兄・浩宮さまと紀宮さまにマット運動を披露(1972年11月、宮内庁提供)
両陛下も“皇族の相手の実家は、国民から見て堅実な家庭ならば問題ない”“交際が長引いて破談になる方がよくない”として、ご結婚をお許しになりました」(前出・ベテラン記者)
おふたりは1990年6月にご成婚された。「3LDKのプリンセス」と呼ばれた紀子さまはその先の長い道のりを秋篠宮さまと歩むことになった。
その後、1991年10月23日に眞子さま(27才)が、1994年12月29日に佳子さま(24才)が誕生された。
「おふたりとも命名されたのは秋篠宮さまでした。眞子さまの『眞』という字には“自然のまま、ありのまま”という意味が込められ、佳子さまには“心身ともに佳い子に育ってほしい”との思いが託されました」(前出・ベテラン記者)
当時、小さい子供たちのために1日1箱吸っていたたばこをきっぱりとやめられたという秋篠宮さまは、親しい人にこんな言葉をかけられた。
「女の子は本当にかわいいですね。大きくなってもお嫁には行かせたくないですね」
この頃の秋篠宮ご夫妻に大きな影響を与えたのは、ほかならぬ上皇上皇后両陛下だった。
「当時の秋篠宮家は両陛下と同じ赤坂御用地内にお住まいで、秋篠宮ご夫妻は乳母車を押して頻繁に御所を訪れられていました。そうしたふれあいの中で、両陛下の“皇位をつないでいくもの”としての帝王学や立ち居振る舞いなどが秋篠宮さまと紀子さまに引き継がれました。『常に国民とともにありたい』と願う両陛下のお考えは、若いご夫妻に多大な影響を与えました」(元宮内庁職員)
とりわけ紀子さまは上皇后さまの姿勢に感銘を受け、「美智子さまに一歩でも近づきたい」と思うようになられた。
※女性セブン2019年7月11日号
秋篠宮邸の庭で、ご一家4人での家族写真(宮内庁提供)
悠仁さまを出産された紀子さまのお見舞いに訪れた秋篠宮さまと眞子さま、佳子さま(2006年9月、時事通信社)