「サマースクールとは、6~8月に2週間から8週間ほどの期間で開催される夏の間の特別プログラムのこと。日本からの留学も可能で、現地の子供とふれあいながら英語や異文化と接することができます。費用は期間や学校によりまちまちですが、500~2000ドル(約5万~20万円)が目安です」(前出・ジャーナリスト)
プナホウ、イオラニといった名門校もサマースクールを開講するが、すぐ定員に達する人気ぶりという。
前出の梨花も、もともとは長男をサマースクールに参加させるためにハワイを訪れた。そこで教育環境の良さやスローライフにハマり、夫を日本に残してハワイを生活の拠点とすることを決めたという。
「紗栄子さん(29才)も何年か前に子供をサマースクールに参加させていました。今年の夏には小栗旬さん(33才)・山田優さん(32才)家族もハワイに来て子供をサマースクールに連れて行っていたようです」(前出・ジャーナリスト)
今後、さらに増えそうなハワイ子育て。だが、こんなトラブルもあると現地の旅行業者が指摘する。
「ハワイでは貧困層対策のため、一定程度の収入以下の家庭の子供はランチが無料になったり、放課後の補習サービスが格安になる制度があります。日本から母子だけで移住するとハワイでの収入はゼロになり、公立学校では上記の優遇サービスを受けられます。
ところが、移住する日本人は豊かなため、優遇サービスを受けながら、母親がベンツなど高級車で子供を迎えにきて、高級コンドミニアムに帰っていく。それはさすがにおかしいと、現地の母親から批判が噴出しています」
陽気な常夏の子育てにもモラルは必要だ。
※女性セブン2016年10月13日号