国内

『虎に翼』を楽しんでいらっしゃる雅子さまと愛子さま 女性天皇への期待高まるなか、揺れるお立場に「日本初の女性弁護士の物語」を重ねられて

全国赤十字大会ではスピーチに目を潤ませる場面もあった(4月、東京・千代田区。写真/JMPA)

全国赤十字大会ではスピーチに目を潤ませる場面もあった(4月、東京・千代田区。写真/JMPA)

「均等法第一世代」として就職した女性たちが徐々に定年期を迎えている。仕事、結婚、出産、育児──さまざまな“壁”を乗り越えて自身の道を切り開いた彼女たちの苦労は並大抵ではなかっただろう。大きな希望を胸に、社会に羽ばたいていかれた均等法第一世代の雅子さま、そして今年雅子さまに背中を押され就職された愛子さま。おふたりに女性活躍の先駆者であった朝ドラの主人公が訴えかけるものとは──。

 愛子さまが日本赤十字社(以下、日赤)に入社されてから、間もなく2か月が経とうとしている。4月、5月はほぼカレンダー通りに出勤されている愛子さまが、職場に到着するのは、決まって朝8時半すぎ。

 出勤初日には「身が引き締まる思いです」と緊張気味に話されていた愛子さまだが、青少年・ボランティア課での仕事にも慣れてこられたようだ。少し余裕も生まれたようで、5月中旬には初となる単独公務もつつがなく終えられた。

 充実の初夏を迎えられている一方で、愛子さまの周囲がにわかに騒がしい。5月中旬に「毎日新聞」が実施した全国世論調査によれば、女性天皇を認めることに80%以上の国民が賛成したという。

「愛子さまのご活躍を受けてか、女性皇族が結婚後も皇室にとどまることばかりか、『愛子天皇』実現への期待感も高まっています。ご自身の将来が不透明ななか、愛子さまが精力的に仕事をこなし続けられるのは、毎朝出社前にご覧になっている、テレビドラマに勇気づけられているからかもしれません」(皇室記者)

 日赤が年に一度行う全国赤十字大会が5月15日に開催され、日赤名誉総裁の雅子さまが出席された。雅子さまは能登半島地震の被災地でボランティアをした学生や、ガザ地区で救援活動を行った看護師の話に熱心に耳を傾けられた。

「その日、愛子さまは雅子さまより数時間早く会場入りし、皇族としてではなく日赤の職員として、来場者の誘導や案内をご担当されたようです」(日赤関係者)

 愛子さまの奮闘のかたわらで、雅子さまは大会出席者との懇談にも臨まれた。

「出席者の中に、明治大学法学部出身の代議士がいたそうです。明治大学の法学部といえば、現在放送中のNHK連続テレビ小説『虎に翼』の主人公のモデルが通った大学です。雅子さまはいつもお会いされる相手の経歴や背景を事前に頭に入れられ、丁寧に話しかけられます。

 その代議士には出身大学をきっかけに、雅子さまから“『虎に翼』は見ていらっしゃいますか?”と話題を振られたそうで、朝ドラトークに花が咲いたとか。毎朝、愛子さまと一緒にご覧になられているのでしょう」(前出・皇室記者)

関連記事

トピックス

10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
「従業員の人が驚くといけないから…」田村瑠奈被告が母・浩子被告に告げた「殺害現場のホテルをキレイにした理由」【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
年末恒例行事の餅つきに参加した特定抗争指定暴力団山口組の篠田建市(通称・司忍)組長(中央)ら。2024年12月28日、愛知県瀬戸市(時事通信フォト)
《司忍組長の誕生日会では「プラチナ」に注目集まる》暴力団にとっての「代紋」、つけないケース増える「最近では名刺にも…」
NEWSポストセブン
浩子被告の主張は
「すごい、画期的だ…」娘・田村瑠奈被告と被害男性の“初夜”の日、母・浩子被告が夫に送っていた「驚嘆LINE」【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
怒り心頭のマツコ
《所属事務所社長の失踪で“消えた大金”》マツコ・デラックス“年収7億円”“20億円”説に「本当の金額はかけ離れている」と猛反論 
女性セブン
新証拠が明らかに(左は共同通信)
「深夜3時に猛ダッシュ」大木滉斗容疑者(28)の“不可解な奇行”を捉えた新証拠とエリート大学生時代の“意外なエピソード”《東大阪バラバラ遺棄》
NEWSポストセブン
イギリス出身のボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
「1000人以上の男性と関係を持った」金髪美人インフルエンサー(25)が“乱倫パーティー動画”削除の大ピンチ《世界に波及する“奔放な女”の影響力》
NEWSポストセブン
ビアンカ・センソリ(カニエのインスタグラムより)
《過激ファッション》カニエ・ウェストの17歳年下妻、丸出しドレスで『グラミー賞』授賞式に予告なく登場「公然わいせつ」「レッドカーペットから追放すべき」と炎上
NEWSポストセブン
女性皇族の健全な未来は開かれれるのか(JMPA)
愛子さま、佳子さま“結婚後も皇族としての身分保持”案の高いハードル 配偶者や子供も“皇族並みの行動制限”、事実上“女性皇族に未婚を強制”という事態は不可避
女性セブン
第7回公判では田村瑠奈被告の意外なスキルが明かされた(右・HPより)
《モンスターに老人や美女も…》田村瑠奈被告、コンテストに出品していた複数の作品「色使いが独特」「おどろおどろしい」【ススキノ首切断事件裁判】
NEWSポストセブン
『なぎチャイルドホーム』の外観
《驚異の出生率2.95》岡山の小さな町で次々と子どもが産まれる秘密 経済支援だけではない「究極の少子化対策」とは
NEWSポストセブン
出廷した水原一平被告(共同通信フォト)
【独自】《水原一平、約26億円の賠償金支払いが確定へ》「大谷翔平への支払いが終わるまで、我々はあらゆる手段をとる」連邦検事局の広報官が断言
NEWSポストセブン
浩子被告の主張は
《お嬢さんの作品をご覧ください》戦慄のビデオ撮影で交わされたメッセージ、田村浩子被告が恐れた娘・瑠奈被告の“LINEチェック”「送った内容が間違いないかと…」【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン