芸能

二世タレントのいいとこどり 岡田結実は将来性抜群

人気の二世タレント岡田結実(オスカーHPより)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、二世タレントの注目株、岡田結実のポテンシャルに言及。

 * * *
「閉店ガラガラ」のギャグでおなじみ、「ますだおかだ」岡田圭右の長女で、タレント・モデルの岡田結実(おかだゆい)が『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系)の女性新MCに就任することとなった。

 さらに、9月7日スタートの同局の新番組『一周回って知らない話』のレギュラーにも名を連ね、来年公開の映画『傷だらけの悪魔』で女優デビューすることも決まっている。

 芸能界は相変わらず二世タレント花盛りで、いまは第二次二世ブームといったところ。話題性からか、NHKでも民放でも、連続ドラマには二世俳優が欠かせない存在だ。

 そんな中、もっとも成功していた二世が高畑裕太容疑者だろう。連続テレビ小説『まれ』(NHK)で全国区となり、7月期は2本の連続ドラマに出演していた。

 母の高畑淳子にどんどん似てくる顔と長身。さらに、当初から「高畑姓」で仕事をしていたことも功を奏して、近年、バラエティー番組で親子共演がもっとも多い、理想的な二世タレントだった。

 実は件の『一周回って〜』のレギュラーでもあった裕太容疑者。同時期に出演者として芸能ニュースに名前が挙がった岡田結実はきっと複雑な気持ちだっただろう。

 そんな岡田結実もまた「理想の二世」「さらなる可能性を秘めた二世」と業界ではもっぱら評判だ。

 まずは父親がお笑い芸人であるということ。これは、俳優や女優の二世よりも、親の話題、子供のネタ共にバラエティー番組で自由に話しやすいという利点がある。

 二世の中には、「親の七光りと言われたくない」というポリシーをもち、あえて、二世であることを隠したり、親とは異なる芸名で活動したりする者もいる。

 また、「甘やかしたくない」「ジャンルが異なる」など理由はそれぞれだが、親が息子や娘との共演を「NG」にしているところもある。

 だが、岡田家の場合は、特に縛りがないうえ、結実の父、岡田圭右は芸人は芸人でも明石家さんまや関根勤ほど大物ではないので、何かにつけてハードルが低く、起用する側もそれほど気を遣う必要がないのも互いに気楽な理由だろう。

 岡田結実は、01年、ジュニアモデルとしてデビューしている。つまり、二世・三世タレントとしては、大沢あかねと同じだ。さらに、その大沢や、ウエンツ瑛士、生田斗真、前田亜季らが出演していたことでも有名な『天才てれびくん』シリーズの「てれび戦士」という経歴ももつ。

関連記事

トピックス

全国でクマによる被害が相次いでいる(AFLO/時事通信フォト)
「“穴持たず”を見つけたら、ためらわずに撃て」猟師の間で言われている「冬眠しない熊」との対峙方法《戦前の日本で発生した恐怖のヒグマ事件》
NEWSポストセブン
韓国のガールズグループ「AFTERSCHOOL」の元メンバーで女優のNANA(Instagramより)
《ほっそりボディに浮き出た「腹筋」に再注目》韓国アイドル・NANA、自宅に侵入した強盗犯の男を“返り討ち”に…男が病院に搬送  
NEWSポストセブン
ラオスに到着された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月17日、撮影/横田紋子)
《初の外国公式訪問》愛子さま、母・雅子さまの“定番”デザインでラオスに到着 ペールブルーのセットアップに白の縁取りでメリハリのある上品な装い
NEWSポストセブン
ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
相撲協会の公式カレンダー
《大相撲「番付崩壊時代のカレンダー」はつらいよ》2025年は1月に引退の照ノ富士が4月まで連続登場の“困った事態”に 来年は大の里・豊昇龍の2横綱体制で安泰か 表紙や売り場の置き位置にも変化が
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト