層階に住むママ友に『それじゃあね』といって、子供と一緒に低層階用のエレベーターに乗るときは、すごく切ない気持ちに。子供に顔色だけは悟られないように気をつけていますが…」 タワマン格差には、地域的な特徴もある。東京でいうと、六本木や赤坂などにある超高級タワマンでは、住人全員がお金持ちなので格差が少ない。 一方で芝浦や豊洲のような、一般のサラリーマンでも背伸びすれば手の届く「埋立地タワマン」では上と下の格差が大きくなる。「ウチのタワマンは高層階が優雅な専業主婦マダムばかりで、低層階は夫の収入がそれほどでもないけれど35年ローンで購入した共働き家庭が多い。最上階に住むマダムたちは、低層階でパートと子育てに追われてゼイゼイ言っている『きりきりママ』を完全に見下しています」(埋立地タワマンに住む30代会社員) もともと東京の山の手出身で、今は湾岸地域のタワマン低層階に住む40代主婦はこう声を潜める。「最上階に住むボスママにくっついている5人ぐらいのママ友グループがいるんです。いつもホームパーティーばっかりやってて。そういう人たちを『雁(かり)の群れーゼ』って言うんですけど、みんな地方出身者。タワマン最上階とか気取ってるけど、昔はとても住めるような土地じゃなかったのにねェ」 格差は階層だけではない。都内のタワマン36階に住む40代パート主婦がつぶやく。「ウチは高層階ですが、部屋から見える景色によって値段が全然違います。高額なほうから『お台場ビュー』『東京タワービュー』『富士山ビュー』でウチはいちばん安い富士山ビュー。悔しいから毎日、富士山に『夫が昇進しますように』と拝んでいます。しかも、ウチの部屋の外には『航空障害灯』が付いてるんです。夜に赤くピコピコ光るやつです。あれがついてると、少し安いんですよね…」「分譲」か「賃貸」かでも明暗は分かれる。都内のタワマンの分譲棟に住む50代パート主婦がため息混じりに言う。「賃貸棟のほうが駅に近くて家賃も高いんです。賃貸は住んでいる人も売れはじめの芸能人や成り上がりの社長ばかりで生活も派手なケースが多い。分譲棟は堅実な生活を送るつもりで買う人が多く、実に庶民的。賃貸住人とは生活レベルの違いを感じます」 思わぬ「爆買い」で被害を被ったのは湾岸エリアのタワマンに住む40代主婦だ。「夫婦でようやく手に入れたマンションを中国人が買い漁り、あれよあれよと中国人だらけ。夜中までガヤガヤとうるさいし、ゴミ出しルールも守らない。しかも中国人が多いとマンション価格が大幅に下がって、泣き面にハチです」 火種はどこにあるかわからない。※女性セブン2016年11月10日号
2016.10.26 16:00
女性セブン
TBS金曜ドラマ『砂の塔』プロデューサーに聞く! 知られざるタワマン事情
TBS金曜ドラマ『砂の塔』プロデューサーに聞く! 知られざるタワマン事情
10月14日から放送スタートのTBS金曜ドラマ『砂の塔〜知りすぎた隣人』。タワーマンションに暮らす住民たちの秘密や嘘が渦巻くサスペンスドラマで、菅野美穂さんをはじめ、松嶋菜々子さん、EXILE / 三代目 J Soul Brothersの岩田剛典さんなど、豪華キャストが出演するとあって放送前から話題となっています。一見華やかなタワーマンションの内情を、虚栄心渦巻く世界として描く同ドラマ。制作にあたり、実際の「タワマン住民」に綿密な取材を重ねたという浅野敦也プロデューサーに、タワマンの人間関係そしてドラマの見どころについて聞きました。滑稽な“タワマンヒエラルキー”がドラマを盛り上げる!まずはドラマのあらすじをご紹介しましょう。――平凡だが家族仲良く暮らしてきた、菅野美穂さん演じる主婦・高野亜紀。きらびやかなタワーマンションに引越してきたばかりの高野家には、最新鋭のセキュリティに守られた“憧れの新生活”が待っている……はずだった。しかし、光り輝く塔の裏にひそんでいたのは、タワマンに住むセレブ妻たちの激しい虚栄心。そんなアクの強い女たちの生態を、松嶋菜々子さん演じる隣人・佐々木弓子は巧みに利用し、思いもよらない方法で亜紀を追い詰めていく……。完全オリジナル脚本のヒューマンサスペンスで、脚本の完成にいたるまで、およそ3年かけてタワマン住民を取材したというからスゴい。