とにかく、歌舞伎の世界にはいろんな慣習やしきたりがあって気を使うことばかり。三田さん、後援会を通じてチケットを買ってくれた人に対しては、わざわざ客席にまで挨拶に行くんです。普通は番頭さんの仕事なんですけど、女将さんで後援者の名前と顔と座席まで覚えているのは相当すごいことです。
しかも3人の男の子を育てながら、免許を持っていない芝翫さんの仕事の送り迎えまでしていたんですから、スーパーウーマンですよ」(梨園関係者)
近藤サト(48才)や前田愛(33才)、小林麻央(34才)など芸能界から梨園の世界に飛び込んだ例は少なくないが、生半可なことではない。最近では藤原紀香(45才)が梨園の妻デビューを果たしたが、さっそく“荒波”にタジタジになっているという。三田は妻業を完璧にこなしているだけではない。
「子供に手がかからなくなってからは、テレビの仕事も再開しました。バラエティーにも情報番組にも引っぱりだこで、最近は旦那さんよりもよく見かけますよ」(テレビ局関係者)
女将さん業に加えてタレント業も。真夜中の大あくびも納得の多忙さだ。今年9月、『週刊文春』で芝翫の不倫が報じられたときも“貫禄”を見せつけた。
「三田さん、めちゃくちゃ怒ったんですよ。でも怒った理由は『不倫してたから』ではなかった。どうも三田さんのことだから、旦那さんに女性の陰があることは薄々…。ところがそれが世間にバレてしまった。『ワキが甘い!』って怒ったみたいですよ」(前出・梨園関係者)
不倫報道直後の堂々の1人会見で三田の株はいっそう上がり、襲名興行のチケットも完売が相次いだ。
「尾上菊五郎さんや市川左團次さんが芝翫さんの不倫いじりをしてテレビで何回も取り上げられてましたけど、三田さんとしても“ニンマリ”なんじゃないですか。“転んでもタダじゃ起きない”のが、これまたすごいですよ」(前出・梨園関係者)
「不倫は芸の肥やし」──。
※女性セブン2016年11月24日号