加藤:この場合は、二宮くんを追っかけることによって、新たに作り出した脳の回路が機能しなくなったとき、次にどうするかを考えておく必要があったわけです。

 それに、二宮くんにハマったというのは、前提として自分に何か足りないものがあったと考えられます。だから、実は二宮依存に見えて、脳的には別に二宮くんじゃなくてもよかったのかもしれません。

よし子:えっ!? こんなにニノが好きなのに??

加藤:はい。「二宮くんがだめでも、〇〇があるさ」みたいなものがあれば、そこまで傷つくことはありません。むしろ、脳は喜んでいる状態にある。

よし子:え―っ!? 脳は喜んでるんですかっ!

加藤:そうです。いままでに脳内に作った二宮くんありきの回路を、ガラリと変えるチャンスですからね。この回路を違うアイドルで使うのもいいですし、好きなこと…たとえば、バレエを習うとか脳トレするとか、違うものに置き換えると、さらに脳のキャパシティーを広げることができます。だから、二宮くんを通してそんな回路を作った自分の脳を褒めてあげてほしいですね。

よし子:そんな回路を作ったと思えば、少しは意味があったと思えるような気がします。私の脳は一生懸命頑張ったんですね~(涙)。

※女性セブン2020年3月19日号

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