国内

悠仁さま、のびのびと過ごされる高校最初の夏休み 背景に「東大推薦制度」の存在

公務を担われる15才の夏(2022年7月、東京・千代田区。写真/JMPA)

公務を担われる15才の夏(2022年7月、東京・千代田区。写真/JMPA)

 7月31日、東京国際フォーラム(千代田区)で行われた「全国高校総合文化祭」の開会式に、秋篠宮ご夫妻と、長男・悠仁さまが出席された。

「悠仁さまにとっては、2019年12月以来、2年7か月ぶりの公務の場でした。主催者側から願い出があり、夏休みなのでスケジュールの調整もついたため、お出ましが実現したそうです」(皇室記者)

 着席された悠仁さまは、ステージ上で同年代の高校生が繰り広げるパフォーマンスに、しきりに拍手を送られた。

「開会式後には、近くの丸の内仲通りで行われたパレードもご覧になり、マーチングバンドの演奏などを興味深そうにお聴きになっていました」(前出・皇室記者)

 悠仁さまは、今年4月に筑波大学附属高校(筑附高)に入学された。公務にお出ましになる直前の7月下旬には、長野県で行われた2泊3日の校外合宿に参加された。学校行事の一方、8月に入ってからも悠仁さまは、同年代の高校生が参加するイベントへのお出ましが続く。

 高校1年生の1学期が終わり、迎えた夏休み──悠仁さまは高校生としても、「将来の天皇」としても充実の時間を過ごされているようだ。だが、悠仁さまにとっては、お出ましを通して皇族としてのご自覚を養うことと同様に、高校生活を通して成し遂げなければならない大きな目標がある。

「かねて、紀子さまは悠仁さまの東大進学が悲願だといわれてきました。実現すれば、将来悠仁さまは、“初の東大出身天皇”となり、紀子さまはその母となります。悠仁さまは東大の中でも、農学部を志望されているといいます」(皇室ジャーナリスト)

 確かに筑附高は、毎年30人前後の東大合格者を輩出する名門校だ。悠仁さまと机を並べる同級生たちも、同様にハイレベルだろう。だが、それでも一筋縄ではいかないのが大学受験であり、日本最高峰の東大の合格ともなれば、激しい競争に勝たなければならない。

「筑附高に限らず、全国の進学校に通い、本気で東大を狙っている生徒は、高校1年生の夏には2年半後の合格に向けて動き出しています。予備校の夏期講習でみっちり勉強する生徒もいるでしょう。時間的な猶予があるため精神的なゆとりが生まれ、学習効率があがる側面もある」(受験業界関係者)

関連記事

トピックス

靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト
公金還流疑惑がさらに発覚(藤田文武・日本維新の会共同代表/時事通信フォト)
《新たな公金還流疑惑》「維新の会」大阪市議のデザイン会社に藤田文武・共同代表ら議員が総額984万円発注 藤田氏側は「適法だが今後は発注しない」と回答
週刊ポスト
“反日暴言ネット投稿”で注目を集める中国駐大阪総領事
「汚い首は斬ってやる」発言の中国総領事のSNS暴言癖 かつては民主化運動にも参加したリベラル派が40代でタカ派の戦狼外交官に転向 “柔軟な外交官”の評判も
週刊ポスト
超音波スカルプケアデバイスの「ソノリプロ」。強気の「90日間返金保証」の秘密とは──
超音波スカルプケアデバイス「ソノリプロ」開発者が明かす強気の「90日間全額返金保証」をつけられる理由とは《頭皮の気になる部分をケア》
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
初代優勝者がつくったカクテル『鳳鳴(ほうめい)』。SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」(右)をベースに日本の春を象徴する桜を使用したリキュール「KANADE〈奏〉桜」などが使われている
《“バーテンダーNo.1”が決まる》『サントリー ザ・バーテンダーアワード2025』に込められた未来へ続く「洋酒文化伝承」にかける思い
NEWSポストセブン