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ネットの反差別運動の歴史とその実態【3/4】

2017.06.07 18:33

◆重視するのは「発言内容」より「発言者」の名前

 また、彼らに特徴的なのはいくら匿名のツイッターユーザーが「ぱよぱよちーん」と書こうが批判はせず、名前の立った人物やフォロワーの多い人物だったら攻撃に来る点である。傾向としては「何を言うか」以上に「誰が言うか」を徹底的に重視している。叩く相手も選んで、よりダメージが多くなりそうな人間を選別しているのである。それまでの反差別界隈による「敵認定」した人間の封じ込めの手法はこんな感じである。

【1】(彼らが考える)問題発言の主を発見する
【2】批判を加える。
【3】野間など中心的な人物が突撃の号令とも取れるツイートをする
【4】一斉にその発言者を罵倒する
【5】反論をしようものなら、さらに激しく罵倒をする
【6】時にはtogetterでまとめたりもする
【7】所属先が分かる場合は電話・メール・ツイッターで「おたくの会社には差別主義者がいる」と一斉通報をする
【8】最終的に謝罪の言葉を引き出すか、音を上げさせてアカウント削除に追い込む

 ここまでやられると大抵の人は心が折れ、反差別界隈に屈することとなる。そしてレイシスト認定のレッテルだけが残ることとなる。しかし、ろくでなし子はまったく動じなかった。押し寄せる糾弾者をちぎっては投げ、時には「ぱよぱよちーん」と挑発し、いつしか反差別界隈の反応こそ異常といった空気を醸し出すことに成功したのである。そりゃそうだ。元々の騒動の発端が「『ぱよぱよちーん』とツイートしたらレイシスト」というどうでもいい言いがかりなのだから。顔を真っ赤にしてろくでなし子を叱る人々の方が滑稽に見えて当然だろう。それまでろくでなし子を「変なアートを作る逮捕経験者」程度の扱いをしていた人々が「しばき隊の攻撃に一切めげない強い女」として支持するようになっていく。ろくでなし子自身はこの時の攻撃については「警察の苛烈な取り調べを経験している私がこの程度で折れるわけがない」と語っていた。そして、産経系のウェブサイトironnaのインタビューでもこの時のことを振り返っている。

〈わたしはK氏が気の毒な反面、自業自得でもあることと、パッと見が強面の印象のK氏が「ぱよぱよち~ん」と過去につぶやいていた事実に、おもわずクスリとしてしまいました。

「ぱよぱよち~ん♪」

 なんて間抜けで愉快なフレーズでしょう。口にした途端、誰もが脱力感とほっこりとした楽しい気分にとらわれるはず。

 そこで、わたしはおもわず自分のTwitter上でも「ぱよちん音頭でぱよぱよち~ん♪」と無邪気につぶやいてしまいました。わたしのフォロワーさんもこの間抜けなフレーズに反応し、一緒になってぱよぱよちんちんつぶやいていたところ、突然、しばき隊関係者かその一派であろう人たちから「その言葉を使うな!」「削除しろ!」とものすごい剣幕でわたしを威嚇するリプライをしてきました。〉

 しばき隊がろくでなし子をレイシスト認定しようにも、彼女にはその認識はない。単に「面白かった」というだけの理由で使っていたら突然攻撃をくらい、「だったら売られたケンカは買ってやる」とばかりにろくでなし子はツイッター上でしばき隊とケンカをし続けたのだ。いや、ケンカというよりは合気道かもしれない。元々は反差別界隈の「神輿」の一つであったろくでなし子だが、この段階で完全に敵となった。そこでとばっちりを食らったのが女性の人権問題に取り組み、AV出演強要問題などにもかかわるNPO法人ヒューマンライツ・ナウの伊藤和子弁護士である。

 12月、ろくでなし子に対する攻撃は収まっていたが、しばき隊と散々ツイッターでやり取りをした結果、野間に対しては妙なシンパシーを感じていたようである。野間のことを「野間っち」という呼び方をし、野間と12月27日に飲み会をやることを提案していた。クリスマスムードも高まる12月10日、ろくでなし子はこうツイートした。

〈♪も~ろびと~ こっぞ~り~て~ しば~きま~せり~♪
しばきませ~り  しばきませり~
しばぁ しばぁ~あ  しばきませり~~~♪〉

 これに対し、反差別界隈からも仲間認定されていた伊藤が「思わず笑っちゃうな きっと楽しい人なんだろうな♪ タフだし」とツイート。すると、これにかみついたのが李信恵だ。

〈あなたも本当にダメですよね、明日の朝にヒューマンライツ・ナウに連絡します。今からでも連絡して下されば電話に出ますよ。何に乗っかったか、ほんまいい加減にしてくださいね。〉

 まさかの伊藤への敵認定である。つまり反差別界隈の「敵」となったろくでなし子に共感するようなツイートをした伊藤も「敵」という認定である。これは彼ら基準からすれば、よくあることだ。恐らくしばき隊ウォッチャーとして日本で最も詳しいのは「田山たかし(現・田山さとし)」というツイッターのIDだろう。田山は元々は韓国・在日ウォッチャーで、朝鮮総連や朝鮮学校に批判的なスタンスを取る。北朝鮮本国との繋がりがあるにもかかわらず、かの国の問題に対し、在日本の北朝鮮関連組織が問題解決をしない点を追及してきた。韓国政府や韓国の市民団体の反日的活動にも批判的である。となれば、親韓・親北朝鮮的な反差別界隈もウォッチ対象となり、連日のように反差別界隈によるツイートを晒し、矛盾点やダブルスタンダード的な部分を突いている。まさに反差別界隈としては天敵のような存在だ。

 そんな田山は反差別界隈からすると「レイシスト」であり、田山のツイートをRTすると「田山たかしをRTするお前はレイシスト」といった認定を食らうようになる。私が「田山は無用な差別的発言はしていないだろう」と指摘をしたらなぜか「中川淳一郎は田山たかし信者」ということになってしまった。さらにAERAの女性記者が田山のツイートをRTし、共感を意味する「ほんこれ」とつぶやいたところ、反差別界隈から批判が殺到した。彼女自身は普段からリベラルと目されていたため、残念がられたのである。結局本稿で何度か登場したが、反差別界隈が何よりも重視するのは、発言内容ではなく、発言者の名前なのである。その人物が「敵」か「味方」か、「レイシスト」か「反差別の闘士」かで発言の内容がどうあれ、批判か称賛を行う。一旦敵認定してしまうと、それを取り下げるわけにもいかなくなるため、本当はいくら共感した立派な内容であろうがおおっぴらに称賛するわけにはいかない。

◆重視するのは「発言内容」より「発言者」の名前

 また、彼らに特徴的なのはいくら匿名のツイッターユーザーが「ぱよぱよちーん」と書こうが批判はせず、名前の立った人物やフォロワーの多い人物だったら攻撃に来る点である。傾向としては「何を言うか」以上に「誰が言うか」を徹底的に重視している。叩く相手も選んで、よりダメージが多くなりそうな人間を選別しているのである。それまでの反差別界隈による「敵認定」した人間の封じ込めの手法はこんな感じである。

【1】(彼らが考える)問題発言の主を発見する
【2】批判を加える。
【3】野間など中心的な人物が突撃の号令とも取れるツイートをする
【4】一斉にその発言者を罵倒する
【5】反論をしようものなら、さらに激しく罵倒をする
【6】時にはtogetterでまとめたりもする
【7】所属先が分かる場合は電話・メール・ツイッターで「おたくの会社には差別主義者がいる」と一斉通報をする
【8】最終的に謝罪の言葉を引き出すか、音を上げさせてアカウント削除に追い込む

 ここまでやられると大抵の人は心が折れ、反差別界隈に屈することとなる。そしてレイシスト認定のレッテルだけが残ることとなる。しかし、ろくでなし子はまったく動じなかった。押し寄せる糾弾者をちぎっては投げ、時には「ぱよぱよちーん」と挑発し、いつしか反差別界隈の反応こそ異常といった空気を醸し出すことに成功したのである。そりゃそうだ。元々の騒動の発端が「『ぱよぱよちーん』とツイートしたらレイシスト」というどうでもいい言いがかりなのだから。顔を真っ赤にしてろくでなし子を叱る人々の方が滑稽に見えて当然だろう。それまでろくでなし子を「変なアートを作る逮捕経験者」程度の扱いをしていた人々が「しばき隊の攻撃に一切めげない強い女」として支持するようになっていく。ろくでなし子自身はこの時の攻撃については「警察の苛烈な取り調べを経験している私がこの程度で折れるわけがない」と語っていた。そして、産経系のウェブサイトironnaのインタビューでもこの時のことを振り返っている。

