バカリズム

番組MCを務めるバカリズム

「バカリズムさんの研究発表は“お金が取れる”」

 番組MCのバカリズムももちろん研究発表をする。「芸能人の『家では全裸』発言史」、「柴田理恵号泣史」、「芸能人の『小さいおじさん』目撃談史」、「カラオケビデオ俳優史」、「エイプリルフールに嘘をつく芸能人史」など他のプレゼンとは一線を画すバカリズムらしい目線で毒っけのある発表をしているが、その発表は単独ライブのネタのように練り上げられている。

「バカリズムさんは資料分析の角度とアウトプットの変換力がスゴい。このデータを使って、あんなふうになるんだって私自身いつも驚いています。事実の配置と解釈が常人を超えているんです。パイロット版のバカリズムさんによる研究発表を見た時にこれはスゴいキラーコンテンツだなって思いました。本当にイベント化したらお金取れちゃうなっていうものを毎回見せていただいています(笑)」

 彼が研究発表した「エイプリルフールに嘘をつく芸能人史」では、意外にも「今までで一番(ご本人からの)許可が取れなかった調査」だと伝えられていた。他にも許可取りに苦労したものはあるのだろうか。

「やっぱり『エイプリルフール~』が圧倒的に苦労しましたが、あとは『寝起きドッキリ史』ですかね。昔の出演者が大御所すぎたっていうのと、若い頃の映像を今使ってほしくないという方が多かったですね。それでも、この企画を面白いと思ってくださったり、我々の熱意を受けて快くOKしてくださる方もいらっしゃいました。

 あとは当然ながら、僕らの編集方針も大事だと思っています。せっかくOKしてくれた人が「こんな内容ならOKするんじゃなかった」と思うことがないよう、トータルの見え方と着地点に最大の配慮を心がけています。『エイプリルフール~』はそのギリギリのラインでしたね。洒落っけで嘘を言っただけなので別にいいじゃないか、とも思うんですけど、ご時世に合わせてついた嘘とはいえ、今掘り起こすと炎上するリスクがあると思うので細心の注意を払って制作しました。

『芸能人の「家では全裸」発言史』でもそうですけど、バカリズムさんの発表は温かい笑いで包んでくれているから、切り口に毒っ気があっても成立しているっていうのはありますよね」

関連記事

トピックス

元交際相手の白井秀征容疑者(本人SNS)のストーカーに悩まされていた岡崎彩咲陽さん(親族提供)
《川崎・ストーカー殺人》「悔しくて寝られない夜が何度も…」岡崎彩咲陽さんの兄弟が被告の厳罰求める“追悼ライブ”に500人が集結、兄は「俺の自慢の妹だな!愛してる」と涙
NEWSポストセブン
グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカル
【ニコラス・ケイジと共演も】「目標は二階堂ふみ、沢尻エリカ」グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカルの「すべてをさらけ出す覚悟」
週刊ポスト
阪神・藤川球児監督と、ヘッドコーチに就任した和田豊・元監督(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督 和田豊・元監督が「18歳年上のヘッドコーチ」就任の思惑と不安 几帳面さ、忠実さに評価の声も「何かあった時に責任を取る身代わりでは」の指摘も
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン
赤穂市民病院が公式に「医療過誤」だと認めている手術は一件のみ(写真/イメージマート)
「階段に突き落とされた」「試験の邪魔をされた」 漫画『脳外科医 竹田くん』のモデルになった赤穂市民病院医療過誤騒動に関係した執刀医と上司の医師の間で繰り広げられた“泥沼告訴合戦”
NEWSポストセブン
被害を受けたジュフリー氏、エプスタイン元被告(時事通信フォト、司法省(DOJ)より)
《女性の体に「ロリータ」の書き込み…》10代少女ら被害に…アメリカ史上最も“闇深い”人身売買事件、新たな写真が公開「手首に何かを巻きつける」「不気味に笑う男」【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年はMLBのワールドシリーズで優勝。WBCでも優勝して、真の“世界一”を目指す(写真/AFLO)
《WBCで大谷翔平の二刀流の可能性は?》元祖WBC戦士・宮本慎也氏が展望「球数を制限しつつマウンドに立ってくれる」、連覇の可能性は50%
女性セブン
「名球会ONK座談会」の印象的なやりとりを振り返る
〈2025年追悼・長嶋茂雄さん 〉「ONK(王・長嶋・金田)座談会」を再録 日本中を明るく照らした“ミスターの言葉”、監督就任中も本音を隠さなかった「野球への熱い想い」
週刊ポスト
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン