例えばエジソンやアインシュタイン、ジョン・F・ケネディも発達障害だったと伝えられており、水泳選手のマイケル・フェルプス(31才)も幼少期にADHDと診断された過去を明かしている。

 日本人でも、黒柳徹子(83才)、勝間和代(47才)、栗原類(21才)などが発達障害であることを告白。『いま、会いにゆきます』の著者である作家・市川拓司(53才)は、自身が発達障害であることを明かした上で、過去本誌にこう話している。

《発達障害には、自分の好きなことに対しては一点突破で得意なものを持てる人が多い。発達障害につきものの特性は、自分にとって“宝”なんです》

《理解のある母親だったので、子供の頃から“もっとやれ”という感じで、無理やり矯正されたり、叱られたりすることがなかったことが大きかった》

 大切なのは、がんじがらめの管理的教育ではなく、見守ること。

「子供の特性を把握し、どこに気をつけ、どんな分野なら“自立”して生きていけるのか。その方向を見極め、伸ばしてあげることが親には求められます。発達障害の子を持つ親は、えてして過干渉になってしまいがちですが、それは逆効果なのです」(山脇氏)

 厳しく叱り、躾けようとした高畑は、息子の特性を正しく理解していたといえるだろうか。結局のところ、裕太にとって、多数のスタッフや共演者と息を合わせて作品を創る「俳優」という職業は鬼門だったのかもしれない。

 短大でバンド活動を始めた彼が俳優業にも興味を示すと、母は誰よりも応援した。

「全ての撮影現場に裕太さんを連れて行き、挨拶回りをしていましたからね。彼がオーディションを受けるたびに高畑さんが周囲に猛営業して回っていました」(前出・別の芸能関係者)

 裕太の出演番組があればブログで必ず告知・宣伝し、ドラマに出れば演技を褒めまくる。《親バカです》という言葉がブログに躍ったのは数知れず。その間、母の知らぬ所で彼は共演者に多大な顰蹙を買い続けていた。

「いろんなかたに、かわいがっていただけているのだと思っていました」

 謝罪会見で高畑はそう話し、号泣した。

※女性セブン2016年9月22日号

関連記事

トピックス

日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
実業家の宮崎麗香
《セレブな5児の母・宮崎麗果が1.5億円脱税》「結婚記念日にフェラーリ納車」のインスタ投稿がこっそり削除…「ありのままを発信する責任がある」語っていた“SNSとの向き合い方”
NEWSポストセブン
出席予定だったイベントを次々とキャンセルしている米倉涼子(時事通信フォト)
《米倉涼子が“ガサ入れ”後の沈黙を破る》更新したファンクラブのインスタに“復帰”見込まれる「メッセージ」と「画像」
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン
峰竜太(73)(時事通信フォト)
《3か月で長寿番組レギュラー2本が終了》「寂しい」峰竜太、5億円豪邸支えた“恐妻の局回り”「オンエア確認、スタッフの胃袋つかむ差し入れ…」と関係者明かす
NEWSポストセブン
2025年11月には初めての外国公式訪問でラオスに足を運ばれた(JMPA)
《2026年大予測》国内外から高まる「愛子天皇待望論」、女系天皇反対派の急先鋒だった高市首相も実現に向けて「含み」
女性セブン
夫によるサイバーストーキング行為に支配されていた生活を送っていたミカ・ミラーさん(遺族による追悼サイトより)
〈30歳の妻の何も着ていない写真をバラ撒き…〉46歳牧師が「妻へのストーキング行為」で立件 逃げ場のない監視生活の絶望、夫は起訴され裁判へ【米サウスカロライナ】
NEWSポストセブン
シーズンオフを家族で過ごしている大谷翔平(左・時事通信フォト)
《お揃いのグラサンコーデ》大谷翔平と真美子さんがハワイで“ペアルックファミリーデート”、目撃者がSNS投稿「コーヒーを買ってたら…」
NEWSポストセブン
愛子さまのドレスアップ姿が話題に(共同通信社)
《天皇家のクリスマスコーデ》愛子さまがバレエ鑑賞で“圧巻のドレスアップ姿”披露、赤色のリンクコーデに表れた「ご家族のあたたかな絆」
NEWSポストセブン
硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将(写真/AFLO)
《戦後80年特別企画》軍事・歴史のプロ16人が評価した旧日本軍「最高の軍人」ランキング 1位に選出されたのは硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将
週刊ポスト