まず変わっていないのは、緊急救命らしいスリリングかつスピーディーな物語。次々に緊迫した状況が起こり、複数の患者を同時に治療しながら、周囲の人々を含めた人間ドラマが展開されています。

 フジテレビのドラマで先輩格にあたる『救命病棟24時』シリーズが2013年を最後に放送されていないこともあり、視聴者の『コード・ブルー』への期待値は思っていたよりも高かったのかもしれません。

 災害現場での大規模なロケや、空撮などのスケール感も健在。ヘリが飛び立つシーンの緊張感、凄惨な現場、血まみれの負傷者、要所で流れるBGMなど、ディテールにこだわった演出が視聴者の心拍数を上昇させています。

 メインのキャラクターも前シリーズを踏襲。クールで野心家の藍沢耕作(山下智久)、マジメで優等生タイプの白石恵(新垣結衣)、気は強いが情に厚い緋山美帆子(戸田恵梨香)、冷静で仕事のできる冴島はるか(比嘉愛未)、お調子者だが心優しい藤川一男(浅利陽介)というように、5人の人柄は7年の時を経ても変わっていませんでした。

 もう1つ忘れてはいけないのは、エンディングで流れるMr.Childrenの『HANABI』。今回も劇的な救命ストーリーの余韻に浸らせるとともに、次のエピソード(次回予告)につなげる役割を果たしています。

◆脚本家の変更で、若者群像劇へ

関連記事

トピックス

真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
優勝11回を果たした曙太郎さん(時事通信フォト)
故・曙太郎さん 史上初の外国出身横綱が角界を去った真相 「結婚で生じた後援会との亀裂」と「“高砂”襲名案への猛反対」
週刊ポスト
伊藤沙莉は商店街でも顔を知られた人物だったという(写真/AFP=時事)
【芸歴20年で掴んだ朝ドラ主演】伊藤沙莉、不遇のバイト時代に都内商店街で見せていた“苦悩の表情”と、そこで覚えた“大人の味”
週刊ポスト
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン