マキシマ王妃の父は、一般市民を大量虐殺した軍事独裁政権のビデラ政権の要職に就いていたため、問題となった。
◆麻薬を断ち切る
「調査の結果、彼女の父は虐殺には関与していなかったことが判明したため、結婚は許されましたが、結婚式に父は招待されず、“さようなら、お父さん”の音楽が流れて、マキシマ王妃は大粒の涙を流しました」(多賀さん)
ノルウェー王室のメッテ・マリット王太子妃(44才)は11才の頃、両親が離婚し、自暴自棄になり薬物中毒に陥り、パーティーに明け暮れた。当時交際していた男性との間に子供が誕生したが、恋人に捨てられてシングルマザーに。出産を機に麻薬を断ち切り、人生をやり直すことを決意した彼女は猛勉強の末、ノルウェーの最高ランクの大学・オスロ大学へ入学を果たす。そこで、ホーコン王太子(44才)と運命の出会いを果たす。
2人の恋が知れわたると、マリット王太子妃の過去が次々と明らかになり、「王太子妃としてふさわしくない」と猛バッシングを受けた。
しかし、2000年、婚約会見で彼女は「過去は訂正できません。しかし、未来は変えることができます」と、涙ながらに偽りのない心情を吐露、過去との決別を国民に示した。
「誠実で率直な姿勢に、彼女の好感度が急上昇しました。隣に座ったホーコン王太子の彼女を信頼し全面的に支える愛情の深さにも、深い感動が広がりました。国民の支持を得たふたりは翌年結婚しました」(多賀さん)
※女性セブン2018年2月22日号