芸能

「ゲス不倫」報道に沸く業界内でも不倫禁止令発令

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、連日この話題で持ちきりの「ゲス不倫」について、業界内でのアタフタぶりをリーク。

 * * *
 今年はまだ始まったばかりだが、年末の「新語・流行語大賞」発表まで、このワードはもちそうな気がする。「ゲス不倫」である。

 発端はもちろん、「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音とベッキーの不倫報道。その後、発覚した宮崎謙介“前”議員で「ゲス不倫」はさらに定着し、複数の女性との交際が重なりあっている“宮崎年表”は、いまワイドショーでもっとも分計が上がるネタだとされている。そして最新は写真週刊誌がトップで報じた桂文枝師匠の愛人報道である。

 さらに「私の経験でもいいのなら、ネタがありますよ」「あの人もやっているのを知っていますよ」という女性の声がギョーカイ内の各所であがっているのだ。

 たとえば今週注目されたのは、宮崎“前”議員の不倫相手に「私も恋人を寝取られた」と女性週刊誌記者が手記を掲載したこと。さらには「ハニートラップに遭った」とうそぶく男性文化人の相手は「実は私なんです」と某女性スタッフから“告白”も受けた。「面白がっていただけるなら、私も身を削ります」という心づもりのあるギョーカイ女性の多いこと、多いこと。不倫経験のある男性有名人は戦々恐々だろう。

 ベッキーへのクレーム数がやや落ち着いた各テレビ局内でも「ゲス不倫」の話題はいまだに尽きない。「そういえば…」と、不倫で異動した男性社員の“昔話”に花が咲いたり、「とにかく、気をつけるに越したことはない」と、既婚の男性社員や男性アナウンサーへ上からの“ご注意”があった局もあると聞く。

 そして、女性タレントやフリーの女性キャスターを数多く抱える芸能プロダクションで通告されたのが「不倫禁止令」である。

 モー娘。やAKB48グループほどではないにしろ、「恋愛には社長がいい顔をしてくれない」という女性タレントやキャスターは多かったが、この「ゲス不倫」騒動で、「とにかく不倫だけは絶対にダメ」と“お達し”があったというのだ。

 かつて、テレビ局やラジオ局で、男性社員の不倫相手として標的とされていたのはフリーの女性アナウンサーやリポーターが一般的だった。

 フリーの女性の喋り手は、男性スタッフらからしてみると、局アナの女性より「声がかけやすい」「敷居が高そうで実は低い」というのである。

 その理由は、局員同士だと、破局したり、それが原因で離婚したりすると、後々面倒なことになりかねないが、相手がフリーなら、どちらかが番組や現場を離れさえすれば、話はそこで終わるという“後腐れのなさ”。

 もう一つの理由は、帯番組のレギュラーとしてテレビ局に出入りしているフリー女子アナは、よほどの大物でない限り、一人に一人、マネジャーが付いているワケではないから、所属事務所にバレずに進めやすいというのである。

 とはいえ、昔に比べたら、男性局員とフリー女子アナの不倫はずいぶん減ったと言われる。それは、ある番組のお陰(?)なのだ。

関連記事

トピックス

麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
「同棲していたのは小柄な彼女」大麻所持容疑の清水尋也容疑者“家賃15万円自宅アパート”緊迫のガサ当日「『ブーッ!』早朝、大きなクラクションが鳴った」《大家が証言》
NEWSポストセブン
当時の水原とのスタバでの交流について語ったボウヤー
「大谷翔平の名前で日本酒を売りたいんだ、どうかな」26億円を詐取した違法胴元・ボウヤーが明かす、当時の水原一平に迫っていた“大谷マネーへの触手”
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
《同居女性も容疑を認める》清水尋也容疑者(26)Hip-hopに支えられた「私生活」、関係者が語る“仕事と切り離したプライベートの顔”【大麻所持の疑いで逮捕】
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
【大麻のルールをプレゼンしていた】俳優・清水尋也容疑者が“3か月間の米ロス留学”で発表した“マリファナの法律”「本人はどこの国へ行ってもダメ」《麻薬取締法違反で逮捕》
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン
賭博の胴元・ボウヤーが暴露本を出版していた
大谷翔平から26億円を掠めた違法胴元・ボウヤーが“暴露本”を出版していた!「日本でも売りたい」“大谷と水原一平の真実”の章に書かれた意外な内容
NEWSポストセブン
清武英利氏がノンフィクション作品『記者は天国に行けない 反骨のジャーナリズム戦記』(文藝春秋刊)を上梓した
《出世や歳に負けるな。逃げずに書き続けよう》ノンフィクション作家・清武英利氏が語った「最後の独裁者を書いた理由」「僕は“鉱夫”でありたい」
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレ(時事通信フォト)
《メンバーの夫が顔面骨折の交通事故も》試練乗り越えてロコ・ソラーレがミラノ五輪日本代表決定戦に挑む、わずかなオフに過ごした「充実の夫婦時間」
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《麻薬取締法違反の疑いでガサ入れ》サントリー新浪剛史会長「知人女性が送ってきた」「適法との認識で購入したサプリ」問題で辞任 “海外出張後にジム”多忙な中で追求していた筋肉
NEWSポストセブン
サークル活動にも精を出しているという悠仁さま(写真/共同通信社)
悠仁さまの筑波大キャンパスライフ、上級生の間では「顔がかっこいい」と話題に バドミントンサークル内で呼ばれる“あだ名”とは
週刊ポスト
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さんが綴る“からっぽの夏休み”「SNSや世間のゴタゴタも全部がバカらしくなった」
NEWSポストセブン
米カリフォルニア州のバーバンク警察は連続“尻嗅ぎ犯”を逮捕した(TikTokより)
《書店で女性のお尻を嗅ぐ動画が拡散》“連続尻嗅ぎ犯” クラウダー容疑者の卑劣な犯行【日本でも社会問題“触らない痴漢”】
NEWSポストセブン