近藤サトは91年にフジに入社


寺田:私がワイドショーのキャスターをしていた時は、今ほど不倫が話題にはならなかった。みんな、当たり前だったんじゃないかな。実は私、最初の夫の怪しいホテルの領収書と、女性と写った写真を見つけたことがあるんです。私が詰問すると、「これは打ち合わせだ」と。その後の一言が忘れられません。「浮気は絶対にしていないと妻に言うのが、男の優しさなんだ」。

近藤:ほう。正当化ですか。

寺田:それで私も「悪いと思うんだったら、バッグの一個でも買ってよ」って。それでおしまい。夫婦の間で片付いた問題ならそれでいいんですよ。

近藤:私も(2017年2月に夫の不倫報道で)週刊文春に載ったけれど、フジテレビ時代からずっと週刊誌には撮っていただいたので、突然家の前に文春の記者がいるっていう状況に驚かない(笑い)。夫にはすぐ電話しましたが、私は“起こったことはしかたがない”と言ったんです。この先にどうしたいか、ですから。でもこういう人たち、結構いらっしゃると思いますけどね。

寺田:人生はいろいろありますよ。

近藤:私は一番いい時のフジテレビにいられた(1991~1998年)。あの時があったからこそ、今の私がいると感謝しています。

寺田:本当にそう思います。

【PROFILE】
●こんどう・さと/1968年、岐阜県生まれ。日本大学芸術学部卒業後、1991年にフジテレビにアナウンサーとして入社。『FNN NEWSCOM』などの報道番組やバラエティ番組に出演。1998年に退社。フリーアナウンサー・ナレーターとして『有吉反省会』(日テレ系)、『ビビット』(TBS系)、『バイキング』(フジ系)などに出演中。日大芸術学部特任教授。

●てらだ・りえこ/1961年、東京都生まれ。聖心女子大学文学部卒業後、1984年にフジテレビにアナウンサーとして入社。『オレたちひょうきん族』『NG大賞』他、バラエティ番組に多数出演。1989年に寿退社し、フリーアナウンサーに。TBSラジオ『生島ヒロシのサタデー一直線』に出演中。

※週刊ポスト2018年1月12・19日号

関連記事

トピックス

まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
生徒のスマホ使用を注意しても……(写真提供/イメージマート)
《教員の性犯罪事件続発》過去に教員による盗撮事件あった高校で「教員への態度が明らかに変わった」 スマホ使用の注意に生徒から「先生、盗撮しないで」
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《ロマンス詐欺だけじゃない》減らない“セレブ詐欺”、ターゲットは独り身の年配男性 セレブ女性と会って“いい思い”をして5万円もらえるが…性的欲求を利用した驚くべき手口 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
『帰れマンデー presents 全国大衆食堂グランプリ 豪華2時間SP』が月曜ではなく日曜に放送される(番組公式HPより)
番組表に異変?『帰れマンデー』『どうなの会』『バス旅』…曜日をまたいで“越境放送”が相次ぐ背景 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン