話題の本 BOOK WONDERLAND一覧/36ページ
【書評】「死を銘記」した中年作家の悲しくも爽やかな再出発
【書評】『メメント・モリ』原田宗典/新潮社/1500円+税【評者】関川夏央(作家)「メメント・モリ」は「死を銘記せよ」。人生の折り返し点を過ぎたと実感したとき心に響く。二〇一三年九月、原田宗典は渋谷区の…
2016.02.13 16:00
週刊ポスト
67才で直木賞受賞の青山文平氏「純文学のつらさ身にしみる」
【著者に訊け】青山文平さん/『つまをめとらば』/文藝春秋/1620円【内容】 冒頭の「ひとをうらやむ」は、主人公の武士が、誰もが羨む女性と結婚した友人から、夫婦関係についての深刻な悩みを打ち明けられる。…
2016.02.12 16:00
女性セブン
【書評】虚実に遊ぶことを存分に心得た大人の知的な戯作
【書評】『北園克衛モダン小説集 白昼のスカイスクレエパア』北園克衛/幻戯書房/3700円+税【評者】池内紀(ドイツ文学者・エッセイスト) コントと短篇が35編。すべて一九三〇年代に発表された。作者は昭和初年…
2016.02.12 07:00
週刊ポスト
異文化の非日常性を意識的に使う 村上春樹の紀行文
【書評】『ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集』村上春樹/文藝春秋/1782円【評者】神山典士(ノンフィクション作家) 昨年来、村上春樹の新作が何作か立て続けに出版されたので、喜んでいる読者…
2016.02.10 16:00
女性セブン
鈴木明子著・羽生結弦や浅田真央の強さの秘密など描く書
【書籍紹介】『プロのフィギュア観戦術 選手たちの心理戦から演技の舞台裏まで 』/鈴木明子/PHP新書/886円 羽生結弦の活躍、浅田真央の復帰などで人気が過熱しているフィギュアスケート。元オリンピック選手で…
2016.02.09 07:00
女性セブン
【書評】赤穂義士の心中に切ないほど同化できる日本人とは
【書評】『花の忠臣蔵』野口武彦/講談社/2200円+税【評者】山内昌之(明治大学特任教授) 本書は『日本誌』の著者ケンペルが瀬戸内から赤穂城を眺め、藩札が流用している現実に驚くところから始まる。ともかく…
2016.02.07 16:00
週刊ポスト
【著者に訊け】森健氏『小倉昌男 祈りと経営』
【著者に訊け】森健氏/『小倉昌男 祈りと経営 ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの』/小学館/1600円+税〈宅急便の父〉ことヤマト運輸の2代目社長・小倉昌男は、〈人の親〉でもあった。森健氏の第22回小学館…
2016.02.06 07:00
週刊ポスト
「安心して家出できる先も必要」 現代の家族に迫る書
【著者に訊け】杉山春さん/『家族幻想──「ひきこもり」から問う』/ちくま新書/864円【本の内容】 現代の日本社会で「ひきこもり」と呼ばれる人々の数はおよそ70万人。家庭という密室の中で、激しい暴力が日常と…
2016.02.05 07:00
女性セブン
【書評】多様なデータと資料で震災からの復興政策を問い直す本
【書評】『震災復興の政治経済学 津波被災と原発危機の分離と交錯』齊藤誠/日本評論社/2200円+税【評者】与那原恵(ノンフィクションライター) 東日本大震災からやがて五年を迎える。現在も避難生活を送るのは…
2016.02.04 16:00
週刊ポスト
天才やスターに思い入れのある人向けの漫画『神様の横顔』
【マンガ紹介】『神様の横顔(1)』/朔ユキ蔵/講談社/616円 アイドルグループのセンター。劇団のトップスター…。いるだけで目を惹きつける人、というのがいます。闘って勝ち取るのではなく、本人の意志や努力に…
2016.02.02 07:00
女性セブン
総収入15億円の作家が仕事と報酬の内訳を明かした貴重な一冊
【書籍紹介】『作家の収支』森博嗣著/幻冬舎新書/821円 1996年、38才の時に『すべてがFになる』で作家デビューした著者は、約20年で280冊の本を出し15億円の総収入を得た。 その内訳を、小説は原稿用紙1枚で400…
2016.01.31 16:00
女性セブン
【著者に訊け】額賀澪氏 青春スポーツ小説『タスキメシ』
【著者に訊け】額賀澪氏/『タスキメシ』/小学館/1300円+税 青山学院大学の完全優勝に沸いた、今年の箱根駅伝。が、『タスキメシ』の著者・額賀澪氏(25)は「やっぱり3部作の映画は3作全部見ないと!」と言う…
2016.01.31 07:00
週刊ポスト
「人工授精が当たり前」の未来描く衝撃作『消滅世界』
【著者に訊け】村田沙耶香さん/『消滅世界』/河出書房新社/1728円【あらすじ】 男女が愛し合い、結婚をして性行為をした結果、子供が生まれる──私たちが当たり前に考えているそれは、もはや「昔」の話だった。…
2016.01.28 07:00
女性セブン
【書評】建築史学のパイオニアの調査足跡と新鮮な人間像
【書評】『明治の建築家 伊東忠太 オスマン帝国をゆく』/ジラルデッリ青木美由紀/ウェッジ/2700円+税【評者】井上章一(国際日本文化研究センター教授) 明治期に東京帝国大学の教授となった研究者たちは、み…
2016.01.27 16:00
週刊ポスト
『小倉昌男』の新評伝で明かされる「宅急便の父」の謎
「宅急便の父」として知られるヤマト運輸(現ヤマトホールディングス)元社長・小倉昌男氏。経営者として規制と戦い続けた人物として知られるが、晩年は、障害者福祉の世界に身を投じて…
2016.01.26 16:00
NEWSポストセブン
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