芸能

テレビ局に多い「コネ入社」 批判されながらも採用続ける理由

 テレビ局社員にはなぜか、タレントや政治家、財界人などの子供や親戚が多い。最近では2014年に、安倍晋三首相(60)の甥がフジテレビに入社していることが話題になった。また、歌手の藤井フミヤ(52)の長男が、来年4月入社のフジテレビのアナウンサー職に内定したと報じられ、就活生らの間で「コネではないか」との声が出ている。

 なぜ、テレビ局は「コネ入社」が多いと言われるのか。元テレビプロデューサーの碓井広義さん(上智大学文学部新聞学科教授)はこう解説する。

「何かと注目されるテレビ局は内部情報が表に出やすいので、他業種より目立つという事情もあると思います。例えば、有名人の子供がメガバンクや大手商社など、テレビ局以外の人気就職先にコネで入っているケースだってあるかもしれません。

 実際、広告代理店なんかには、有名人の二世がたくさんいます。でも彼らがそこで働いているということは、ほとんど表には出てきません。だから他の業界との比較はできませんが、それでも多くの人が”テレビ局にはコネ社員が多い”という印象を持っているのは確かだと思いますですよね」

 もちろん、各テレビ局や本人たちがコネ入社を認めることはない。どの局も「公平・公正に入社試験を行った結果」と説明するのが普通だ。しかし2013年、当時日本テレビの社員だったみのもんた(71)の次男が窃盗容疑で逮捕されて諭旨解雇された際に、みのはインタビューや手記などでコネ入社があったと発言した(当時、みのが語ったコネ入社ついて日本テレビの社長が否定)。この時、「やっぱりコネ入社はあるのか」と思った人は少なくないだろう。

 特に有名人の子息、親戚が多いのがフジテレビだ。安倍首相の甥だけではない。高橋英樹(71)の娘・高橋真麻(33歳、2013年退社・フリー)、生田斗真(30)の弟・生田竜聖(28)、アナウンサー以外では、陣内孝則(52)の息子もいる。有名人の関係者が毎年のように入社しているのだ。フジテレビに有名人の血縁関係者が多いのはなぜか。

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