芸能

間宮祥太朗主演『ナンバMG5』にも注目 キュンキュンするヤンキードラマの歴史

新たな一面を見せた間宮祥太郎

新たな一面を見せた間宮祥太朗

 いつの時代も多くの視聴者に支持されるのがヤンキードラマ。その歴史と魅力について、放送作家でコラムニストの山田美保子さんが綴ります。

 * * *

傍らにいる女性に自分を投影させるのがヤンキードラマの特徴

 1月期、私がもっとも熱心に見ていたドラマといえば『ファイトソング』(TBS系)。その魅力を書き始めたらキリがないほどハマっていたのですが、意外すぎる発見だったのが、『BG〜身辺警護人〜』(テレビ朝日系)や『半分、青い。』(NHK)、『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)などで「ただ見ていた」(←ごめんなさい)間宮祥太朗サン(28才)の新たな一面でした。

 いや、私がただただ不勉強だったんでしょうね。あんなに情けないカンジもやれるんだ。え? ギター、弾けるの? 歌もなかなか味がある。前髪を作ったミュージシャン風ヘアがすごく素敵。コートを広げてジャンプした「ムササビ」も……。

 その“熱”のまま、ドキュメンタリードラマ『奇跡のバックホーム』(ABCテレビ・テレビ朝日系)もリアルタイムで見たし、今シーズン絶不調な阪神タイガースへの熱き想いも共有させていただいています。

 CMでは、そり上げた頭が印象的な「サントリー THE STRONG 天然水スパークリング」や、大親友・矢本悠馬サン(31才)と共演する「NEC LAVIE」。松坂桃李サン(33才)、賀来賢人サン(32才)、菅田将暉サン(29才)、杉野遥亮サン(26才)と共演し、この3年、好感度調査の常連である「花王 アタックZERO」など引っ張りだこな間宮サンです。

 所属事務所は、小栗旬サン(39才)や田中圭サン(37才)、綾野剛サン(40才)、坂口健太郎サン(30才)、そして赤楚衛二クン(28才)ら超人気俳優が揃う「トライストーン・エンタテイメント」。なかでも間宮祥太朗サンは、この春もっとも推されていると言っても過言ではありません。

 果たして4月13日にスタートした主演ドラマ『ナンバMG5』(フジテレビ系)は、間宮サンにとってプライム帯(19〜23時)での連ドラ初主演作。2016年3月以来6年ぶりとなる同局のドラマ枠「水10」第1作に抜擢されたのです。

 関東の筋金入りのヤンキー一家「難破家」の次男が間宮サン。中学時代は最強番長でしたが、高校入学を機に内緒でヤンキーをやめる決意をするという役どころです。元ヤン→更生というのはヤンキードラマの真骨頂。傍らにいる女性に自分を投影させ、キュンキュンしちゃうのもヤンキードラマの特徴です(って、10代の頃から成長していません)。「難破家」長男役でカリスマヤンキーの満島真之介サン(32才)、家長で父親役に宇梶剛士サン(59才)、元レディース総長の母親役に鈴木紗理奈サン(44才)……。こんなにピッタリな俳優さんをよくぞ集めてくださいました。満島サンは、映画『クソ野郎と美しき世界』のEPISODE.01「ピアニストを撃つな!」で髪を黄緑に染めて、後ろをツーブロックにして、一直線に刈り上げた心意気にヤンキー愛あふれる役者魂を感じたものです。

 思えば、『ビー・バップ・ハイスクール』『湘南爆走族』『クローズZERO』『ドロップ』など昔から、髪形にこだわった複数のイケメンが登場し、いっきに売れていくのが不良や暴走族、そしてヤンキーにスポットを当てた映画やドラマでした。

関連記事

トピックス

中村雅俊が松田優作との思い出などを振り返る(撮影/塩原 洋)
《中村雅俊が語る“俺たちの時代”》松田優作との共演を振り返る「よく説教され、ライブに来ては『おまえ歌をやめろよ』と言われた」
週刊ポスト
レフェリー時代の笹崎さん(共同通信社)
《人喰いグマの襲撃》犠牲となった元プロレスレフェリーの無念 襲ったクマの胃袋には「植物性のものはひとつもなく、人間を食べていたことが確認された」  
女性セブン
大谷と真美子夫人の出勤ルーティンとは
《真美子さんとの出勤ルーティン》大谷翔平が「10万円前後のセレブ向けベビーカー」を押して球場入りする理由【愛娘とともにリラックス】
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(秋田県上小阿仁村の住居で発見されたクマのおぞましい足跡「全自動さじなげ委員会」提供/PIXTA)
「飼い犬もズタズタに」「車に爪あとがベタベタと…」空腹グマがまたも殺人、遺体から浮かび上がった“激しい殺意”と数日前の“事故の前兆”《岩手県・クマ被害》
NEWSポストセブン
「秋の園遊会」でペールブルーを選ばれた皇后雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA)
《洋装スタイルで魅せた》皇后雅子さま、秋の園遊会でペールブルーのセットアップをお召しに 寒色でもくすみカラーで秋らしさを感じさせるコーデ
NEWSポストセブン
11歳年上の交際相手に殺害されたとされるチャンタール・バダルさん(21)。千葉のビジネス専門学校へ入学しようと考えていたという
「『彼女がめっちゃ泣いていた』と相談を…」“背が低くておとなしい”浅香真美容疑者(32)と“ハンサムな弟”バダルさん(21)の「破局トラブル」とは《刺されたネパール人の兄が証言》
チャリティーバザーを訪問された秋篠宮家・次女の佳子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA)
《4年会えていない姉への思いも?》佳子さま、8年前に小室眞子さんが着用した“お下がり”ワンピで登場 民族衣装のようなデザインにパールをプラスしてエレガントに
NEWSポストセブン
約2時間30分のインタビューで語り尽くした西岡さん
フジテレビ倍率2500倍、マンション購入6.2億円…異色の経歴を持つ元アナ西岡孝洋が明かす「フジテレビの看板を下ろしたかった」本当のワケ
NEWSポストセブン
佳子さまの“着帽なし”の装いが物議を醸している(写真/共同通信社)
「マナーとして大丈夫なのか」と心配の声も…佳子さま“脱帽ファッション”に込められた「姉の眞子さんから受け継ぐ」日本の伝統文化への思い
週刊ポスト
医師がおすすめ!ウイルスなどの感染症対策に大切なこととは…?(写真はイメージです)
感染予防の新常識は「のどを制するものが冬を制する」 風邪の季節に注意すべき“のど乾燥スパイラル”とは?
NEWSポストセブン
真美子さんが“奥様会”の写真に登場するたびに話題に(Instagram /時事通信フォト)
《ピチピチTシャツをデニムジャケットで覆って》大谷翔平の妻・真美子さん「奥様会」での活動を支える“元モデル先輩ママ” 横並びで笑顔を見せて
NEWSポストセブン
クマによる被害が相次いでいる(左・イメージマート)
《男女4人死傷の“秋田殺人グマ”》被害者には「顔に大きく爪で抉られた痕跡」、「クラクションを鳴らしたら軽トラに突進」目撃者男性を襲った恐怖の一幕
NEWSポストセブン