活躍の場を広げる堀江貴文氏

【7位】カルロス・ゴーン(64・日産自動車元会長)

 功罪相半ばするとはいえ、ゴーン氏の「功」に注目した選者は少なくない。

「日産自動車を破綻の淵から救う大改革は、外国人であるゴーン氏でなければできなかった。同様の大改革が日本の産業界に広がることが期待されたが、現実には、ソニーなど一部にとどまった。そのゴーン氏が日産に浸透させたフリンジベネフィット(給与以外の報酬)で躓いたのは何とも皮肉」(経済ジャーナリスト・磯山友幸氏)

【8位】奥田碩(おくだ・ひろし/86・トヨタ自動車元会長)

 トヨタを真のグローバル企業に成長させた。

「28年ぶりの豊田家出身以外の社長で、世界に先駆けてハイブリッド車『プリウス』をトップダウンで発売した。また、ダイハツ工業の連結子会社化など、現在の“世界のトヨタ”の土台を築いた」(前出・森岡氏)

【9位】堀江貴文(46・ライブドア元社長)

 2006年に世間を騒がせたライブドア事件後も、その活躍を評価する声は多い。

「事件から一転、SNS、インフルエンサー時代の寵児として大復活。書籍は軒並みベストセラーで、有料メルマガやオンラインサロンで次々と事業を展開する多動力に目を瞠る。今度は高校を新設するというので期待したい」(前出・星野氏)

【10位】小倉昌男(享年80・ヤマト運輸元会長)

 日本の流通サービスに革命を起こした。

「宅配サービスという、不可欠なインフラを作った。公権力にも立ち向かい、ヤマト福祉財団など恵まれない人たちにも希望を与えた。闘う経営者の代表格」(ジャーナリスト・河野圭祐氏)

※週刊ポスト2019年1月11日号

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン