●米同時多発テロ【平成13年】(2001年10月10日号、世界「テロ地獄」特集)
世界中に衝撃を与えた9.11米同時多発テロは、21世紀の戦争が国家vs国家ではなく、相手がテロリストという非対称の戦争であることを示した。特集記事では今後、テロが世界各地で頻発するであろうことを指摘。また、アメリカが9.11の首謀者オサマ・ビンラディンの潜伏先であるアフガニスタンへ報復攻撃し、さらに反米勢力筆頭であるサダム・フセインも標的になっていることを指摘した。そして今なお世界各地でテロが続いている。
●東日本大震災【平成23年】(2011年5月4・11日号、「オペレーション・トモダチ」)
未曽有の被害を出した東日本大震災で、防衛省は自衛隊員23万人の約半数にあたる10万人超を投入して救助、支援、復興にあたった。また米軍も「オペレーション・トモダチ」を展開、空前の規模の救援活動を行った。そのひとつ、気仙沼湾に孤立する大島の救援作戦に同行密着。同島には約2000人の島民が取り残されていた。一連の作戦を基地問題を抱える米軍のPRと捉える向きもあったが、多くの被災者が救われたのは紛れもない事実だ。