〈わたしはK氏が気の毒な反面、自業自得でもあることと、パッと見が強面の印象のK氏が「ぱよぱよち~ん」と過去につぶやいていた事実に、おもわずクスリとしてしまいました。

「ぱよぱよち~ん♪」

 なんて間抜けで愉快なフレーズでしょう。口にした途端、誰もが脱力感とほっこりとした楽しい気分にとらわれるはず。

 そこで、わたしはおもわず自分のTwitter上でも「ぱよちん音頭でぱよぱよち~ん♪」と無邪気につぶやいてしまいました。わたしのフォロワーさんもこの間抜けなフレーズに反応し、一緒になってぱよぱよちんちんつぶやいていたところ、突然、しばき隊関係者かその一派であろう人たちから「その言葉を使うな!」「削除しろ!」とものすごい剣幕でわたしを威嚇するリプライをしてきました。〉

 しばき隊がろくでなし子をレイシスト認定しようにも、彼女にはその認識はない。単に「面白かった」というだけの理由で使っていたら突然攻撃をくらい、「だったら売られたケンカは買ってやる」とばかりにろくでなし子はツイッター上でしばき隊とケンカをし続けたのだ。いや、ケンカというよりは合気道かもしれない。元々は反差別界隈の「神輿」の一つであったろくでなし子だが、この段階で完全に敵となった。そこでとばっちりを食らったのが女性の人権問題に取り組み、AV出演強要問題などにもかかわるNPO法人ヒューマンライツ・ナウの伊藤和子弁護士である。

 12月、ろくでなし子に対する攻撃は収まっていたが、しばき隊と散々ツイッターでやり取りをした結果、野間に対しては妙なシンパシーを感じていたようである。野間のことを「野間っち」という呼び方をし、野間と12月27日に飲み会をやることを提案していた。クリスマスムードも高まる12月10日、ろくでなし子はこうツイートした。

〈♪も~ろびと~ こっぞ~り~て~ しば~きま~せり~♪
しばきませ~り  しばきませり~
しばぁ しばぁ~あ  しばきませり~~~♪〉

 これに対し、反差別界隈からも仲間認定されていた伊藤が「思わず笑っちゃうな きっと楽しい人なんだろうな♪ タフだし」とツイート。すると、これにかみついたのが李信恵だ。

〈あなたも本当にダメですよね、明日の朝にヒューマンライツ・ナウに連絡します。今からでも連絡して下されば電話に出ますよ。何に乗っかったか、ほんまいい加減にしてくださいね。〉

 まさかの伊藤への敵認定である。つまり反差別界隈の「敵」となったろくでなし子に共感するようなツイートをした伊藤も「敵」という認定である。これは彼ら基準からすれば、よくあることだ。恐らくしばき隊ウォッチャーとして日本で最も詳しいのは「田山たかし(現・田山さとし)」というツイッターのIDだろう。田山は元々は韓国・在日ウォッチャーで、朝鮮総連や朝鮮学校に批判的なスタンスを取る。北朝鮮本国との繋がりがあるにもかかわらず、かの国の問題に対し、在日本の北朝鮮関連組織が問題解決をしない点を追及してきた。韓国政府や韓国の市民団体の反日的活動にも批判的である。となれば、親韓・親北朝鮮的な反差別界隈もウォッチ対象となり、連日のように反差別界隈によるツイートを晒し、矛盾点やダブルスタンダード的な部分を突いている。まさに反差別界隈としては天敵のような存在だ。

 そんな田山は反差別界隈からすると「レイシスト」であり、田山のツイートをRTすると「田山たかしをRTするお前はレイシスト」といった認定を食らうようになる。私が「田山は無用な差別的発言はしていないだろう」と指摘をしたらなぜか「中川淳一郎は田山たかし信者」ということになってしまった。さらにAERAの女性記者が田山のツイートをRTし、共感を意味する「ほんこれ」とつぶやいたところ、反差別界隈から批判が殺到した。彼女自身は普段からリベラルと目されていたため、残念がられたのである。結局本稿で何度か登場したが、反差別界隈が何よりも重視するのは、発言内容ではなく、発言者の名前なのである。その人物が「敵」か「味方」か、「レイシスト」か「反差別の闘士」かで発言の内容がどうあれ、批判か称賛を行う。一旦敵認定してしまうと、それを取り下げるわけにもいかなくなるため、本当はいくら共感した立派な内容であろうがおおっぴらに称賛するわけにはいかない。

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