国内

雅子さまと愛子さま、“ポツンと一軒家”の孤独感 閉ざされた御所での巣ごもり生活

ご体調への不安が募る(写真/JMPA)

ご体調への不安が募る(写真/JMPA)

「巣ごもり」が心と体に大きな負担となることを、この2年間で多くの人が実感した。鳥のさえずりと虫の音しか聞こえない“ポツンと一軒家”である「皇居・御所」に、天皇ご一家が引っ越されて9か月あまり。雅子さまと愛子さまにとって、その静寂すぎる環境での「巣ごもり」が招くのは、強い孤独感ではないか──。

 行政機関の庁舎や大企業のオフィスがひしめき合い、平日はビジネスパーソンが行き交う東京・千代田区。高層ビルが建ち並ぶコンクリートジャングルのイメージが強いが、面積の1割以上は、皇居の緑豊かな自然が占めている。

 皇居には、天皇ご一家のお住まいである御所や、各種行事が執り行われる宮殿、皇室ゆかりの美術品が収められている三の丸尚蔵館、宮内庁庁舎などがある。さまざまな植物が生い茂る広大な敷地の中に、建物が点在しているのだ。御所がある「吹上地区」は皇居のほぼ中心に位置する。多様な樹木が密生している森林であり、そこが大都会のど真ん中であることを忘れてしまいそうになる。

「吹上地区の中でも、御所のあたりは周辺道路からも遠く、昼間も静寂に包まれています。森にはかわせみ、とんぼ、クワガタムシなど多数の生物が生息し、なかには希少種も存在します。時には、むささびやたぬきが出没することもあるほどで、自然が豊かなエリアです」(宮内庁関係者)

 御所は、地上2階、地下1階建てで、1993年に完成した。天皇ご一家のプライベートスペースであるお住まいと、執務に使われる大広間などの公室、職員が事務作業を行う部屋からなっている。

 昨年9月、天皇ご一家は長く親しまれた旧東宮御所(港区元赤坂)から、御所へと引っ越された。即位から約2年半、ようやくお住まいもふさわしいものになったわけだが、世間からあまりに隔絶された環境が雅子さまに暗い影を落としている──。

 天皇皇后両陛下は6月20日「日本芸術院賞」の授賞式への臨席のため、日本芸術院会館(東京・台東区)に足を運ばれた。

「雅子さまはクリーム色のセットアップに、同じ色のハットと靴を合わせられ、パールのアクセサリーをお召しになっていました。気温が30℃に迫る暑い日でしたが、300人ほどの人が集まり、両陛下は笑顔でお手振りをなさっていました」(皇室記者)

 授賞式には笑顔で臨まれた一方、最近の雅子さまのご体調には心配が募るばかりだ。5月31日、雅子さまは皇居内にある「紅葉山御養蚕所」で、蚕に餌となる桑の葉を与える「御給桑」という作業を行われる予定だった。御養蚕は、歴代の皇后に受け継がれてきた重要なお務めだ。

「ところが、雅子さまのご体調が整わず中止に。翌6月1日に、陛下と愛子さまが加わりご一家で御給桑は行われました」(前出・皇室記者)

関連記事

トピックス

サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト
記者会見の退出時に一礼する自民党の鶴保庸介参院議員。7月9日、和歌山県庁(時事通信フォト)
自民・鶴保庸介議員の“薄ら笑い”謝罪会見、元TOKIO松岡昌宏と決定的に違っていたこと 臨床心理士が注目した\\\"仕草\\\"
NEWSポストセブン
「参政党パワー」の正体とは(神谷宗幣・代表)
叩かれるほどに支持が伸びる「参政党パワー」 スピリチュアリズム勃興の中で「自分たちは虐げられていると不安を感じる人たちの受け皿に」との指摘
週刊ポスト
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《産後“ファッション迷子期”を見事クリア》大谷翔平・真美子さん夫妻のレッドカーペットスタイルを専門家激賞「横顔も後ろ姿も流れるように美しいシルエット」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
フリー転身を発表した遠野なぎこ(本人instagramより)
《訃報》「生きづらさ感じる人に寄り添う」遠野なぎこさんが逝去、フリー転向で語っていた“病のリアルを伝えたい”真摯な思い
NEWSポストセブン
なぜ蓮舫氏は東京から再出馬しなかったのか
蓮舫氏の参院選「比例」出馬の背景に“女の戦い”か 東京選挙区・立民の塩村文夏氏は「お世話になっている。蓮舫さんに返ってきてほしい」
NEWSポストセブン
泉房穂氏(左)が「潜水艦作戦」をするのは立花孝志候補を避けるため?
参院選・泉房穂氏が異例の「潜水艦作戦」 NHK党・立花孝志氏の批判かわす狙い? 陣営スタッフは「違います」と回答「予定は事務所も完全に把握していない」
NEWSポストセブン
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《真美子さんの艶やかな黒髪》レッドカーペット直前にヘアサロンで見せていた「モデルとしての表情」鏡を真剣に見つめて…【大谷翔平と手を繋いで登壇】
NEWSポストセブン
誕生日を迎えた大谷翔平と子連れ観戦する真美子夫人(写真左/AFLO、写真右/時事通信フォト)
《家族の応援が何よりのプレゼント》大谷翔平のバースデー登板を真美子夫人が子連れ観戦、試合後は即帰宅せず球場で家族水入らずの時間を満喫
女性セブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《永瀬廉と全身黒のリンクコーデデート》浜辺美波、プライベートで見せていた“ダル着私服のギャップ”「2万7500円のジャージ風ジャケット、足元はリカバリーサンダル」
NEWSポストセブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《タクシーで自宅マンションへ》永瀬廉と浜辺美波“ノーマスク”で見えた信頼感「追いかけたい」「知性を感じたい」…合致する恋愛観
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
NEWSポストセブン