中居の退所に、五輪番組降板はどれだけ関係しているのだろうか。中居に近い関係者はこう話す。
「何かしらの思いはあるでしょうが、直接関係があったとは思えません。五輪の仕事は確かに長年続けてきてやり甲斐も感じていたし、本人もやりたい気持ちがあったでしょう。でも、中居さんが退所を本気で考え始めたのは2018年頃。その後、ジャニー喜多川さんもちゃんと看取り、時間をかけて準備をして退所を発表した。五輪キャスターの仕事がないことも本人はだいぶ前から知っていたはずですから、それが長年お世話になった事務所を離れる理由にはならないでしょう」
一方の安住アナは、中居のファンから「五輪を横取りしたと思われている」ことをどう考えているのか。
「安住アナはそれなりに気にしているようですね。中居さんは共演者やスタッフを大切にすることで知られ、よく食事会を開きます。退所会見当日もみんなでご飯に繰り出していましたよね。
でも安住さんとの間には微妙な距離がある。タッグは長く同世代ですが、2人で食事に行ったことは一度もないはず。住所はもちろん、電話番号も交換していません。中居さんも安住アナもプロですから、タレントと会社員という立場の線引きをしっかり守っていたということかもしれませんが、あれだけ共演している割には、ちょっと…。
2015年に中居さんのお父さんが亡くなった頃から、少しずつ中居さんが口をきくようになったような気はしますが、それまでは収録前に安住アナが話しかけてもあまり会話すらなかった。だからこそ今回のことは、安住アナにとってはとばっちりというか、余計に気にしてしまう部分はあったのかもしれません。ただ、退所会見後の番組収録では中居さんと仲よく話していたから、2人の間では“誤解”は解けていると思いますよ」(別のTBS関係者)
2月下旬、足早に出社する安住アナに話を聞いたが、
「質問に答えることは禁止されているんですよ。サラリーマンなので。これから仕事で…申し訳ないけど失礼します!」
そう言うと、その場を立ち去っていった。
他局の五輪キャスターの顔ぶれは豪華だ。NHKが嵐、フジテレビが関ジャニ∞の村上信五(38才)、日本テレビがくりぃむしちゅーの上田晋也(49才)と有働由美子アナ(50才)、明石家さんま(64才)、残るテレビ朝日は松岡修造(52才)と福山雅治(51才)の起用が噂されている。
局アナ抜擢はTBSだけ。確かに異質に見えるが、安住アナのMC力で、中居の後継者として奮起してもらいたい。
※女性セブン2020年3月19日号