「私は学者ですから、物事を客観的に考えるようにしています。日本と韓国のどちら側に立つこともありません。しかし、独島問題をはじめ韓日関係を扱う史料などに触れると、韓国に有利な事実が出て来るのです。
表面的には日本の主張が正しい部分もありますが、本質に近づくほど韓国の主張が正しいと。(中略)韓国の人々は感情が先立ち論理を見失ってしまうことが多いため、とても損をしています。日本は部分的な事実を組み合わせ、世界が納得できるよう論理構築することがよくあります」(2016年9月26日放送・TV朝鮮『パク・チョンジンライブショー』より要約・抜粋)
保坂氏のこうした発言に、韓国のテレビ番組ではキャスターが思わず身を乗り出して握手を求める場面も。さらに、朝鮮半島の植民地支配に話が及ぶと、こんな“リップサービス”まで飛び出した。
「日帝が韓国に残した史料には、日本が朝鮮半島を植民地にした理由、背景について書かれた驚くべき事実が多数あります。たとえば神道には『アジアに日本の宗教、始祖神が入っていくためには、汚いモノを一掃し土地を浄化しなければならない』という理論がある。『だから戦争をするのだ』と。1945年までの日本の軍部などでは、それらの話が常識的に語られたり、教育されていたのです」