芸能

女子アナ30歳定年説は過去のもの 人生経験の豊富さも重要に

グラビアを飾ったことも(写真/ロケットパンチ)

 入社直後から若さと愛嬌もあってチヤホヤされ、20代の間はひっきりなしに仕事が舞い込むが、30歳を迎える頃になると番組からのオファーも徐々に減少、ナレーション中心の仕事にシフトし、テレビに映る機会がほとんどなくなっていく──これまで女子アナの既定路線として根強くささやかれていたのが「30歳定年説」だ。

 有名人と結婚して華々しく寿退社できる勝ち組はごく一部。局に残ればアナウンス室以外への異動があるし、フリーになっても競争が激しくて仕事を得られる保証はない。残るも地獄、出るも地獄……これがかつての常識だった。

 しかし、今や時代は変わった。

「その分岐点となったのが、日本テレビの水卜麻美アナの躍進です。オリコン『好きな女性アナウンサーランキング』で彼女が1位を獲得したことで、大きな転換期を迎えたと思います」

 こう語るのは、女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏だ。

 近年の視聴者が女子アナに期待するものが、若くてかわいい王道の女子アナ像から、癒やしや安定感に変わってきたというのが丸山氏の分析である。それを象徴するのが、熟年にさしかかった女性アナウンサーの台頭だ。

 彼女たちは、いずれも20代の時に若々しい笑顔を見せて番組を彩ってきた知名度抜群の女子アナだ。しかも、結婚や出産、離婚、あるいは独立などさまざまな人生経験を経てかつてに比べて成長している。若手アナに比べて、アナウンス技術も折り紙つきだ。彼女たちの若い頃の活躍を見てきた視聴者にも、受け入れやすい存在となっている。

関連記事

トピックス

NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
カラオケ大会を開催した中条きよし・維新参院議員
中条きよし・維新参院議員 芸能活動引退のはずが「カラオケ大会」で“おひねり営業”の現場
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
襲撃翌日には、大分で参院補選の応援演説に立った(時事通信フォト)
「犯人は黙秘」「動機は不明」の岸田首相襲撃テロから1年 各県警に「専門部署」新設、警備強化で「選挙演説のスキ」は埋められるのか
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン