というドラマの評価にとどまらず、TAKAHIROとの結婚発表、妊娠3ヶ月と祝砲は鳴りっぱなし。妊娠発表で心配されたCMも製薬会社が契約継続することを表明。愛のゴールを駆け抜けたダークホース・武井咲。まだまだがっつり稼いで貰おうと画策していた事務所を振り切っての疾走ぶり、一泡吹かされたのは業界関係者かもしれません。
一方、ベテランの中からちょっとトリッキーなダークホースも出現しました。
朝ドラ『ひよっこ』 で愛される老婆と化した白石加代子さん。かつては早稲田小劇場の舞台で、暗闇の中、包丁をシュッシュッと研ぎ続ける姿があまりに不気味で怖かった「アングラの女王」。当時を知る人にとって、「まさかあの白石さんがお茶の間で愛される婆になるとは!」と驚愕。白塗りのダークホースに、喝采です。
同じく朝ドラで声のみの出演の回でも話題をかっさらった「ヤスハル」もやはりダークホースか。しっかり存在感があり、予想外の評判をとった古舘佑太郎さんの今後には注目ですね。
最後にもう一人。『愛してたって、秘密はある。』で主人公・福士蒼汰さんの母親役を演じている鈴木保奈美さん。子供を守ろうとするがために鬼と化した母を、すさまじい迫力で演じています。伝わってくる熱量が、以前とはまったく違う。鈴木さんのこれからの人生レースへの決意がにじみ出ているのかもしれません。
と、予想外の疾走ぶり、想定以上の走りっぷりに出会うことができるのも生身の人間が演じているから。ダークホース鑑賞は、ドラマの楽しみの一つです。