「翌々日の特別国会初日に首班指名を受け、さっそく組閣。しかも、直後にはトランプ米大統領の来日も控えていて、超多忙なタイミングでした。普通なら、展覧会に行っている時間的な余裕はありません。それでも、“香取さんとの共演のために”無理してでも足を運んだんです」(全国紙政治部記者)

 安倍首相はわざわざその日のフェイスブックに香取とのツーショットを掲載している。それほどまでに、なぜ香取に会いたかったのか。

「展示会を主催する日本財団は、2020年の東京パラリンピックの有力後援団体です。財団は香取を“パラ五輪の顔”にしようとしています。財団の会長や関係者が、香取の才能に惚れ込んでいるのだそうです」(五輪関係者)

 実は、安倍首相も“東京五輪は自分が主導する”と強く意気込んでいるという。

「首相を辞めた後、『五輪・パラリンピック組織委員会』会長の座を狙っているのでは。財団や香取と関係が深ければ有利に働きますから、今のうちに会っておきたかったのでしょう」(前出・記者)

「アイドル」から「発信力のある文化人」への転身。パラ五輪の顔を務めるということは、それだけの“政治力”を持つことも意味する。

「たとえば、小池百合子東京都知事(65才)と共演するのは確実ですし、各界の有力者がこぞって香取さんと会うことになるでしょう。彼がプロデュースするパラ五輪関連イベントも少なくないでしょうし、影響力はますます強まるでしょうね」(前出・記者)

 3人が描く地図は、果てしない。

※女性セブン2017年11月16日号

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