「姿勢キープ」にお疲れも
両陛下は、英エリザベス女王の葬儀参列を境に、地方公務を解禁された。
「いまだ療養中である雅子さまも、日帰りの栃木に続き、沖縄そして今回の兵庫と宿泊を伴う地方公務を立て続けにこなされています。特に兵庫では、余裕さえも垣間見られました。スーパーコンピュータ『富岳』を見学された際に、陛下が一瞬、取材ポイントでの立ち位置に迷われたんです。すると雅子さまがサッとカメラマン側に視線を向け、さりげなくサポートされました」(皇室記者)
ご両親が順調に公務に邁進される一方で、愛子さまは公務はおろか、通学も控えられ、外出を徹底的に避けられているという。
「両陛下が公務を再開されている以上、愛子さまの通学も問題ないという見方もあります。しかしピークは過ぎたといっても、コロナが完全に収束したわけではないので、愛子さまとしてはもう少し様子を見たいと、慎重な姿勢を貫かれているのでしょう」(前出・皇室記者)
愛子さまのお考えを、両陛下はあたたかく受け止められているという。
「“見守る”というのが両陛下の変わらないスタンスです。公務については学業を優先する、その学業についてもオンラインでという愛子さまのお考えを、両陛下も尊重されているのでしょう」(前出・皇室記者)
2020年4月に学習院大学に進学されて以降、ほとんどキャンパスに足を運ばれていないが、そう特別なことではないという。
「現在でも、学生の約半数がオンライン授業を選択していますし、キャンパス内でも4人以上での飲食は禁止されるなど、大学での感染対策はいまだに徹底されています。愛子さまが通学されないのも、不思議ではないのです」(学習院関係者)
しかし、おこもりの時間が長くなればなるほど、お出ましへの期待は大きくなり、愛子さまが乗り越えなくてはならないハードルは高くなる。
「愛子さまは生来、人見知りで恥ずかしがり屋でもあります。幼い頃などは特に、沿道などに多くの人が集まる様子を見て、戸惑いや恐怖を感じておられたともいわれます。成年会見は立派に務められた愛子さまですが、成年皇族として単独で国民と直接対面するとなったら勝手は異なるでしょう」(前出・皇室記者)
愛子さまは11月5日、皇居で行われた秋季雅楽演奏会を佳子さまと一緒に鑑賞された。そこでは、公務の“先輩”である佳子さまとの差異も見受けられたという。
「佳子さまは鑑賞の最初から最後まで背筋がピンと伸びておいででしたが、愛子さまは、途中から姿勢のキープに少しばかりお疲れになっているように見えました。おこもりの弊害が出ていると感じました。場数を踏まれることで、こうしたこともなくなっていくと思うのですが……」(前出・皇室記者)
愛子さまの“おこもり生活”は、いましばらく続きそうだ。
※女性セブン2022年12月1日号