芸能

全身がん闘病の樹木希林、遺影撮影済み「最期は自宅で」

優れぬ体調を隠して気丈に振る舞っているが…(ABACA/ニューズコム/共同通信イメージズ)

《行きの飛行機の避雷針が雷を受けました。異様な響きとともに私の座席の天井が破け、酸素マスクや破片やゴミがバラバラッと落ちてきました。「是枝さん、もうくす玉が割れちゃったから賞はおしまい」…のはずがめでたいことです》

 5月20日、カンヌ国際映画祭で『万引き家族』(6月8日公開)が最高賞のパルムドールに輝いたことを受け、樹木希林(75才)は独特の表現で是枝裕和監督(55才)に祝いの言葉を贈った。

 東京の下町を舞台に、万引きで生計を立てる一家の絆を描いた。樹木は、日雇い仕事のかたわら万引きを繰り返す息子・治(リリー・フランキー、54才)やその妻・信代(安藤サクラ、32才)、信代の妹で風俗店で働く亜紀(松岡茉優、23才)など、それぞれに事情を抱えた一家のまとめ役を好演した。

 カンヌから歓喜の一報が届く前日の5月19日、都内の高級中華料理店には樹木とその「家族」の姿があった。テーブルを囲んだのは、樹木と内田裕也(78才)の長女・内田也哉子(42才)と、也哉子と本木雅弘(52才)の間に生まれた次男(8才)だった。今、樹木と家族の関係には、ある変化が起きている。

「本木さん一家は、6年前の2012年頃に生活の拠点をイギリス・ロンドンに移しました。ですが最近になって、也哉子さんが東京に戻ってきているんです。希林さんは裕也さんと『45年別居』状態でずっとひとり暮らし。病気のこともあって、也哉子さんがいろいろと希林さんの身の回りの面倒をみているようです」(芸能関係者)

 5月14日に行われた『万引き家族』の公式上映のため、樹木は遠くフランス・カンヌに足を運んだ。初めて体にがんが見つかってから14年。人前では苦しい素振りを見せないものの、病気を抱えた75才の体には負担の大きい“出張”にも、也哉子は付き添った。

「テレビ番組やスクリーンで見る希林さんは“本当に病気なの?”と疑ってしまいたくなるほど元気な印象ですが、3泊5日の強行軍ということもあり、カンヌでの希林さんはかなり疲れていて、体調が優れない様子で、歩くのはとてもゆっくりだし、ぼんやりしていたり、肩で息をしたりするシーンもあったそうです。

 特にレッドカーペットでは少し歩いては座っての繰り返しで、間に写真撮影が入ったりと目まぐるしい。楽屋では肩が上下に大きく揺れてつらそうな様子だったそうです。海外の映画関係者の間では、“こんな体調であの演技ができるのは、よほどの精神力がないと不可能だ”と囁かれていたそうです」(メディア関係者)

関連記事

トピックス

(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
小説「ロリータ」からの引用か(Aでメイン、民主党資料より)
《女性たちの胸元、足、腰に書き込まれた文字の不気味…》10代少女らが被害を受けた闇深い人身売買事件で写真公開 米・心理学者が分析する“嫌悪される理由”とは
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン