球界への新規参入も、日本球界は門戸を閉じすぎている。最近もZOZOTOWNの前澤友作氏が球界参入をブチ上げたが、反応は冷めたものだった。メジャーでは、スポーツビジネスのツールとして大統領の親族までオーナーになっているのだから大違いです。
2004年に楽天とライブドアが参入を表明した際は、基本的に「門前払い」だったが、その後はDeNAも加わり、球団経営のあり方、野球のイメージも変わってきている。いきなりだと問題は多いかもしれないが、ゆくゆくは外資企業の参入まで見据え、柔軟に考えるべきじゃないか。
米国はコミッショナー(最高運営責任者)を頂点に球団オーナー、フロント、選手、ファンと裾野が大きく広がっていますが、日本ではコミッショナーに力がなく、オーナー偏重の形になっている。思いきって外資を入れることで、先のボール問題を含めて旧態依然とした日本の野球界から脱却していくきっかけになるのではないか。
本当に日本球界がよくなるのはどちらかを考えるべきだと思います。
※週刊ポスト2018年8月17・24日号