国内

悠仁さま、槍ヶ岳登山の波紋と紀子さまの教育成果アピール

東京駅のホームから新幹線に乗り込まれる紀子さまと悠仁さま(5月下旬)

 9月6日、秋篠宮家の長男・悠仁さまが12才の誕生日を迎えられた。現在、お茶の水女子大学附属小学校の6年生で、来年4月には中学生だ。

 悠仁さまは小学校最後の夏休みを、忙しく過ごされた。7月30日には戦傷病者史料館「しょうけい館」(東京都千代田区)をご両親とともに見学されたのを皮切りに、8月2日から4日までは、槍ヶ岳(長野県)登山のため、紀子さまと北アルプスを訪れた。8月8日には新宿区で行われた「『沖縄地上戦と女子学生』語り継ぐ集い式典」に出席され、その2日後の10日には、広島を訪問し、やはり紀子さまとともに、平和記念公園で礼拝をされた。さらに、19日から20日には河口湖を紀子さまと訪れている。

 振り返ると、都内の行事以外はすべて紀子さまだけが付き添っていることがわかる。

「そうした夏休みの計画はすべて紀子さまが主導して実行されているそうです。戦争関連の訪問が目立つのも、今から見識を深めるべきだという紀子さまのご意向でしょう」(皇室ジャーナリスト)

 大きな波紋を呼んだのが、槍ヶ岳での登山だった。槍ヶ岳は登山愛好家の中で屈指の人気を誇る名峰だが、“穂先”と呼ばれる山頂付近は非常に急峻で、まさに断崖絶壁。鎖を頼りに、カタカタと揺れる鉄ばしごをよじ登らなければならない。もちろん、手が離れれば命の保証はない。

「小学6年生の体力があれば登れないことはありません。ただ、充分に周囲がサポートしたとしても、大切なお体である悠仁さまが挑戦しなければならないことなのか」(宮内庁関係者)

◆帝王学にふさわしいものか…

 現在の皇族で「登山」といえば、皇太子さまの代名詞だ。

「皇太子さまは日本山岳会の会員で、日本百名山の半数近くを登られた経験があるという、かなりの健脚です。この8月末から東京都美術館で開催されている日本山岳写真協会展にも皇太子さまの作品が飾られています。来年、即位されてからはご多忙で登山どころではないでしょうから、これが最後の出展となるでしょう」(皇室記者)

 それほど山を愛する皇太子さまだが、今夏、悠仁さまが登られた槍ヶ岳は未踏だという。

「もちろん皇太子さまの登山経験と技術があれば、槍ヶ岳は簡単に登攀できます。しかし、皇太子さまはかつて周囲に“槍ヶ岳は細い道が多く、自分が登ると警備の都合上、他の登山客を待たせたり、危険な目に遭わせるかもしれないので、私は登りません”とおっしゃっていたそうです」(前出・宮内庁関係者)

 皇太子さまのその心配は、はからずも的中した。8月上旬という登山のハイシーズン、悠仁さまと紀子さまを含む20名ほどの“登山隊”が動くことで、細い山道で他の登山客は当然、足止めされた。

関連記事

トピックス

運転席に座る広末涼子容疑者
《事故後初の肉声》広末涼子、「ご心配をおかけしました」騒動を音声配信で謝罪 主婦業に励む近況伝える
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏に「自民入りもあり得るか」聞いた
【国民民主・公認取り消しの余波】無所属・山尾志桜里氏 自民党の“後追い公認”めぐる記者の直撃に「アプローチはない。応援に来てほしいくらい」
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
遠野なぎこさん(享年45)、3度の離婚を経て苦悩していた“パートナー探し”…それでも出会った「“ママ”でいられる存在」
NEWSポストセブン
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《産後“ファッション迷子期”を見事クリア》大谷翔平・真美子さん夫妻のレッドカーペットスタイルを専門家激賞「横顔も後ろ姿も流れるように美しいシルエット」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
NEWSポストセブン