こちらは中学校が舞台だったが、SixTONESの森本慎太郎や、King & Princeの神宮寺勇太に岩橋玄樹。森迫永依、上白石萌歌、山本舞香、荒川ちか、未来穂香(現・矢作穂香)、そして広瀬すずが出演していたのだ。
当然、広瀬すずと姉のアリスは話題になったし、上白石萌歌の姉、萌音も改めて話題となった。
彼らと同年代の視聴者の間では、いまだに「『微かな彼女』と『35歳の高校生』は本当に凄かった」「あの二作に出ていた生徒役が、切磋琢磨しあって次世代スターへと成長していった」などと、「決して忘れてはならないドラマ」として記憶に残っているのだという。
生徒役が巣立って行ったドラマでは『ごくせん』シリーズ(日本テレビ系)や、『ウォーターボーイズ』(フジテレビ系)、『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス』(同)などが思い浮かぶ。
実は『ごくせん』も、シリーズ全体を振り返れば、メイン以外の生徒役から大きく羽ばたいていった俳優が何人かいるものだが、『35歳の高校生』のそれは、やはり、ハンパない。生徒役から教師役に巣立った菅田将暉が、何人の“ヒナ”を育て、羽ばたかせられるのか、『3年A組―今から皆さんは、人質です―』には期待しかない。