結婚会見にも登場した菊五郎と吉左衛門
「菊五郎は、『まさか播磨屋さんと縁戚になるとは』とうれしげに口にしていました。双方の家族から祝福されていることが伝わる和やかな結婚会見でしたが、一方で“家同士の結婚”のような固苦しい印象も受けました」(前出・芸能記者)
菊五郎は結婚会見で、新妻に向けて、「奥さんは裏に回ってゼネラルマネジャーとして(頑張って)」「大変だと思うけど、徐々に覚えていけばいい」と語っていた。一方の吉右衛門は、跡継ぎがいないことを気にかけていた。
「菊之助の長男・尾上丑之助くんは、いずれは大名跡・尾上菊五郎を継ぐ存在です。とはいえ、吉右衛門側だって未来の三代目中村吉右衛門となる男児がいてほしい。そのため“2人目の男の子が生まれたら、播磨屋の養子にする”という話も出ていたそうで、やはり結婚する際に“家柄”を意識する側面はあったはずです」(前出・芸能記者)
「音羽屋」の屋号を持つ尾上家といえば、歌舞伎の世界では名門中の名門だ。それだけに菊之助の“嫁選び”は慎重に行われてきた。
浮上した江角マキコとの結婚
「独身時代の菊之助は、美人女優たちと浮き名を流しました。特に江角マキコ(56)さんとは一時は結婚間近とみられていましたが、江角さんがバツイチであることやふたりの年齢差がネックとなり、結局は半年足らずで破局。初めは江角さんのことを気に入っていた様子だった菊五郎も、やがて『結婚云々となると違います』と断言するようになりました」(前出・芸能記者)