「どんな不祥事を起こしたかによって謹慎期間は異なってくるわけですが、同時にどれだけ世間を騒がせたか、あるいはしっかり謝罪したかどうかということも考慮される傾向にあります。謝罪会見がうまくいったならば、比較的短い謹慎期間で済むケースもありますが、初動の対応がまずかったならば、謹慎が長期化することもあります」
たとえば、不倫騒動の矢口真里やベッキーは、当初の会見でしっかり説明しなかったがために、続報が出てきて矛盾点を指摘されることとなった。その結果、バッシングの対象となり、活動再開までに時間がかかってしまった。
「最初に虚偽の説明をした宮迫さんは特に罪が重い。そういう意味では、復帰まで時間がかかるでしょう。ちなみに、矢口さんの場合、約1年半活動休止となっていたので、宮迫さんについてもそれと同じくらいか、それ以上の謹慎もありうると思います。亮さんについては、宮迫さんよりも罪は軽いので、今後の所属が決まれば、比較的早い復帰もあるでしょう」(前出・ベテラン芸能記者)
ちなみに、宮迫がさんまの個人事務所に所属した場合は、舞台での復帰が濃厚だとの声もある。
「さんまさんは、番組出演の際に“誰々を使ってくれ”という形でキャスティングに口を出すことはほとんどないと言われています。つまり、宮迫さんの復帰のためにテレビ局に働きかけるというようなことは考えにくい。そうなると、さんまさんが宮迫さん復帰の場として用意できるのは、オフィス事務所が主催するコント舞台となる可能性が高い。コント舞台であれば、さんまさんの意向で復帰時期を決めることができるので、早めの復帰も考えられるということです」(お笑い業界関係者)
では、もしも加藤浩次が亮とともに独立した場合はどうなるのだろうか。
「独立したタレントが旧所属事務所のタレントとの共演しにくくなるということは、以前であればよくあることでした。しかし、ジャニーズ事務所に対して公正取引委員会の調査が入ったということもあり、独立や移籍によって活動に制限されることはNGだという認識が広がっている。つまり、加藤さんや亮さんが吉本を離れたとしても、これまで通り吉本芸人と共演できる可能性も高いと思われます。亮さんについては、半年くらいの謹慎は避けられないとは思いますが、同情の余地もありますし、復帰を果たせば、以前と変わらぬ活動ができると思います」(前出・お笑い業界関係者)
そもそも、謹慎なのか、契約解消なのか、処分の内容も確定していない宮迫と亮。復帰に向けて踏むべきステップまだまだ多い。いずれにしろ問題収束には時間がかかりそうだ。