その取材を通して、タワマンに住む人ならではのユニークな価値観に触れたと浅野さんは言います。「とくにお子さんをお持ちのお母さんたちは、やはり住んでいる階層での格差を気にされている印象を受けました。階に応じて子どもを中心にしながら、自然とサークルが結成されているようです。やはり高層階の住民のほうがより発言力もあるし、パワーもあるというか、タワーマンション自体に対しても影響力が強いようですね。なので、中間層の方々は気を使ってらっしゃるんだなと思いました」(浅野さん、以下同)タワマンは階が上になればなるほど、ステータスが上がるというのが公然の秘密。それにより、滑稽なヒエラルキー意識が生まれてしまうのだろうと、浅野さんは分析しているようです。「ドラマのシーンにも登場しますが、初対面のときにまず階数を気にするんですよね。『お宅は何階の方ですか?』とか、名前も呼ばずにどのフロアに住んでいるのか聞くことがあるようで、裏を返すと低層階に住んでいる人は、非常にネガティブな感情を抱くこともあるようです。大人だけではなく、子どもも幼稚園などで、『君、何階?』って聞くとか、相手よりも高い階に住んでいると誇らしい気持ちになるようです」【画像1】実際にタワマンで暮らす住民への取材を重ね、シナリオ制作は数年かかったと語る浅野敦也プロデューサー(写真撮影/片山貴博)“強制ハロウィン” “地獄のランチ”は実話がもとに階数を気にするというのは何ともタワマンらしいエピソード。しかし、マンションという共同体で暮らしている以上、階をまたいでお付き合いをする必要もあります。ちなみに、ドラマでは“強制ハロウィン” “地獄のランチ” など字面だけでもしんどそうな交流も描かれる模様。かなりインパクトのあるネーミングですが、実話なのでしょうか?「はい、実話です(笑)。タワマンで行われているハロウィンは大きなイベントで、ものすごく準備をしないといけません。そのため、自分たちだけ手伝わないという空気を出しにくく、なかば強制参加となっているわけです。普段仲良くない住民同士も協力し合わないといけないので、とても楽しい半面しんどいと感じる人もいるようですね。また、ランチ会もやはり定期的に行われるようで、本格的なレストランに行くこともしばしば。ときには5000円以上にのぼることもあるので、収入が少ない方は苦しいですし、定例になってくると本来ならばプライベートに使いたい時間をそちらに費やさないといけない、というストレスにつながってしまうそうです」【画像2】タワマンの高層階に住むボスママ、横山めぐみさん演じる阿相寛子(中央)の強烈なセリフにも注目!(画像提供/TBSテレビ)とはいえ、面倒であれば無理に付き合いを続ける必要もなさそうなものですが、とくにファミリーの場合、のっぴきならない事情もあるようです。「子どものために我慢しなきゃいけない、という気持ちが働くのではないでしょうか。一人暮らしであれば無理をする必要はないわけですが、子どもがいると幼稚園や小学校、中学校まで一緒のことがほとんどで、お付き合いが続いていくことになります。さらに、学校だけではなく習い事や塾でも自分のマンションの人と触れ合うことになります。そういう事情もあるので、お付き合いを無下にはできないという心理が働くのではないでしょうか。あと、人間関係を円滑に進めようと頑張るタイプの方は、波風立てないようにうまく付き合いたいと思うのかもしれませんね」濃密になりがちなタワマンコミュニティ。ドラマの主人公・亜紀もそのコミュニティに翻弄されるわけですが、もしコミュニティの付き合いがストレスになるときはどうすれば……?「どうしたらいいんでしょうか……(笑)。やはり、はっきり言うべきときは言っていいんじゃないでしょうかね。どこの世界でもそうだと思うんですが、耐えられなくなったら思い切って言う。あとはもうきっぱりその関係性を断ち切る、どちらかしかないと思うんです」タワマンの魅力は抜群の住み心地と安全性ここまで話を聞いていると、タワマンはいいところがあまりないように感じてしまいそうですが、もちろんタワマンならではの住み心地の良さは特別だと浅野さん。「セキュリティが万全なところ、あとは共用スペースがしっかりしているところはタワマンの魅力ではないでしょうか。やはりセキュリティについてはしっかりと守られているだけあって、暮らしの安全面が気になる方にとっては非常に安心感を抱けると思います。また、共用スペースには図書館やカフェテリア、ジムなどが完備されているタワマンもありますので、そのなかで暮らしていけることもあります。そういうライフスタイルの利便性を求めている人にとっては、本当に住み心地がいいと思います」ちなみにドラマでは、豊洲のファミリー向けのタワマンを舞台にしているそうですが、六本木や新宿などのタワマンだと住んでいる層が全く異なり、独身の起業家がステータスを求めて住むなど、住民が求めることも違ってきます。いずれにしても、暮らしの安全性と利便性の確保という意味では、タワマンは強い魅力をもっているといえるでしょう。最後に、ドラマの見どころを教えてもらいました。「菅野美穂さん演じる主人公・亜紀はタワマンの真ん中、25階に住んでいます。たまたま、部屋が空いて住むことができたのですが、そこは低層階と高層階のちょうどその狭間。菅野さんは明るく前向きに振る舞っていくんですけど、結局いじめの対象になってしまいます。高層階には、横山めぐみさん演じるボスママが君臨しているのですが、もう笑ってしまうくらい人を蔑(さげす)むようなセリフを放つんです。それがあまりにも苛烈すぎて笑ってしまう。『2階の住人と私達とは民度が違うから』とか、放つセリフが突き抜けすぎて、滑稽なので、逆にスカッと楽しんでいただけるのかなと思います。タワマンあるあるをエンターテインメント的に楽しんでいただきつつ、じわじわと迫ってくる隣人・松嶋菜々子さんが何者なのかというサスペンスの中に、岩田剛典さん演じる体操の先生とのラブストーリー要素もあるので、いろんな見どころをぜひ楽しんでいただきたいです」【画像3】タワマン特有のルールに翻弄される、菅野美穂さん演じる主婦・高野亜紀(左)と、そんな亜紀の幼馴染みで、心の支えになる体操コーチ・生方航平役の岩田剛典さん(右)の淡い恋(?)の行方も気になる(画像提供/TBSテレビ)綿密なリサーチをもとにしたストーリーを楽しみながら、タワマンの暮らしぶりを身近に感じることができそうです。 とはいえ、人の暮らしは十人十色。ストレスフルな人間関係が横行するタワマンばかりではないはずです。実際のところSUUMOジャーナル編集部では、これまでにも住民同士がとてもいい関係を築いているタワマンをたくさん取材しています。しかし、万が一、ドラマに登場するような人間関係に悩んでしまったらどうするべきなのか……ドラマ『砂の塔』にはそんな不安を解消するうえでのヒントも隠されていそうです。●取材協力・TBS金曜ドラマ『砂の塔〜知りすぎた隣人』
2016.10.14 08:00
SUUMOジャーナル
朝ドラに子役パート必要? 最近は実績ある子役を起用の傾向
朝ドラに子役パート必要? 最近は実績ある子役を起用の傾向
 視聴率20%台で順調なスタートを切っているNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』。今までの朝ドラと同じように、ヒロインの子供時代が丁寧に描かれた。子役パートは朝ドラではおきまりだが、毎回、言われるのは「子役パートは要らないのではないか」という声だ。子役パートは本当に必要なのか? テレビ解説者の木村隆志さんが解説する。 * * *『べっぴんさん』の第1週が、例によって子役パートからはじまりました。「最初が面白くなければ、その後の放送は見ない」と結論を急ぐ視聴者が増え、「早くヒロインを出せ」と言われかねない中、なぜ朝ドラは子役パートを作り続けるのでしょうか? 脚本・演出、長年の視聴者、この2点に、その理由が潜んでいます。 何より、脚本・演出の面で子役パートは重要。そもそも子役パートには、「すべてはここからはじまった」というプロローグを担い、全編に渡るコンセプトを伝える役割があります。『べっぴんさん』でも、ヒロインの坂東すみれ(渡邉このみ)が、母に贈る刺繍のハンカチを通して、「べっぴん作りを一生の仕事にしていく」というコンセプトが描かれました。