東京・上野公園近くの都立高校の体育館で、シャトルがビュンと風を切る。選手を応援する声は時間を追うごとに大きくなり、白熱した戦いが続く──1月7~8日、「東京都高等学校バドミントン冬季ブロック大会(団体)」の予選リーグが開催された。
「東京都高等学校体育連盟が主催する団体の公式戦です。決勝トーナメントへの出場を懸けるだけでなく、チームのいまの実力を測り、来年度に備える重要な位置づけの大会です」(大会関係者)
この日、公式戦デビューを果たされたのは、筑波大学附属高校(以下、筑附)2年生の秋篠宮家の長男・悠仁さまだ。高校の部活の大会は会場校への入退場が自由というケースも多いなか、悠仁さまが行かれた会場校に限り、来場者名簿を受付に提出し、保護者やOB、OGは一斉に入場しなければならないというルールが設けられた。
中学校では卓球部に所属されていた悠仁さまが、本格的にバドミントンを始められたのは高校入学後だ。
「複数の部活を見学し、体験されたうえで選ばれました。休み時間にも自主練習に励まれ、躍動感のあるプレーを見せられるとか。技術は向上中で、2年生になられてからは新入生にアドバイスをされることもあるそうです」(皇室記者)
しかしこれまで、公式戦に出場する機会には恵まれていなかった。
「大会に出場できる部員は5-10人。筑附のバドミントン部は総勢25名ほどなので、試合に出場するには技術的に上位である必要があります。悠仁さまは、3年生の6月頃には部活を引退されるので、タイムリミットが半年後に迫るなかでの公式戦デビューとなりました」(学校関係者)
今回はダブルス、シングルス、ダブルスの3試合で争われる団体戦が2対戦行われ、悠仁さまが出場されたのは、2対戦目のダブルスだ。
「悠仁さまは一番手として出場されました。団体戦の一番手はチームに勢いを与えるポジションで大事な役割を任されたと言えるでしょう。この日、筑附は1対戦目に負けていますから、『勝たなくては』というプレッシャーを感じられたのではないでしょうか」(前出・学校関係者)
試合は21点先取の3ゲームマッチで、2ゲームを取ればチームに勝利をもたらすことができるが──。
「悠仁さまは床を蹴り、ラケットを振り、時折スマッシュを打って、光るプレーを見せられました。ただ、相手がブロック準優勝の強豪だったこともあり、悠仁さまのペアは12-21、9-21とストレート負け。チームとしても1勝2敗で敗北し、筑附は予選リーグ敗退となりました。ほろ苦いデビュー戦となりましたが、秋篠宮ご夫妻は健闘をたたえられたことでしょう」(前出・皇室記者)
悠仁さまはまだ2年生で、3年生になれば春の公式戦シーズンを迎えられる。ますますの「文武両道」のご活躍が期待される。
※女性セブン2024年2月15日号