話題の本 BOOK WONDERLAND一覧/25ページ

【書評】狂っていたのは夫か妻か──伝説を覆す評伝文学の傑作
【書評】『狂うひと 「死の棘」の妻・島尾ミホ』/梯久美子著/新潮社/本体3000円+税 【著者プロフィール】梯久美子(かけはし・くみこ)/1961年熊本県生まれ。北海道大学文学部卒業。『散るぞ悲しき 硫黄島総…
2016.12.19 16:00
SAPIO

【著者に訊け】卯月妙子氏 『人間仮免中つづき』
【著者に訊け】卯月妙子氏/『人間仮免中つづき』/小学館/1300円+税 小学生のときに統合失調症を発症した卯月妙子さんは、以後、精神病院への入退院を繰り返してきた。2007年には歩道橋から飛び降りて自殺を図…
2016.12.16 07:00
週刊ポスト

【著者に訊け】和田裕美氏 初小説『ママの人生』
【著者に訊け】和田裕美氏/『ママの人生』/ポプラ社/1400円+税 外資時代は契約成約率98%、ビジネス書の著書発行部数200万部超といった数字と、目の前のよく笑いよく話す女性が、どうも重ならない。「私の場合…
2016.12.10 16:00
週刊ポスト

【書評】タレントの問いが引き出す安全保障の分かり易い説明
【書評】『岡部いさく&能勢伸之の ヨリヌキ週刊安全保障』/岡部いさく(監修・執筆・イラスト)能勢伸之・執筆/大日本絵画/2300円+税【評者】山内昌之(明治大学特任教授) あるテレビ放送で「安全保障」につ…
2016.12.08 07:00
週刊ポスト

【著者に訊け】柚月裕子氏 慟哭ミステリー『慈雨』
【著者に訊け】柚月裕子氏/『慈雨』/集英社/1600円+税 私事で恐縮だが、筆者は折角の本を汚したくなくて、帯やカバーを全て外してから読む、生来の貧乏性だ。そんな事前情報の一切ない状態で柚月裕子氏の最新…
2016.12.04 16:00
週刊ポスト

【書評】ネガティブ哲学から厳選したフレーズを集めた入門書
【書評】『〈ふつう〉から遠くはなれて 「生きにくさ」に悩むすべての人へ 中島義道語録』/中島義道・著/青春出版社/1300円+税【評者】香山リカ(精神科医) 異端の哲学者・中島義道氏。カント研究の第一人…
2016.12.02 16:00
週刊ポスト

【書評】戦後文学史に残る伝説的なカップルの新しい視点
【書評】『狂うひと 「死の棘」の妻・島尾ミホ』梯久美子 著/新潮社/3000円+税【評者】川本三郎(評論家)「そのとき私は、けものになりました」。二〇〇六年、著者が島尾敏雄の妻ミホにインタビューした時、ミ…
2016.11.30 16:00
週刊ポスト

【書評】ヒロインの誘惑の手紙の卑猥さは文学史上に残る傑作
【書評】『籠の鸚鵡』(かごのおうむ)/辻原登・著/新潮社/1600円+税【評者】鴻巣友季子(翻訳家) 絶品のクライムノベルだ。舞台はバブル前夜、一九八四年ごろの和歌山。現実にあった巨額公金横領事件をモデ…
2016.11.26 16:00
週刊ポスト

【書評】イトマン事件 告発者が炙り出した住友銀行の闇
【書評】『住友銀行秘史』/國重惇史著/講談社/本体1800円+税 【プロフィール】國重惇史(くにしげ・あつし)/1945年山口県生まれ。元住友銀行取締役。東京大学経済学部卒業。1997年に住友銀行を出て、その後…
2016.11.26 16:00
SAPIO

【書評】サブカルの先駆者「怪獣博士」大伴昌司の仕事
【書評】『大伴昌司エッセンシャル』/紀田順一郎・著/講談社/2000円【評者】川本三郎 大伴昌司といえば、現在の怪獣ブームを作った「怪獣博士」として知られる。怪獣について語るなど子供向きの遊びと思われて…
2016.11.25 07:00
SAPIO

【著者に訊け】吉田修一氏 『犯罪小説集』
【著者に訊け】吉田修一氏/『犯罪小説集』/KADOKAWA/1500円+税 現在映画も大ヒット中の『怒り』で、吉田修一氏は身近な人間すら信じきれず、怒りも憎しみも内に秘めた人々の不信を巡る光景を、東京・千葉・沖…
2016.11.25 07:00
週刊ポスト

【書評】西側へ亡命する前後の逸話や音楽教育への提言
【書評】『ピアニストは語る』ヴァレリー・アファナシエフ・著/講談社現代新書/800円+税【評者】井上章一(国際日本文化研究センター教授) 二十一世紀へはいったころから、私はクラシックの音楽を、よく聴きだ…
2016.11.24 16:00
週刊ポスト

第23回小学館ノンフィクション大賞・柳川悠二氏「逆転のPL」を描いた理由
今年で23回目となる「小学館ノンフィクション大賞」の最終選考会が10月下旬に行なわれた。9年ぶりに一新された選考委員が最終候補5作品について縦横無尽に論じ合い、強豪校野球部の終焉を描いたノンフィクション…
2016.11.23 16:00
週刊ポスト

【書評】『太陽の季節』を強い日本の象徴と錯誤してきた戦後
【書評】『文學界』10月号 対談「死」と睨み合って/石原慎太郎×斎藤環/文藝春秋/定価970円【評者】大塚英志(まんが原作者) このコラムをスタバで書き始めたら、外の通りをマリオの格好をした小学生が通り過…
2016.11.18 07:00
週刊ポスト

【書評】五輪ともビートルズとも無縁のもう一つの1960年代史
【書評】『60年代ポップ少年』/亀和田武・著/小学館/本体1650円+税【著者】亀和田武(かめわだ・たけし)/1949年栃木県生まれ。作家、コラムニスト。成蹊大学文学部卒業。主な著書に『夢でまた逢えたら』(光…
2016.11.17 16:00
SAPIO
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