「視聴者に主人公の性格を知ってもらう」という観点でも子役パートは欠かせません。どんな家に生まれ、どんな人々に囲まれて、どんな育ち方をしたのか。視聴者に幼いころから見守ってもらうことで、「主人公を好きになってもらおう」という意図があります。 これは裏を返せば、子役パートは、両親、兄弟姉妹、祖父母、幼なじみなど、「ファミリーの自己紹介をする期間」ということ。朝ドラは、半年間、25~26週、150~156話に渡って放送されるだけに、主人公だけでなく、主要人物のキャラクターをしっかり見せておく必要があるのです。 また、朝ドラの子役パートでは、主人公が苦しい環境に置かれたり、悔しい思いをしたりなどのネガティブなシーンが描かれるのが定番。その後、人生を切り拓いていく前の出発点となるのですが、『べっぴんさん』でも母・はな(菅野美穂)が亡くなり、すみれは悲しみに打ちひしがれながらも、べっぴん作りの夢を見つけました。 ちなみに、すみれのモデルとなった坂野惇子さんの母親は、長生きしたそうです。つまり、「朝ドラはモデルやモチーフはあっても、基本的にフィクションであり、作り手が脚色している」ということ。子役パートの苦境を鮮明に演出することで、作品全体をドラマティックなものにしているのです。 もう1つの側面は、長年の朝ドラ視聴者。コアなファンや中高年層の中には、新たな作品がはじまるたびに「今回はどんな子かな」と、子役パートを楽しみにしている人が多いのです。 歴史を振り返っても、1974年放送『鳩子の海』の斎藤こず恵さん、1983年放送『おしん』の小林綾子さん、1996年放送『ふたりっ子』の三倉佳奈さん、三倉茉奈さん、2006年放送『純情きらり』の美山加恋さん、2015年放送『あさが来た』の鈴木梨央さんなど、各年代で話題を集めた子役がいました。 朝ドラには、かわいらしさや、主演と顔が似ていること以上に、演技力重視で子役を選んできた歴史があるため、視聴者の期待値は高いものがあります。子役たちがその期待に応え、視聴者から「○○ちゃんの演技が凄かった」という称賛が毎回のように挙がるなど、いい意味での信頼関係が築けているのでしょう。 しかし、近年ヒロインの人選が変わった影響で、子役への視聴者目線がシビアになっている点は見逃せません。かつて朝ドラは、新人スター発掘の場であり、ヒロインが無名だったため、子役が知名度で劣るということはありませんでした。「ヒロインも子役も、両方知らないから気にならない」という雰囲気だったのです。 しかし、近年は実績十分の女優がヒロインを務める路線が定着して、「演技のヘタな子役、かわいくない子役を出すくらいなら、早くヒロインを出せ」という雰囲気が生まれてしまいました。そこで制作サイドは、ヒロインと同様に実績のある子役を起用することで、そのような厳しい目に対応しています。 実際、渡邉このみさんは『まれ』に続いて2回目の朝ドラ出演だけに、堂々たる演技を披露していました。いい形で芳根京子さんにバトンを引き継げましたし、今後も何度となく回想シーンでその姿が見られるでしょう。渡邉このみさんが演じたものが、軸となり伏線となり、最後まで物語に関わっていくのです。 朝ドラが『あまちゃん』のような主人公の一時期ではなく、半生を描くものである限り、子役パートの重要性は変わらないでしょう。『べっぴんさん』は、放送から2週間、NHKオンデマンドで無料配信されているので、見逃してしまった人はチェックしてみてはいかがでしょうか。【木村隆志】コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本前後のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などの批評番組に出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。
2016.10.09 07:00
NEWSポストセブン
朝ドラ『べっぴんさん』 見所は菅野美穂の死とイジメ
朝ドラ『べっぴんさん』 見所は菅野美穂の死とイジメ
