小室さんも、事務所への恩義は強く感じているようだ。過去2度のニューヨーク州司法試験の不合格を、真っ先に事務所の代表に報告したことからもわかるだろう。
「実は留学を終え、晴れて眞子さんと結婚した段階で、事務所としては小室さんとのつながりを断ち切っていいという考えもあったようです。もちろん、お金の返済など求めない。金銭トラブルのマイナスイメージがあり、メディアが殺到した過去から、小室さんのことをよく思わない事務所のスタッフもいたようです。
ただ、結婚後もアメリカで生活するふたりを外務省や総領事館がフルサポートする様子を見て、考えを改めたようです」(前出・事務所関係者)
事実、総領事館には小室さん夫婦専任のスタッフが置かれ、身の回りの生活の相談に乗っているという。また、今年2月に新たに総領事に着任したのは、秋篠宮さまとかねて親交がある人物だった。
「小室さんとつながり続けることは、秋篠宮家、つまり将来の天皇家とつながり続けることだとはっきりしたんです。事務所は海外案件も多く手掛けます。いずれ“秋篠宮家コネクション”がプラスに働く機会がやってくるなら、小室さんを再びパラリーガルとして雇い入れることも考えていて、その環境は整っているようです」(前出・事務所関係者)
「ぼくがお母さんを守っていく」
小室さんと事務所双方の思惑が一致した背景には、秋篠宮さまの考えもある。
《パラリーガルのままでもよいですよ》
秋篠宮さまの独白が話題になった書籍『秋篠宮』には、小室さんの仕事について、秋篠宮さまがそう明かされたと記述されている。小室さんにとって、義父である秋篠宮さまのその発言は、難関試験の壁に幾度もはね返されることへの“赦し”に聞こえたのかもしれない。
小室さんの心の片隅には、日本に残した母・佳代さんの存在もあるのだろう。『女性セブン』2022年8月18・25日号で報じた通り、佳代さんはこの夏前頃に「脅迫被害を受けた」と地元警察に訴え出たという。小室さんが10才のときに父親が他界して以降、佳代さんは一人息子である小室さんにすべてを注ぎ、小室さんもその愛情に応えてきた。
「母子の信頼関係は並大抵ではありません。高校時代からのアルバイト先では小室さんが『ぼくがお母さんを守っていくんです』と口にしていたといいます。小室さんがニューヨークで生活していれば、テレビ電話などで逐一連絡が取れたとしても、佳代さんとは物理的な距離が大きい。一方、小室さんが帰国し元の勤務先に戻れば、言葉通り小室さんは佳代さんを近くで“守って”いくことができます。場合によっては一緒にでも暮らせます」(前出・皇室記者)