国内

死の淵を歩いた? 高須院長「医者を選ぶのも寿命のうち」

都知事選について語る高須院長

 高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。6月から7月にかけて「感染性肝嚢胞」で入院していた高須院長に病床での様子を訊くとともに、都知事選についても意見をうかがいました。

 * * *
──退院なさってから1か月弱ですが、体調のほうはいかがですか?

高須:もう大丈夫。完全復活だよ。でもね、どうして病気になったのかはいまだにわからない。肝臓の中にある嚢胞が細菌やウイルスに感染する「感染性肝嚢胞」っていう病気だったんだけど、肝臓ってしっかり囲まれていて普通は感染しないんだよ。フリーメイソンの会合でフィリピンに行ってたから、そこで寄生虫を持って来ちゃったんじゃないかとか、アメーバみたいな微生物に感染したんじゃないかとか、いろんな可能性を指摘されたけど、結局何が原因かはわからないね。

──そうなんですね。でも、入院中も外出してクリニックで患者さんを診ていたんですよね。

高須:そうそう。肝臓から膿を取り出す袋を体に取り付けた状態だったけどね。もうね、その袋をひったくられるんじゃないかって心配で心配で。すごく大事そうに持ってたから、こりゃあすごく高価なものが入ってそうだなって、余計に危なかったかもしれない(笑い)。

──症状はどういう感じだったんですか?

高須:とにかく熱が出てね。開業医に行って抗生物質と鎮痛剤をもらって飲んでたんだけど、全然よくならない。それで高須病院でMRI、CT、血液検査をしたら、肝臓の嚢胞が腫れているのを見つけて、「ああこれだ」って。で、高須病院でも抗生物質を点滴したんだけどそれでもよくならなくて、昭和大学病院に移ったんだよ。あらかじめ病状やら数値やらを伝えてから、新幹線で名古屋から東京の昭和大学病院に行ったんだけど、着いたらすぐに手術。やっぱり餅は餅屋だね。

 正直言って、肝機能はどんどん低下してくるし、抗生物質も全然効かないから、わりと早い段階で逝っちゃうんじゃないかって思ってたよ。本当にヤバイと思ったから、大急ぎで遺書も書いたし。「現金はすべてボランティア団体に寄付せよ」「お墓と本宅は長男に譲るからいろんな行事とかお祭り関係はちゃんとやれ」とかね。あと、小金井カントリー倶楽部の会員権とバイクと車は西原(理恵子)に譲るって書いたんだけど、西原は免許を持ってないから意味がなかった(笑い)。しかも、小金井カントリー倶楽部って女性は会員になれないんだよ。西原だったらゴネて会員になっちゃうと思ったんだけどね(笑い)。で、結局その遺書は全部捨てちゃったよ。

──けっこう危険な状態だったんですね。

高須:運がよかったっていうのもあるよ。たまたま専門医がすぐに手術できる状況だったからよかったけど、そうじゃなかったらどうなっていたかわからない。医者を選ぶのも寿命のうちというかね…。

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