 平均視聴率20%超えが確実な『とと姉ちゃん』の後釜、次期NHK朝ドラの『べっぴんさん』は、どんな展開になるのか。放送開始より一足先にその見どころをレポートする──。 皇室御用達の子供服メーカー『ファミリア』の創設秘話が、10月3日スタートのNHK朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』のストーリーの下敷きになっている。芳根京子(19)が演じるヒロイン・坂東すみれは、裕福な家庭に育ちながら戦争で苦難を味わいその後ファミリアを創業した、坂野惇子をモデルにしている。コラムニストの今井舞氏は、こう指摘する。「『とと姉ちゃん』同様、物語のどこかに戦争を絡めて、不幸を背負い込みながらも女性が新しい時代に向かって羽ばたいていく。朝ドラのメイン視聴者層を刺激する展開で、ここ最近の勝利の方程式です」 キャストも充実。すみれの母・はな役には3回目の朝ドラ出演となる菅野美穂(39)、後にすみれの夫役を演じる注目の若手俳優・永山絢斗(27)といった人気キャストに加え、中村玉緒(77)や山村紅葉(55)など個性派女優も名を連ねる。 ドラマをより楽しむための3つのポイントを、坂野惇子の人生やキャストの配役から紐解く。【菅野美穂「落涙必至の死に際」】 すみれは幼少の頃、母親から裁縫を教わり、それがのちの「べっぴん(別嬪=最上級品の意)」である子供服を作ることにつながる。坂野惇子の母は90歳近くまで生きた女丈夫だが、ドラマですみれは9歳のとき、病気で母を失うストーリーになっている。朝ドラで初めて母を演じる菅野の“死に様”が最初のヤマ場となる。【ヒロインvsいじめっ娘役・悦子様】 坂野惇子は幼少時代、現在の神戸市東灘区、“日本一の長者村”と呼ばれた界隈に住む富豪・佐々木八十八の娘として生まれ、なに不自由なく育った。父・八十八の過保護ぶりは際立っており、キャラメルを与えるにもアルコール消毒をしてからだった。 小学校時代、遠足にお手伝いさんがつき添う惇子を同級生たちは陰で“別荘の子”と呼んだ。「イジメに耐えるヒロイン、といった部分がどこまで描かれるか楽しみです。女学校時代には“悦子様”と呼ばれるキャラクターが登場するとNHKは発表していますが、イジメ絡みのキーパーソンになってくるのではないかと期待しています」(漫画家で朝ドラウォッチャーのカトリーヌあやこ氏)【ヒロインの「役名の秘密」】 戦争で夫婦の危機も経験するが、それを乗り越えるロマンスが役名「すみれ」の元になった。『坂野惇子 子ども服にこめた「愛」と「希望」』の著書もある青山誠氏が語る。「史実では、結婚後間もなく坂野の夫は戦争でジャワ島に赴任しますが、夫は復員前の手紙に〈すみれの花が咲くころ帰れそうだ〉と書きます。そして引揚船の名も『すみれ丸』。役名のすみれはこの史実からとったのでしょう」※週刊ポスト2016年10月7日号
2016.09.28 16:00
週刊ポスト
"火9”では吉田羊が主演する(『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』公式HPより)
秋ドラマに異変?「平日は女優、週末は男優」に色分けの理由
 日に日に注目度が高まっている10月スタートの秋ドラマ。人気シリーズの復活や人気俳優の主演など話題作が多いが、テレビ解説者の木村隆志さんが注目したのは主演俳優の性別と放送日の関係だ。深夜ドラマ、時代劇を除くと、放送日が平日の場合は女優の主演作、週末の場合は男優の主演作、ときっちり色分けできるという。いったいなぜか? そのナゾについて木村さんが解説する。 * * * 秋ドラマのラインナップを見たとき、思わずニヤけてしまいました。「平日の主演は女優、週末の主演は男優」という形で、きれいに色分けされていたからです。 