一気に駆け上がった無双の大横綱たち

・千代の富士 1981年5月場所 13勝2敗(準優勝) 1981年7月場所 14勝1敗(優勝)

 通算1045勝、53連勝、優勝31回の国民栄誉賞横綱。新大関場所で11勝、翌場所は13勝を挙げた。2場所とも北の湖に敗れるも、3場所目は千秋楽相星決戦で北の湖を破って優勝し昇進。

千代の富士。通算1045勝、53連勝、優勝31回の国民栄誉賞横綱。新大関場所で11勝、翌場所は13勝を挙げた。2場所とも北の湖に敗れるも、3場所目は千秋楽相星決戦で北の湖を破って優勝し昇進(時事通信フォト)

千代の富士。通算1045勝、53連勝、優勝31回の国民栄誉賞横綱。新大関場所で11勝、翌場所は13勝を挙げた。2場所とも北の湖に敗れるも、3場所目は千秋楽相星決戦で北の湖を破って優勝し昇進(時事通信フォト)

・北の湖 1974年5月場所 13勝2敗(優勝) 1974年7月場所 13勝2敗(同点優勝)

 中1で初土俵、新三役から横綱昇進まで6場所。数々の最年少記録を作った怪童。大関2場所目に優勝し、翌場所は輪島に敗れるも同点優勝。大関を3場所で通過した。21歳2か月での昇進。

【プロフィール】
玉ノ井親方/元大関・栃東。先代玉ノ井親方(元関脇・初代栃東)の次男として生まれ、高校横綱になった後、角界入りした。大関に昇進した2002年の初場所で優勝し、その後4度の綱取りに挑戦するも、度重なる故障の影響もあって昇進には至らなかった。

取材・文/鵜飼克郎

※週刊ポスト2024年1月26日号

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