芸能

田中邦衛 「老人ホーム入居」で妻・娘と歩む「復帰への道」

懸命なリハビリを続けているという田中邦衛

 テレビドラマの名作『北の国から』(フジテレビ系列)の主役・黒板五郎役をはじめとして、数々のヒット作に出演してきた名優・田中邦衛(82)。ここ数年、テレビやスクリーンから遠ざかり、健康不安説も出ているが、実は自宅から老人ホームに居を移し、“もう一度、家族のもとに帰る”との強い決意を胸に、懸命のリハビリ生活を送っていた。

 首都圏にある閑静な住宅街で、田中は妻と2人で暮らしていた。近隣住民はこんな話をする。
 
「夏頃に、邦衛さんの自宅玄関口に車椅子ごと乗れるワンボックスカーが停まっていました。これまではタクシーで通院していると聞いていたので、1人で歩くこともままならないのかな……と心配になりました。それ以降、邦衛さんの姿を見かけなくなった」

 現在、田中は介護付き有料老人ホームに入居している。月額利用料は家賃に食費、管理費等を含めて20万円超と、その地域の相場を考えても一般的なもので、有名俳優が入居する施設としては決して豪華なものではない。

 田中と近しい知人によれば、この老人ホームには妻と次女が足繁く通い、「長い時で5~6時間、日が暮れるまで」田中と一緒に過ごしているという。

 田中の施設内での暮らしぶりについて、田中家を知る関係者はこう話す。

「ホーム内では車椅子での移動が基本。部屋で過ごすことが大半ですが、食堂やホールに顔を出す時は介護士が付き添います。存在が表に出ると騒ぎになる可能性もあるので、施設では別名で登録されています。邦衛さんに配慮した介護態勢が整っているそうです。

 やはりテレビで見かけた頃より痩せた印象は否めません。毛染めもやめているので白髪も目立ちます。ただ身体的に問題があるわけではありません。気懸かりなのは、最近はふさぎ込みがちなことだそうです」

 10月初旬、妻に話を聞くため自宅を訪れた。当初は「取材には一切応じておりません」と話した妻だったが、重ねて問いかけると、田中が老人ホームに入居していることを認めた。そして、

「さまざまな噂が出ているのは承知していますが、私が話すことが真実です」

 と静かに語り始めた。

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