「清純派女優として人気が爆発し、角川映画の看板女優へと駆け上がりました。そのため、自宅には昼夜を問わずファンが殺到しました。学業への支障を恐れた母親は、父親を自宅に残したまま薬師丸さんを連れて家を出て、当時薬師丸さんが通っていた高校の近くに引っ越したほどでした。
自分のせいで両親が離れ離れに暮らすことが心苦しかった薬師丸さんは、20才で独立して個人事務所を立ち上げ、家族と一緒に暮らすため横浜に豪邸を建てたそうです」(芸能関係者)
1991年、27才で玉置浩二(61才)と結婚して芸能界をセミリタイアするも、1998年に離婚。当時、薬師丸の誕生パーティーの席上で玉置が「今日で別れます」と前代未聞の離婚宣言をしたことが、スキャンダラスに報じられた。
「離婚後に薬師丸さんは芸能活動を再開しましたが、恋愛話については口をつぐむようになりました。玉置さんがその後も派手な恋愛で世を賑わせ続けたのとは対照的に、薬師丸さんはあえて私生活を封印しているようにも見えました」(前出・芸能関係者)
◆いつでもすぐに両親に会える距離
新型コロナウイルスの喧騒をよそに、薬師丸は地方に建てた、緑に囲まれた別荘で過ごすことが多いようだ。モダンな外観の2階建てで、家の裏にはストーブ用の薪が積まれている。
薬師丸は都内一等地にも、かつて玉置と暮らした豪邸を所有しているが、「最近は庭先の手入れもされていないし、めったに姿を見かけない」(近隣住民)という。
東京都心育ちのシティーガールのイメージが強い薬師丸が、なぜ田舎暮らしを選んだのか。地方でのゆったりとしたスローライフの傍らには、そっと寄り添う恋人がいる。
「薬師丸さんの恋人は、50代後半のNHKのカメラマンAさんです。2001年に薬師丸さんが出演していたBSドラマ『コウノトリなぜ紅い』の撮影を担当した縁で薬師丸さんと知り合い、ほどなくして東京の彼女の自宅で半同棲するようになったようです。
職人気質の仕事人でありながら温和で優しいAさんは、薬師丸さんのご両親とも良好な関係だそうですよ」(テレビ局関係者)
長らく事実婚の関係にあるA氏とは、近年になって地方移住をしたようだ。地方とはいえ、東京まで車でおよそ2時間。10代から東京でキャリアを積んだ女性が、50代に入って自分らしいゆったりとしたペースで仕事を続けるにはちょうどいい。
地方移住には、もう1つ大きな理由があった。薬師丸の両親がすぐ近くの別荘で暮らしているのだ。