難関に阻まれて涙を呑んだ大関たち
・貴ノ花 1975年9月場所 12勝3敗(優勝) 1975年11月場所 8勝7敗
入門時から注目され、輪島と激しい出世争いを繰り広げた角界のプリンス。大関4場所で横綱になった輪島に対し、クンロク大関と揶揄された。在位50場所の名大関。
・小錦 1992年1月場所 12勝3敗 1992年3月場所 13勝2敗(優勝)
初土俵から12場所で新入幕。黒船来襲と騒がれ、外国人初の大関に昇進した。大関で3度優勝し、安定した成績を残したが、連続優勝がないとして1度も諮問されなかった。
・清國 1969年7月場所 12勝3敗(優勝) 1969年11月場所 9勝6敗
綺麗な立ち合いで知られる名大関。新大関場所で初優勝し、いきなり綱取りとなったがケガが原因で失敗。天敵の大鵬(通算4勝29敗)に阻まれ、横綱に手が届かなかった