芸能

『屋根裏の恋人』 衝撃展開続くがドロドロ感なく新感覚との評

話題の不倫ドラマ『屋根裏の恋人』。主演は石田ひかり

 今クールのドラマで、異色の不倫作品として注目を集めているのが『屋根裏の恋人』(フジテレビ系)だ。このドラマの見所について、コラムニストのペリー荻野さんが解説する。

 * * *
 そんなわけで、今シーズンは、新感覚の不倫ドラマともいえる『あなたのことはそれほど』(TBS系)が話題だったが、今、別の意味でもうひとつの新感覚不倫ドラマ『屋根裏の恋人』がとんでもない展開になっている。
 
 主人公は、鎌倉の大きな洋館で、夫・誠(勝村正信)と高校生の娘・帆花(大友花恋)、中学生の息子・勇人(高橋楓翔)と幸せに暮らす主婦・西條衣香(石田ひかり)。ある日突然、衣香の目の前に、元恋人・瀬野樹(今井翼)が現れ、あろうことか衣香の家の屋根裏に棲みついてしまう。

 どうやら、樹は変死した男の事件に関わっていて、警察に追われているらしい。天井の通気口から、西條家のすべてを覗き見る樹。屋根裏の散歩者か!と思うが、樹は大胆にも家族の留守に台所に降りてきたり、玄関から堂々と出入りしたり、屋根裏でバイオリンを奏でたりする。不信感を持ちながらも衣香は彼に惹かれ、ついに屋根裏で不倫関係になってしまう…。

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