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2018.10.31 07:00  週刊ポスト

田中角栄・21歳の二等兵時代──「空白の2年間」が明らかに

「ロッキード事件で大騒ぎだった頃も、父は角栄さんについて何も話さなかったので、どういう思いだったのかはわかりません。角栄さんが亡くなられたときは葬式にも出ましたが、そのあと1年くらい落ち込んでいました」(惠美子さん)

 小野澤氏にとって角栄は政治家ではなく、“戦友”だったのだろう。

◆絶対に戦争はやらない

 これまで、戦地での田中角栄については、ほとんど語られてこなかった。それは本人が口をつぐんでいたからでもある。

 角栄の秘書を務めた後、政治家になった元自治大臣の石井一氏はこういう。

「私は田中角栄と一番長く話をした議員だったと思う。ロッキード事件についてもアメリカで調査して、報告していたから、ずいぶん長く話した。だが、田中さんから戦地に行っていた頃の話は、ほとんど聞かなかった。唯一聞いたのは、騎馬連隊に配属され、『荒馬に当たって、馬から放り出された』という話くらい。いい思い出がなかったんでしょう。だから、戦争は嫌いだったよ。田中さんは基本的にハト派だったからね」

 戦争体験があったからハト派になったという見方には、ジャーナリストの田原総一朗氏も同意する。

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