平日は、『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』(フジテレビ系)の吉田羊さん、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の新垣結衣さん、『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)の石原さとみさん、『科捜研の女』(テレビ朝日系)の沢口靖子さん、『ドクターX~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)の米倉涼子さん、『Chef~三ツ星の給食~』(フジテレビ系)の天海祐希さん、『砂の塔~知りすぎた隣人』(TBS系)の菅野美穂さん、『運命に、似た恋』(NHK)の原田知世さんの主演女優8人に対して、男優は山田涼介さん主演の『カインとアベル』(フジテレビ系)、水谷豊さん主演の『相棒』(テレビ朝日系)の2人だけ。つまり、“10人中8人が女優主演のドラマ”ということです。 一方、土日は、『THE LAST COP/ラストコップ』(日本テレビ系)の唐沢寿明さん、『スニッファー 嗅覚捜査官』(NHK)の阿部寛さん、『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系)の織田裕二さん、『キャリア~掟破りの警察署長~』(フジテレビ系)の玉木宏さん、『レンタル救世主』(日本テレビ系)の沢村一樹さんの主演男優5人に対して、女優は尾野真千子さん主演の『夏目漱石の妻』(NHK)の1人だけ。“6人中5人が男優主演のドラマ”ということになります。 ここまで顕著に色分けされた最大の理由は、「近年、連ドラの視聴者が女性に偏りつつある」から。かつては男女両方をターゲットにしたドラマが主流でしたが、最近は女性に受け入れられることを最優先に考えられています。 平日のドラマに米倉涼子さん、天海祐希さん、菅野美穂さん、吉田羊さんなど女性支持の高い実力派を起用しているのはその証拠であり、20代の若手でも化粧品のCMに出演するほど女性の好感度が高い新垣結衣さんや石原さとみさんがキャスティングされ、共感を誘おうとしているのです。 一方、土日のドラマに男優が多いのは、メインの女性層に加え、男性層、若者層、子ども層も取り込める休日だから。平日のドラマがヒット狙いだとしたら、土日のドラマはホームラン狙い。唐沢寿明さん、織田裕二さん、阿部寛さんなどの誰もが知っている大物男優がキャスティングされているのはそのためなのです。 色分けされた理由でもう1つ見逃せないのは、年を追うごとに女優の層が厚くなっていること。21世紀に入って以降、主演を務められる女優が増える一方、主演男優が減っているのです。前述したように、現在の連ドラは女性の支持を集めることが重要である上に、大きな影響を与えているのは朝ドラ。かつての絶大な影響力を取り戻したことで、有村架純さんや波瑠さんなどの新たなスター女優を生み出し、杏さんや吉高由里子さんなどの人気を盤石のものにしました。 朝ドラの好調が続くほど“主演女優=国民的女優”のような存在が増え、新たな主演男優が生まれにくくなっていくのです。秋ドラマには、20代男優の筆頭格である窪田正孝さんと菅田将暉さんが2番手のポジションで出演しますが、これは制作サイドが「主演を張るにはもう少し実績が必要」とみなしているからでしょう。 本来、女優のほうがさまざまなジャンルのCMやイベントに出演しやすいなど、知名度を高めるチャンスには恵まれているところがあります。ただ、その反面、恋愛・結婚が人気に影響し、妊娠・出産・育児で仕事をセーブせざるをえないなどの難しさもあり、チャンスとピンチは紙一重。その狭間で奮闘しているからこそ、より輝いて美しく見えるし、女性からの支持を集められる、とも言えます。 実は1クール前の夏ドラマでも、「平日は女優、土日は男優」に近い現象が見られましたし、2期続いたことで、いよいよこの流れが加速していくものと思われます。 視聴者の一人としては、制作サイドが「もっと男性が見たくなる」平日のドラマを作る必要性を感じますし、主演を務められる男優も増えてほしいところですが、しばらく女優優勢の流れは避けられないでしょう。【木村隆志】コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本前後のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などの批評番組に出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。
2016.09.26 07:00
NEWSポストセブン
妻の菅野美穂
10月新ドラマ 菅野美穂単独主演は松嶋菜々子サイドの意向大
 撮影がはじまったばかりのドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人』(10月14日スタート、TBS系)収録現場で、主演を務める菅野美穂(39才)は緊張した面持ちを見せていた。「昨年8月の出産でしばらく仕事から遠ざかっていたうえに、4年ぶりの主演ドラマですからね。しかも共演者が松嶋菜々子さん(42才)。新人のような緊張ぶりで、子役の女の子にも“よろしくお願いします”と、敬語で挨拶していました」(ドラマ関係者) 舞台はとあるタワーマンション。菅野演じる主人公、専業主婦の亜紀は、夫(田中直樹、45才)と2人の子供たちと家族4人でこのマンションに引っ越してきた。しかし、なかなか“タワマン暮らし”のセレブ妻たちになじめない。 そんなとき、同じマンション内でフラワーアレンジメント教室を開く弓子と出会う。引っ越してきたばかりで意気投合する2人だったが、実は弓子には裏の顔が…その弓子を演じるのが松嶋だ。ドラマのキーマンで「最凶の隣人」だという。「華やかでありながら暗い影のある難しい役ですから、松嶋さんも気合を入れて役作りをしているみたいですよ。内容だけじゃなく衣装なんかにも“こうしたほうが伝わるんじゃない?”って、積極的に意見もしているんです」(前出・ドラマ関係者) 当初、同ドラマは菅野と松嶋のW主演というアイディアがあったという。「女優としての格を考えてもW主演は自然なこと。しかも松嶋さんの夫・反町隆史さん(42才)は菅野さんと同じ事務所で先輩にあたります。それでも菅野さんの単独主演となったのは松嶋さんサイドの配慮が大きかったようです。“変な気遣いで主演にしないでください”と。W主演にすると双方のバランスを取ろうとしてドラマの面白味が薄れてしまうことになる。 それを危惧して、2番手で構わないということを明確にしたんでしょう。夫の後輩の復帰作に花を持たせたいという気持ちもあったんだと思います。友情出演のような立場を除けば、松嶋さんが2番手で出演するなんて最近ではあり得なかったこと。大きな選択だったと思いますよ」(テレビ局関係者) W主演を固辞した理由として現在出演中のドラマ『吉良奈津子』(フジテレビ系)の視聴率が低迷しており、「主演ドラマが2作連続でコケることを恐れた。いわば責任回避の面もあった」(前出・テレビ局関係者)という指摘もあるが、別の大人の事情を口にする関係者もいる。「このドラマの放送局は大ヒットドラマ『半沢直樹』を作ったTBS。主演は菅野さんの夫の堺雅人さん(42才)でした。今回、菅野さんの主演ドラマとして全面的に盛り上げることで、堺さんにまた出演してもらいたいという思惑もあったのかもしれません」(芸能関係者)※女性セブン2016年9月22日号
2016.09.10 16:00
女性セブン
松嶋菜々子ドラマ 低迷理由は変わらぬ制作側の「美意識」
松嶋菜々子ドラマ 低迷理由は変わらぬ制作側の「美意識」
 松嶋菜々子が主演のドラマ『営業部長 吉良奈津子』(フジテレビ系)の視聴率が低迷している。初回は10.2%でスタートしたものの第2話で7.7%に急落。その後も下がり続け、8月18日放送の第5話はついに5.2%に。翌週、6%台に持ち直したものの、9月1日には再び下落して5.9%に。かつて「視聴率の女王」と呼ばれた松嶋のドラマはなぜ視聴者の支持を失っているのか? テレビ解説者の木村隆志さんがずばり指摘する。 * * * 松嶋さんの役どころは、育児休暇を経て3年ぶりに現場復帰する42歳の吉良奈津子。3年ぶりの連ドラ主演であり、実生活で子育てに励む42歳の松嶋さんにとってリアルな設定と言えます。 しかし、それは視聴者にとって関係のない話であり、共感できるものではありませんでした。クリエイティブを追われて営業に回されたことも、「3年も休んだら当然でしょ」「部長を任されるなんて十分凄い」と、苦労しているように見えないのです。“仕事と家庭の両立”というメインテーマ以外にも、上司のハラスメント、嫁姑問題、夫の浮気、ベビーシッターの暗躍などトピックスが混在しているのも、視聴者にとっては「どれに焦点を当てて見ればいいのか?」とややこしいところ。職場の男性vs女性、上司vs部下。プライベートの嫁vs姑、正妻vs愛人など、登場人物の対立図式も乱立していて、「結局、何を描きたいドラマなのか?」、戸惑っている視聴者が多いようです。 松嶋さんは以前と変わらず主演女優としての華を感じますが、それは裏を返せば、かつての「キレイでカッコイイ松嶋さん」から変わっていないということ。吉良奈津子というキャラクターの大枠は、『救命病棟24時』『やまとなでしこ』『美女か野獣』(すべてフジテレビ系)で築いた松嶋さんのイメージそのものでした。 これは松嶋さんの演技うんぬんではなく、制作サイドの問題。42歳は外見でわかる美ではなく、内面からにじみ出る美も伝えられる年齢なのですが、今のところそれを感じさせるシーンがありません。制作サイドの頭にある「松嶋さんのヒロイン像はこうあるべき」という美意識が何年も前から変わっていない気がするのです。 思えば、最終回で視聴率40.0%を叩き出した『家政婦のミタ』(日本テレビ系)で松嶋さんは、その美意識をぶち破るようなキャラクターを演じました。このように視聴者の志向や見たいものは変わってきているのに、制作サイドがかつての美意識にこだわっているのではないでしょうか。 一方、松嶋さん本人は、バラエティー番組への番宣出演を重ねていつも以上に気さくな姿を見せていましたし、10月からのドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人~』(TBS系)では、ヒロインの菅野美穂さんを苦しめる“最凶の隣人”という悪役を演じるなど、かつての美意識にとらわれている様子はありません。 今年で芸能デビュー25周年を迎えたこともあってか、これまでの「キレイでカッコイイ」イメージや主演女優の座を捨ててでも、新たな魅力を得ようとするスタンスが伝わってきます。今回の視聴率は苦戦していますが、悪役や汚れ役を含めてさまざまな役を演じるであろう、今後の活躍がむしろ楽しみになってきました。【木村隆志】コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本前後のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などの批評番組に出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。
2016.09.03 07:00
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宮崎あおい、5年ぶりの映画復帰 目玉は過去作で「足蹴」「罵倒」の佐藤浩市との共演
宮崎あおい、5年ぶりの映画復帰 目玉は過去作で「足蹴」「罵倒」の佐藤浩市との共演
女性セブン
和久田麻由子アナ(左)の15人目の候補は岡山放送局の松本真季アナ(右写真はNHK岡山の公式ツイッターより)
NHK“ポスト和久田アナ”、15人目の候補は入局2年目「筋金入りのリケジョ」
週刊ポスト
風吹ジュンが父を亡くしていた
風吹ジュン、父と53年ぶりの再会で心境に変化 “父を奪った女性”に感謝の心意気
女性セブン
松本若菜の姿を目撃
ブレイク女優の松本若菜「圧倒的美スタイル」と「意外な私服」に六本木が揺れた夜
NEWSポストセブン
中林大樹の姿を目撃
竹内結子さん三回忌 中林大樹が子供のために決断、家族3人新生活は「海辺の街」で
女性セブン
結婚会見で指輪と元夫との写真を見せる小倉(2011年10月7日)
離婚した小倉優子 1人目の夫による「夜の生活」暴露の余波で「新たなファン層の獲得」
NEWSポストセブン
長沢麗奈容疑者(21)
厚木・2児熱中症死 男の家に行っていた21歳女の車は「後部座席なし」の借り物、「鉄板のように熱くなる荷台」新証言
NEWSポストセブン
松田聖子を目撃
松田聖子、沙也加さんの初盆に“もう1つの遺言”と「新しいお墓」への願い
女性セブン